ありんこ書房

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完全栄養食「BASE PASTA」は、同様の完全食「COMP」と何が違う?

      2017/10/16

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COMPは時短特化、BASE PASTAは健康に上質な食事を楽しむ、という意図がありそうだとわかりました。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

この間、完全栄養食として「COMP」という日本版ソイレントと言える大豆ベースの飲料の紹介を記事にしました。
(参考: 完全栄養食「COMP」は、ソイレントと何が違う?)

完全食 COMP | 株式会社コンプ

で、これに引き続き、2017年にBASE PASTAなる新たな完全食が日本からデビューしました。

BASE PASTA(ベースパスタ)|ベースフード株式会社

BASE PASTAはその名の通りパスタ状の完全食で主原料は小麦、COMPは飲み物で主原料は大豆と、大きく方向性が異なるように思えます。
……が、消費者視点として「完全食」としてカテゴライズされてるなら何が違うのか気になるじゃないですか。

というわけで、本記事では「BASE PASTA」と「COMP」の違いについて実際に手に、じゃなかったお腹に入れてみた体感から良いところを比較してみようと思います。ちなみに7,000字近くあって超長いので覚悟してください。

BASE PASTAがCOMPより優れているところ

まずはBASE PASTAから。見るからに想像できる話かもしれませんが。。。

咀嚼できる

COMPは大豆を原料としたドリンク型の完全食であるため、咀嚼ができません。これは以前の記事でも述べました。

これに対して、BASE PASTAはパスタなので咀嚼ができます。これは従来の完全食における問題を解決できています。

パスタだ!噛める!(ピンぼけ失礼)

試しに食べてみたのですが、単に咀嚼できるだけではなく、老舗製麺所の製造によるもちもちとした本格的な生パスタの食感でした。後述しますがかなり食べ応えがありますし、下手な冷凍食品のスパゲッティより本格的にパスタしてます。

糖質OFF

開発元のBasefoodさんによりますと、現代の食生活にあわせて糖質をカットされています。

BASE PASTA(ベースパスタ)|ベースフード株式会社

糖質
50% OFF ※2

※2 同じ重量の生パスタ(食品標準成分表2015年版)との比較

これ、現代ってお菓子やらなんやらで糖分の摂取量が多くなりがちという困った問題を抱えていまして、それでも人間が甘いものを欲するのは「判断が原始時代のまま進化していないから」と言われています。

具体的には、原始時代は食事がずっと手に入ると限らなかったから、重要な栄養である糖分は摂れるときに摂っておくという思考が働くのだそうです。
【引用】サピエンス全史(上巻) 第3章 狩猟採集民の豊かな暮らしより:

もし石器時代の女性が、たわわに実ったイチジクの木を見つけたら、あたりに住むヒヒの群れに食べ尽くされる前に、その場で食べられるだけ食べるのが最も理に適っていた。カロリーの高い食べ物を貪り食うという本能は、私たちの遺伝子に刻み込まれているのだ。今日私たちは高層アパートで暮らし、冷蔵庫には食べ物があふれているかもしれないが、DNAは私たちが依然としてサバンナにいると思っている。だから私たちは、冷凍庫にアイスクリームの容器を見つけると、空になるまで中身をせっせとスプーンで口に運び、ラージ・コークで胃袋に流し込む。

……が、現代は飽食の時代、そんなことやってたら糖尿病一直線というわけで、なんとか減らせるところは糖質OFFしつつ愉しく食事を取れたら嬉しい、という考えに至ります。

COMPは炭水化物を含めて全栄養を100%満足するような設計であるのに対し、BASE PASTAはそこんとこBASE PASTA以外の食事も念頭に置いて設計されていると思われます。

食事をしっかり愉しむ人はBASE PASTA、徹底的に省略する場合はCOMP、といった住み分けが成り立ちますね。

Amazonで調達できる

COMPは基本的に直販から購入する必要があるのですが、BASE PASTAはAmazonでぱっと買えます

これがデメリット的に作用することは後述しますが、やっぱりなんかのついでに買えるというのはアドバンテージになります。ちなみに発送もAmazonが行います。

「食事した感」がある

そして最後にCOMPとの決定的な違い。とにかく食べ応えがあります

もちもち食感のパスタであることは先程述べた通りなのですが、145gあってお皿にそれなりの量が盛り付けられるので、しっかり噛みながら食べると15分〜20分くらいかかった気がします(ちなみにわたしは食事が遅いです)。

