ありんこ書房

今日から使える創作ノウハウ。時々エッセイ。ゴシックカルチャー。

人間嫌いの偏屈でも同人作家をそれなりに楽しむ3つのルール

   

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ディスコミュニケーション上等です。ほら、貴方もいっしょに。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

「コミュ障」ではなく「人間嫌い」

いや、この表記も正確ではないとおもっているのですが、
わたくし蟻坂は俗に言う「コミュ障」を通り越して人間嫌いです。

他愛もないお付き合いが嫌い

具体的には、多くのひとたちが疑問に思わないあらゆるコミュニケーションが嫌いです。
誕生日を祝うとか、結婚や入学や就職を祝福するとか、
わけもなく電話で長話するとか、食事を誰かと談笑しながら楽しむとか、
そんな和気藹々とした、メリット・デメリットを超越した関係が全部駄目です。

と言いながらも、
わたしは同人音楽の畑でゆる〜く誰かと協働したり、
SNSでたまにリプライを飛ばしたりする程度にはコミュニケーションを取ります。
まず、超コミュニケーション偏重傾向の同人界隈に長いこと居る時点で何かおかしいように見えます。

一見矛盾しているように見えますが、これは何故なのでしょうか。

特定の場合は抵抗がない

先に挙げましたように、
わたしは「よくわからないけど相手を称えなければならない」とか、
「会話で盛り上がらないといけない」とか、
興味ないことにリアクションして自分に嘘をつくのが許容できないんだとおもいます。

逆に、確実な双方のメリット・デメリットが提示されているビジネス的コミュニケーションや、
一見無償の行為でもなんらかの見返りや個人的な喜びが期待できることは問題なく行えます。
創作で人と関わるのも、自分が関心ある事柄なのをわかっていて「自分に嘘をつかない」と言えるからできるのでしょう。

しかし、ここまで偏屈だとそのうち色々敵に回して刺されかねません
が、なんとか自分の正義の上に立脚してここまでやれてます。何故でしょうか。

3つのルール

一応、頭の片隅において意識している3つのルールがあります。

わたしなんかの比じゃないレベルで「人間嫌い」のイカれた哲学家である中島義道さんは、
著書『「人間嫌い」のルール』でこのように述べています。

中島義道, 「人間嫌い」のルール(PHP新書) 「3 ひとりでできる仕事を見つける」の章より引用:

(中略)
:
いくつかの基本ルールはどんな組織においても成り立つように思われる。私自身のそしてさまざまなタイプの人間嫌いを観察してきた結果、組織の中で人間嫌いが(比較的)許されるのは、次の場合である。
(1)仕事ができること。
(2)勤勉であること。
(3)誠実であること。
:
(中略)
:
あなたが組織の中で自分の信念を貫くには、仕事ができることが必須の条件であり最大の武器である。あなたが組織にとって真に必要な人になれば、組織はあなたに冷たく当たることはないであろう。

会社勤めの場合、上の3条件を満たせば「組織に必要な人間」になれるので、
ある程度自分の正義を行使してもそう簡単には爪弾きにはされないし、組織もそれができなくなる、という論理です。

これを同人界隈の協働制作に置き換えてみましょう。
やることは非常にシンプルです。

  • 締め切りより早く、一定の品質の成果物を、毎回確実に提出する
  • メールにフェイスマークなど常識外の文章を書かない、誠実な文体を心がける
  • 非を素直に認める、大人の対応をする、嘘をつかない
  • しょうもないパクツイとか無節操なRTをしない

要するに相手にとって価値のある存在になろうと頑張るということです。
ちょっと更に毒を盛るとこれだけやってれば上位ランクイン(?)できると思います。

コンピ主催やサークルリーダーの側に立ってみましょう。
「人柄が素晴らしく良くてユーモアに優れていても、
締め切りぶっちったり、ふざけた文体のメール送ったり、連絡相談ろくにしなかったりするひと」より、
「ちょっとイカれてても自分の責務だけは完璧にこなすひと」のほうが任せる側として安心できますよね。
そういうことなんじゃないかとおもいます。

これが「偏屈で他もてんでダメ」だとほんとにただの嫌な奴なので、
誠実であることだけは死守すべきだと考えております。
たとえば「ありんこ書房」は、自分の考えとハウツーをまとめることでPVという形で価値が生まれ始めています。

才色兼備でコミュニケーションも上手で性格が良いひとに勝てないのは当然ですが、
そんなレアキャラ同人に限らずどこを探しても早々居ませんので、気にしなくて良いと思います。
たぶんわたしに限らず誰も勝てません。

むすび

若干自分語りが過ぎましたが、いかがでしょう。
意外と空気を破壊しながら真っ直ぐ歩いてもなんとかなるという感触を最近つかんでいます。

SNSはコミュニケーション偏重で、人間嫌いの偏屈にとって過ごしにくい環境に思えますが、
インターネットには色んなひとが居ることも、SNSは同時に可視化することができました。

twitterなんかだと、300人くらいフォローしたら2〜3人くらいは気の合う人にきっと出会えますので、
リムーブとブロックを容赦なく繰り返しながらでいいですから、居場所を探してみてください。

中島義道さんの『「人間嫌い」のルール』は特にブレイクスルーになった一冊で、
もっとわたしのような偏屈どもと共有したいんですが、
これを読み込んだ上で考えると、実はこの本を下手に広めるのも矛盾しているように思えますので
ひっそり広告して終わっておくことにします。

ちなみに、タイトルにも在る「ルール」とは本記事で扱った3つではなく、
もっと詳細で具体的なものが最後にまとめてあります。

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