ありんこ書房

今日から使える創作ノウハウ。時々エッセイ。ゴシックカルチャー。

今日から読書家・小説家になれる!「ショートショート」というジャンル

   

スポンサードリンク

「原稿用紙1枚で終わる小説」という選択に衝撃を受けたので紹介します。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

活字を読む・書くことのハードルの高さ

わたしは知り合った人に「本を読むといいよ、数時間でたくさんの発見があるよ」という具合に
読書を一方的に進める癖があるのですが、
実際のところ活字嫌いの人にその魅力が伝わるかって言ったら難しいですよね。

多分、読書をしよう、と意気込んでしまうと
全く読み方とか経験がない状態から数百ページにわたって書いてある活字の山に目を通さないといけないのが
たまらなく苦痛だからなんじゃないかなーと思います。終わりが見えませんし。

一方で、そういう方でもブログ記事だったらそれほど抵抗なく読めるので
「短く、コンパクトにまとまっている形式なら問題がない」とも言えそうです。

これは書き手に回った時も多分同様で、書き方のメソッドがつかめないまま
何万文字も書かないといけないというのはかなりハードルが高く見えます。
なんとか取り掛かりが楽な方法はないものでしょうか。

という考えに至って見つけたのが、本記事で紹介します「ショートショート」という小説のジャンルです。

ショートショートというジャンル

正確にはジャンルというか文章の形態を指します。

ショートショート – Wikipedia

長さに規定はないが、一般的には原稿用紙20枚に満たない作品を指す。さらに短いものは掌編小説と呼ばれるが、掌編小説とショートショートを区別しない場合や、「ショートストーリー」(SS)として一括する場合もある。ジャンルは、SF、ミステリー、ユーモア小説など様々。ワンアイデアの面白さを追求し、印象的なオチを持たせる傾向がある。

もう少し具体的に書きますと、最近のものだと400字〜2,000字という超短文のものもあります。
弊ブログが1記事だいたい2,000字くらい、twitterのtweetが1回最大で140字ですので、
いかにコンパクトに取り掛かりからオチまでまとまっているかお分かりになるかと思います。

「小説を読みたい」と考えている方も、「小説を書きたい」と考えている方も、
これくらいのスケール感ならなんとかなりそうな気がしませんか。

弊ブログをご覧の方は創作に関心がある方が多いかと思います。
せっかくなので、物書きへの取り掛かりも見てみましょう。

ショートショートに触れてみる

読み手として

このジャンルですと星新一さんが王道です。

アンソロジー的に小作品が幾つも幾つも1冊の本にまとまっている形式で、
おまけに一編が先ほど書きました通りすごく短いので、「スキマ時間にちょっと読んでみる」ということができます。

スキマ時間に読むというだけなら他の小説でも可能ですが、
必ず完結するまで読めるという特徴がありますので、
読書が苦手な人の「終わりが見えないのでダラける」というアレを防止することができます。

また、「ショートショートは星新一でしょ」と言われても好きなジャンルと一致してない人もいらっしゃると思いますが、
例えばミステリーにもショートショートがあります。

若い人でも読みやすい文章、現代的な文章、
あるいはエログロナンセンス的なものを期待されている方は、
乙一さんの「ZOO」がイチオシです。
ただし、一話の分量はちょっと多めです。10ページ以上はあります。

お金を出したくない?Kindleストアには0円商品もあります。

という具合に「ゆるく手を出して短い時間でサクッと読んで」というスタイルに非常に向いていて、いろいろ揃ってますので
活字が苦手なあなたにとっても、読書体験の取り掛かりとしてお勧めできます。

書き手として

さて、創り手の端くれとして気になってくるのが、
こんだけミニマムなら自分でもできるんじゃないかという期待です。

結論から申し上げますと十分に可能です
特に絵とか音楽のどれか1個しかできない方、可能性は開かれていますよ!

ショートショートというのは短い中で起承転結やオチをはっきりさせないといけないので、
中華料理のような手順のスピード感が求められます。
一般的には「テンプレート的書き方」になぞるのが良いようです。

こちらの本は、その「テンプレート」が数種類あり、どうやって使っていくのか、
実際に仕上げたらどうなるのか、というのをそれぞれテンプレートで伝えたい目的と大量の作例で解説されています

起承転結を繋ぐための文章表現のパーツが提供されていますので、
あとは表現したい主題に則って肉付けをしていくだけでオリジナルのショートショートが完成してしまいます。

テンプレートは「描きたい葛藤」とか「投影したい内容」という表現目的に応じたものがたくさん揃っていて、
それらを使った作例も、一つのテンプレートにつき文字数様々に10種類くらいずつ掲載されていますので、
インスピレーションの刺激にも役立ちます。

ほら、こんなに具体的に書いてるんですよ。しかもそれを使った作例つきで。
「書けない!」という方が難しいくらいじゃないですか。
shortshort-temp

もうちょっと長く書けるな、とか、少し表現の幅を広げられるな、と思ったら
その時初めてテンプレート依存から脱却すればいいのです。本書は取り掛かりとしていい材料になるかと思います。

まとめ

というわけで、読むにしても書くにしてもショートショートから始めたら細く長く続けられるんじゃないか?という話でした。

特に書き手側になった時ですが、
今はtwitterとかnoteとかカクヨムなんかで文章を発信するのが非常に簡単になっています。
特にnoteはマネタイズに向いていますので、
インターネット小説家デビューのハードルは少し前と比べても圧倒的に低くなっているのは間違いありません。

そうそう、ここまで書いといてなんですが、わたし個人は今の所その辺の活動は予定していません。
誰か始めてみてください。読みますし宣伝しますよ。

 - , 読み物 , , ,