一瞬で飲み干せるCOMPと違って非常に「食事をした」という感覚的な満足感があります。一方時間がかかるというのは言い換えると「しっかり食事を摂る」という意味になり、COMPとは趣旨が変わってきます。やはり食事のメニューの一つとして扱うのがBASE PASTAの適切な運用といった印象がありました。

そして何より、ヒトと食事というのは切っても切れない関係にあります。従って、日々の食事そのひとつひとつを「しっかり食べた!」「美味しかった!」と感動できるのはQoLの観点で非常に重要で、これはCOMPにはなし得ない強みであると思いました。ピンとこない方は入院したときの点滴or流動食生活みたいなのを想像していただければ、どれだけ食事が重要かイメージできるかと思います。

COMPがBASE PASTAより優れているところ

お次はCOMPがBASE PASTAより優れているポイント。これも直感的に想像できるかもしれませんが。

準備と片付けが圧倒的に早い

はい、BASE PASTAより準備と片付けが圧倒的に早いです。

BASE PASTAが「2分熱湯で茹でる」という手続きが必要です。

「2分だけ茹でる」でも十分早いですが

従いまして、

  • 沸騰させるまでの時間
  • ゆで時間

が必要なのに対し、COMPは原料に水を加えて振るだけなので1分くらいで終わります。

後片付けもCOMPは超簡単で、原料を入れたシェイカー + (移し替えているならば)コップを洗えば終了します。そのまま飲んじゃえばシェイカーをさっと洗えばおしまいですね。

対してBASE PASTAは鍋と盛り付けたお皿を洗う必要がありまして、COMPのシェイカーより大きくて重いので、洗い物の数としては普通の料理より圧倒的に少ないのは事実ですが、面倒くさい度合いが体感的に大きいです。

【2017.03.12追記】
鍋ナシで超簡単に調理する方法を、以下の記事で提案してみました。これで面倒ともオサラバできます。
(参考: ズボラ特化!COMP並に楽して完全食BASE PASTAを調理する裏技)

摂取に要する時間も圧倒的に早い

そしてCOMPがBASE PASTAより非常に優れているのは摂取が圧倒的短時間であるということ。

水を入れて振ることで出来上がるのですが、3分くらいで飲み干せるので時間の浮き方が半端ないです。「クリエイティブなことに時間を割きたいが、健康は損ないたくない」という現代的なお悩みをお抱えの方は、COMPを選択するのが良いでしょう。

BASE PASTAはそこんとこ茹でる + しっかり食べる + 片付ける があるので、かかる時間としては惣菜を買ってくる「中食」に似たところがあります。

中食 – Wikipedia

中食(なかしょく、ちゅうしょく)とは、家庭外で調理されたものを、購入して持ち帰るあるいは配達を受ける等によって、家庭内で食べる食事の形態。

従いまして、「食事時間をとにかく短縮して栄養を満足する」がCOMPの目的、「しっかり美味しく食べつつ栄養を簡単に満足する」がBASE PASTAの目的という違いがあります。食事にどれくらいのウェイトを置くかの違いですね。

BASE PASTAの場合は「パスタ」という主食ポジションなので、ご自分で付け合せを用意するなどの愉しみも出てくるでしょう。COMPは単独で完結する方向性が見て取れます。

定期購入サービスを活用できる

BASE PASTAはAmazonでついで買いができると述べましたが、一方COMPは直販限定ならではのメリットがあります。

それは「定期購入サービス」というもので、購入金額の5%が割引されます。加えて、指定時間帯の配達(日付・曜日指定)ができるので、Amazonプライムの時間帯指定みたいな柔軟性があります。サイクルの変更は簡単に可能です。

定期購入サービス(公式サイトより)

また、直販であることの副次的な作用として転売業者の毒牙にかかりにくいというのがあります。

BASE PASTAはAmazonで売っている関係で悪い転売業者がマーケットプレイスで割高出品するという事態が発生していまして、そこんとこ注意が必要です。COMPはそもそも直販から買えば間違いないのでそこんとこ難しく考える必要がありません。

