ブラックフライデーで散らかったショップアカウントを簡単に管理する方法

ちょっと投資は必要ですがツールを使って一元管理します。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。
ブラックフライデー&サイバーマンデーなど、DTMの限らずファッションとかゲームソフトとか、色んな場面でインターネットではセールが行われることが多いです。
ついつい財布の紐がゆるんでしまいますが良いものが安く手に入るので愉しいですよね。
で、インターネットのお店で買い物するという性質上避けて通れないのがショップのアカウントの管理ですよね。
いまはどこのサイトで買い物するにしてもIDとパスワードの登録が必須で、なかなか管理が面倒です。
「全部同じIDとパスにしてる」?サイバーセキュリティが叫ばれる昨今、それはヤバいです。やめておきましょう。
かといって、「全部暗記する」のは到底無理ですし、「ブラウザに全部覚えさせる」だと環境が変わった時面倒なことになります(特にPCとスマホの行き来)。
というわけで、そんなちらかりがちなアカウント情報について簡単に管理できる方法を本記事ではお教えしようと思います。
目次
パスワード管理ソフト「1password」を使え
結論としましては見出しの通りです。
世の中には、あふれかえるパスワードを一元管理するための便利なソフトウェアというものがあります。本記事では「1password」というソフトを紹介します。
1passwordでできること①: パスワードを記憶してくれる
言うまでもないんですがブラウザのパスワードマネージャーみたいにパスワードを記憶してくれます。
その最大の特徴は、保存された領域に使うマスターパスワードだけ覚えれば良いということ。
マスターパスワードを入録すると、ちょうどブラウザのそれのようにパスワードが保存された領域にアクセスできて、ログイン時に呼び出せる仕組みになっています。
で、アプリなのでWindowsやMac、後述しますがスマホで同期できて、ブラウザのようにそのときの環境に依存せずクラウドベースでパスワードを管理できるのが特長です。
さて、これだけだとブラウザのパスワードマネージャーと大して変わらないと思いますので、以降で更に説明していきましょう。
1passwordでできること②: ブラウザアドオンで簡単呼び出し
ブラウザのアドオンが存在します。Safari, Firefox, Chromeで使えるのを確認しています。
実際呼び出してみるとこんな感じ(Chrome)。だーっとパスワードが出てきます。
で、素晴らしく便利な点があります。まずひとつめは、ログインしたいサイトでこの拡張を使った時。
たとえばTwitterのログイン画面で拡張を開くと、こんな感じでTwitterのボタンが出てきます。これを押すと勝手にログインフォームにIDとパスワードが入力されます。ブラウザのパスワードマネージャー同等の入力が出来ます。
ブラウザのパスワードマネージャーと異なるのは、パスワードを管理されている領域自体がパスワードでロックされているので、ブラウザのように簡単に見られる心配がないという点ですね。
1passwordでできること③: パスワードを自動生成
新規登録するサイトが出てきた場合、ブラウザのパスワードマネージャーではできない機能があります。それはパスワードの自動生成&記憶です。
やり方は簡単、こんな感じでパスワードを入力する欄が出てきた時に、
「パスワード ジェネレーター」→「入力」と押します。
すると生成された複雑な文字列がPasswordの欄に勝手に入力されます(確認欄も込みで)。これでサービスごとに独立した複雑なパスワードを設定でき、記憶する必要なく管理できるという理想的な状態を実現できます。
10個や20個ならともかく、100サイトを超えてくると記憶は当然無理ですし、1個のパスワードで全部管理するのは危険すぎます。それについて仕組みのレベルから安全を確保する今のところ唯一の方法となっております。
1passwordでできること④: スマホアプリもある
この1password、スマホアプリがあります。
クラウドで同期しているので、パソコンで登録した新しいパスワードも、即座にスマホから読み出すことができます。iPhoneのChromeの場合、ブラウザ側からこうやって呼び出せるのでログイン処理も簡単です。
まとめ
1passwordを使うと、大量のパスワードを記憶なしで独立した複雑な文字列に設定できて、しかも記憶するのはそれを呼び出すためのマスターパスワード1個で良いから素晴らしく便利で安全だよ、という話でした。
ブラックフライデー&サイバーマンデーのようなセールって、性質上色んなサイトのアカウントを作って回らないといけなくて、管理が非常にめんどくさくなってくるんですよね。それに対するセキュリティ的な意味での管理・打開策として提案させていただきました。安く買ってもセキュリティが甘くて授業料が高く付いたら駄目ですし。
1つ気になるとしたらクラウド領域で管理しているのでそこが破られたら非常にヤバいことでしょうか。しかしクラッキングされると筒抜けになるのはどこも一緒なので、そう考えたら「日頃のリスクへの対処」という意味でやらないよりやったほうが絶対良いです。
ちなみに有料アプリでお値段5,000円。ちょっと、いやかなり高いですがセキュリティソフトを買うような感覚でおひとつ、いかがでしょうか(iPhone版は無料)。