Amazonのサービスが改悪しそうなら、ヨドバシ.comとomni7はいかが

日本のお店ですし、Amazon嫌いなひとにもおすすめの話です。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。
Amazonのサービス見直し
ちょっと前にAmazonが一般会員に対する送料を設定しました。
Amazon.co.jpが発送する商品のご注文金額(ギフトラッピング費など手数料およびAmazonギフト券を除いた商品小計)が2,000円(税込)以上の場合は通常配送料は無料ですが、満たない場合には配送料として350円がかかります。複数のお届け先を指定された場合、1配送先ごとの注文金額が2,000円(税込)以上の場合に、通常配送料が無料となります。
で、プライム会員についてはこの送料がかからないということで、
他にも色んな優遇がなされてるし、プライム会員がいいよ、という考えだったりしたわけです。
しかし、一方でこんなキナ臭い噂もあります。
Amazonの「全品送料無料の廃止」が意味するもの プライム会員はもう逃げられない?
記事中では、プライム会員の会費引き上げの可能性と、一般会員の負担増による囲い込みリスクについて
述べられています(以下引用)。
そして事実、米国ではプライム会員の年会費は年々引き上げられています。当初は50ドルだったところが、段階を踏んで現在は99ドルと、なんと倍に。日本の年会費は前述の通り3900円なので、米国と比べると現時点で半額以下です。それだけに、今後の値上げは十分に予想される事態です。
今回のアマゾンジャパンの「全品配送料無料の廃止」は、つまりそうした文脈の中で受け取られているのです。プライム会員への対応はそのままに、一般ユーザーへの負担を増加することで、結果的に「利用者全員がプライム会員にならざるを得ない」(ならないと明らかに損をする)ようなことになりはしないかと、危惧(きぐ)されているというわけです。
ふむ、米国に値上げの実績があるということならば、説得力がありますね。
ただ、実際あまりにも安すぎるので、サービス品質の維持のためにはしょうがないところもあるのかなーと思います。
とはいえ、日用品の買い物に月あたり1,000円くらいを払うとして、
多くの人がそのサービスの価値を認めて支持するのか……?というと、疑問もちょっとあります。
てことで、今のうちに代替になるECサイトを挙げておきましょう。
(なんかどこかの記事で見たことあるような流れですね)
代替案は今のところ2つ
Amazonの強力なポイントのもっとも基本的なところは、なんでも売ってるところです。
もともと本屋だったのに、電化製品、食品、雑貨に家具、日用品まで広く取り揃えています。
とすると、それだけの商品カテゴリの取り扱いがあるということが大前提になります。
その上で、セキュリティの観点から一括して1つの会社がサービスの管理している、
忘れてはいけないのは発送が早い・送料が(条件付きでも)かからないというあたりでしょうか。
これらを概ね満たせるのは、ヨドバシ.comとomni7(セブンネットショッピング)の2つかなーと思います。
代替案1: ヨドバシ.com
家電量販店のヨドバシカメラが運営するネットショッピングサイトです。
てことは「電気屋さん」っぽい品揃えなんじゃないの?と思われるかもしれませんが、
Amazonが本屋から世界一のECサイトになったように、ヨドバシ.comは電器店から始まっているだけでなんでも置いてます。
カテゴリの例としては以下の通りです(カッコ内脚注)。
- 食品・飲料(お菓子もあります)
- ベビー・おもちゃ・ホビー(ベビー用品まで!)
- ホーム・キッチン(生活雑貨・家具もバッチリありました)
大まかなカテゴリベースだとAmazonと対して変わりません。
化粧品とか日用雑貨、風邪薬なんかもあるので、ひきこもりライフを送りたいわたしみたいなひとでも安心です。
風邪薬はめったに使わないんですけどね。
ちょっと意地悪して「ダダリオ」とか検索窓に入れてみてもしっかりギターの弦が出てきたので
これくらい網羅していれば個人的には文句なしです。
Amazonもマーケットプレイスに依存しているところがあるので、だいたいこんなもんでしょう。
サービスについても、配達料金無料&全国土日祝日も高速配達をうたっています。
特に時間指定も無料ということでAmazonプライムより優れています。
……逆に、無料でいいんでしょうかね、いくらか払ってもいいと思うんですが。
ということで、これだけ追従していたらAmazonと好みで選べるレベルなんじゃないかなーと思います。
今のうちに検討しておいても良いかもしれませんね。
あ、服(ファッションカテゴリ)だけはビミョーでした。
餅は餅屋ってところでしょうか。服のネットショップなら楽天とかYahooにたくさんありますし。
代替案2: omni7(セブンネットショッピング)
ヨドバシほどではありませんが、最近頭角を現し始めているのがセブン&アイグループのomni7。
ちょっと前までヨーカドーやらなんやらのサービスが滅茶苦茶に入り乱れて酷いシステムだったんですが
omni7開始と同時に最適化されて大分使いやすくなりました。
omni7のユニークで強力なところはコンビニ受け取り送料無料の一点ですね。
宅配便だとどうしても待ち構える必要があるのですが、そのへんにあるセブン-イレブンを使えば解消できます。
鳥取県にお住まいの読者の方、なんかごめんなさい。
品揃えは日用雑貨、化粧品、服、収納家具、一部の生活家電といった具合に
小物が中心です。ヨドバシ.comと比べると「生活の全てを網羅する」といったわけではなく、
さっきのダダリオを検索窓に入れるイタズラじゃないですけど、趣味を手広くカバーするには至っていません。
てことなので、比較してしまうとAmazonやヨドバシ.comと比べるとまだまだ不足が目立ちます。
一方で、すぐ必要になる消耗品の補充についてはコンビニ受け取りを活用してパッと手配できるので
上手く使い分ければ良いんじゃないでしょうか。
あと本とかCDについてはポイントもつきますし、omni7限定の特典がついたりします。
まとめ
ということでちゃんと調べてみたら意外とAmazon一強でもないなということがわかりました。
この間Amazonのクレジットカードがいいという話(→ 【本と音楽が好きな同人作家のクレジットカードは、Amazonのゴールドカードが最適】 )をしましたが、
もし懐疑的になっていて「そうは言ってもなー」とお考えでしたら、こういう選択肢もあるよということで
参考にしていただけたらと思います。
ちなみにわたしはAmazonに超依存しているので(特にKindle)、
ここで簡単に乗り換えるわけにもいかなさそうです。多少ならお金出すのでいいんですけれども。