【2017.04.26追記】
BASE PASTAも直販から定期購入ができるようになりました!これでこの点については互角ですね。

賞味期限が圧倒的に長い

COMPの賞味期限は1年間です。大量に買いだめしてもまず駄目になりません。

だいぶ前に買ったCOMP。まだまだ持ちます

対してBASE PASTAの賞味期限はおおよそ2ヶ月ちょっと。パスタにしてはかなり長いと思いますが、「完全食」カテゴリで比較した場合、やはりCOMPの1年には遠く及ばない値になります。

おととい買ったBASE PASTA。5月までのようです

つまり、BASE PASTAを調達する際は買い過ぎに注意しないと駄目になるってことですね。

COMPはそこんとこ貯蔵しておいて任意のタイミングで置き換えられる柔軟性がありますので、やはり「食事面倒くさいときのピンチヒッター」として活躍してくれる感じです。BASE PASTAはあくまでも食事の一環という設計がここにも垣間見えます。

あとはほら、土砂崩れとか大雪で物流が途絶えて店にモノがない上に冷蔵庫に何も入ってない、というときも安心ですね(余談)。

両方あまり変わらないところ

価格

価格ですが、BASE PASTAは1食650円です。Amazonで個数指定するとダンボールにどばーっと入って緩衝材に過剰梱包された状態で送られてきます(どうでもいいですね)。

【2017.04.26追記】
2017年4月26日から、定期購入サービスを活用すると、20食9,400円(13.9%オフ)で買えるようになりました。これで単価は9,400 ÷ 20 = 470[円] と500円を割り、COMPよりお得感が出てきました。

COMPはVer3.0だと一番安く付くのが16Packsの50,000円(直販より)。弊ブログの読者層はアクセス解析によると20代男性が多いらしいので、20代男性で、DTMとかが趣味なら運動量は少ない(偏見)と仮定すると1回の摂取量は「422ml/回(176g)」です。

1食分の計算(公式サイトより)

で、16packsは1袋925gですので、全体で 16 × 925 = 14800[g]、176gで割ると 14800 ÷ 176 = 84[食] くらいになりそうです。
ということは、16Packsの購入価格50,000円を84食で割れば1食分の単価がわかりますので、50,000 ÷ 84 = 595[円/食] ですね。

てことであんまり差がないことがわかったかと思います(【2017.04.26追記】COMP16Packs、BASE PASTA単品の場合に限り)。両方600円前後→完全な栄養の対価としては悪くないかと思いますが、いかがでしょう。
ちなみにCOMPは女の人だともうちょっと安くなりますし、運動量の多い人だと少し高くなる見込みです。

【追記2017.04.26】
実は定期購入サービスを使うと話が変わってきます。COMPの大きい袋のやつを20台男性(1回176g)で摂った場合の価格と、BASE PASTAの一食分の価格を並べてみました。
商品価格だけ見比べるとBASE PASTAのほうが安くつきますが、前述のように保管性や味に差がある他、BASE PASTAはパスタソース代も考慮に入れる必要があるため注意してください。

プラン COMP BASE PASTA
定期購入1 2Pack 6,650円(632円/食) 10食 5,000円(500円/食)
定期購入2 4Pack 12,825円(610円/食) 15食 7,400円(493円/食)
定期購入3 8Pack 24,780円(588円/食) 20食 9,400円(470円/食)

プレーンのとき、味にクセがある

COMPは大豆ベースの飲料型完全食、というわけで豆乳を薄めて少し甘くしたような味がします。正直言ってそのまんま飲んでもあんまり美味しくないしすぐ飽きる妙な味です。

で、BASE PASTAは主食ポジションなので、COMPの未来的な感じと違い家庭的な印象を持たれるかと思います。もしかしたらCOMPのように合理性特化ではなく、味にもこだわりが……?と考えました。

美味しそうなイメージの数々(公式サイトより)

……なんですが、食べてみた感じ味のクセはありました。なんというかパスタというより蕎麦っぽい風味がするんですよ(色も)。あとチアシード配合の関係かもちもちの中にプチプチした食感があります。たしかに生パスタしてるんですが、本物と比べると「パスタ」とは似て非なる何かである印象はありました。

ゆでたてプレーン。独特な見た目

BASE PASTAはCOMPと違って明確にそのまんま食べるべきではないので(ゆでたスパゲッティそのまんま食べる人は居ませんよね)、アレンジによって美味しくできます(後述)。COMPも味付けは可能ですね。なので「クセ」はあまりデメリットでもないかなーと個人的には思います。

味付けのバリエーションが豊富

COMPもBASE PASTAも、味付けのアレンジが可能な設計になっています。前述の「味のクセ」はこれで克服すると良いでしょう(というかどちらも公式に推奨されています)。

COMPの場合粉末のココアとかオレンジジュース割りとか、液体に混ぜられそうなものだったらなんでもアレンジが効きますので、味付けの幅は非常に広いです(当たりハズレあるみたいですが)。

個人的にはスムージーの素を使うのが楽で保存も効くし調達も簡単なのでおすすめです。
(参考: 完全食COMPの味付けにはNatural Healthy Starndardのスムージーが最強である理由)

対してBASE PASTAはそもそも味付け前提の設計です。なので、COMPがユーザーによる実験に依存しているのに対し、BASE PASTAは公式による提案が揃っています。

詳細はBasefoodさんのブログをご覧になるのが良いでしょう。単純な工夫ではなくイタリアンの名店による匠のアレンジが紹介されていますので、こだわれば愉しく食事できそうです。

BASEFOOD’s BLOG

なので「かなり美味しくする技」に幅があり、「おいしく食べる」という観点ではやはりBASE PASTAに軍配が上がるかなーといった印象です。ちなみに面倒くさい人は「青の洞窟」のパスタソースを強くおすすめします。Amazonでまとめて買えるので調達も簡単です。「ペペロンチーニ」で試してみましたが、ふつーのスパゲティ・ペペロンチーニみたいで、とっても美味しく頂けました。


あ、あと言うまでもありませんが完全食なので栄養価は両方十分です

成分・アレルゲン

さて、成分と、個人的に完全食というか食べ物について回ると思っている課題がアレルギー。こればっかりは両方まだまだ頑張っている最中といった感じです(っていうか、解消できる課題なんですかね?)

COMPの場合

COMPは原料が大豆で、他に含まれる成分を含めて大雑把に列挙すると

  • マルトデキストリン
  • 大豆
  • コーンシロップ
  • 植物油脂
  • アカシア食物繊維
  • 乾燥酵母
  • (一部に乳製品・大豆を含む)

大豆が主なアレルゲンのようです。

BASE PASTAの場合

BASE PASTAは小麦ベースでパスタ生地を作っているので、原材料はCOMPよりいろいろ書いてありました。

  • 小麦全粒粉
  • 小麦タンパク
  • もち米
  • ビール酵母
  • 小麦胚芽
  • チアシード
  • 海藻パウダー
  • 真昆布粉末
  • 打ち粉(加工でん粉)
  • (原材料の一部に大豆を含む)

圧倒的小麦でした。小麦アレルギーの方は控えたほうが良さそうです。プレーンの風味は蕎麦っぽいと先ほど述べましたが、蕎麦成分はなさそうです。

この成分・アレルゲンの話はあまり深入りした話ができるほど知識がないので、適当に列挙する程度に留めておきます。参考まで。

まとめ

というわけで、日本初のイノベーティブな食料「COMP」「BASE PASTA」の2つを、ざっくばらんな観点で主観的に比較してみました。

結論としましてはCOMPは時短特化で、よそごとに時間割きたい人向け、BASE PASTAは栄養バランスを難しく考えずに、かつ美味しく食事を摂りたい人向けであると言えそうです。

両方栄養を満たすという観点では問題ありませんし価格差もそう大きくないので、場合によっては複合して摂ってみるのも面白そうですね。興味を持ったあなたも、時と場合に応じて2つのイノベーションを活用していきましょう。COMPの合理性は素晴らしいですが、BASE PASTAの「美味しく愉しく食事」という観点も素晴らしいです。重ねて申し上げますがペペロンチーニ味にしたBASE PASTAはとっても美味しかったです。

ちなみにわたしは完全食に大きな目的があるというよりか、ただのスタートアップオタク(かっこよく言えばアーリーアダプター)なだけです。

BASE PASTA(ベースパスタ)|ベースフード株式会社

完全食 COMP | 株式会社コンプ

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