ありんこ書房

今日から使える創作ノウハウ。時々エッセイ。ゴシックカルチャー。

本を読む速さが3倍くらいになる具体的な3つの速読スキル

   

スポンサードリンク

フローリーディング、フォトリーディング、スーパーリーディングの概略です。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

わたくし、この記事を書く1年くらい前(2016年1月?)から読書をはじめまして、紆余曲折あって大体月20冊ペースくらいで読んでいます。

読み始めの頃は10冊行かないくらいだったのですが、ちょっと考えながら読むとスピードを上げられて、かつ要点を掴むことができますので、本記事では多読や読書習慣がまだ付いていない方向けに、それを補助する読書スキルを、参考文献と共にお伝えしようと思います。

先に断っておきますが小説には非常に使いにくいです。エッセイ、ビジネス書などの読み物系に活用してみてください。

使えるかも?3つの速読スキル

見出しで かも? としているのは個人差があるためです。本質的なところを押さえてご自分に合った方法を選択してみてください。

1: フォトリーディング

いきなりオカルティックな方法であれですが、プロセスとして有用なので紹介しておきます。

フォトリーディングというのは、その名の通り写真を撮るかのように1ページ1ページを数秒オーダーで次々めくっていく読み方です。

準備を含めた手順としましては

  1. その本を読む目的を確認する(準備)
  2. 文章をざっと見渡して、最後まで読むべき内容か確認する(プレビュー)
  3. 本の1ページ全体を俯瞰するような見方をして、1ページ数秒の猛スピードで流していく(フォトリーディング)
    • このとき、この本のキーになる単語(トリガーワード)を意識して20個ほど挙げておく
  4. 読み終わったら、トリガーワードと目的を紐付けて、「知りたいこと」に関する質問を作る(ポストビュー)
  5. 後述するスーパーリーディングなどの速読みを活用し、質問に対する答えを特定する(アクティベーション)

どちらかと言えば読書の方法というより本の内容を効率よく理解する方法と言ったほうが正しいでしょうか。実際一字一句読まずに、自分が本を読む目的にフォーカスして、その回答をつまんでいくプロセスなのはなんとなく読み取れるかと思います。

ただ、ステップ3の「1ページ数秒で流す」っていうのがほんとにそんなことできるのかよってわたし自身正直なところ思っているフシがありまして、そこについてはあまり拘らなくても良いかと思います。ちなみに10秒くらいなら十分可能です。

本質的な部分は、上記の手順に書きましたようなプロセス全体です。1個1個のステップにも心理学のフロー状態とか錯覚、脳の仕組みをフル活用した結構大変なシステムになっていますので、その詳細は以下の書籍に譲ります。超胡散臭いタイトルですし実際半分くらいオカルトなこと書いてますが、プロセスの理解自体については大変有用です。

2: スーパーリーディング

前述のフォトリーディングに関連して、内容を効率よく掴む方法に「スーパーリーディング」というものがあります。
ついでに「ディッピング」についても紹介します。

これについても、先程の参考書籍が具体的な方法を述べています。個人的には1回読んだ本を効率よく高速で読み返すのに非常に有用です。

  1. 目的や答えがほしい質問に従って、興味を惹かれた章を開く
  2. その章のページを適当に眺めながらぱらぱらめくっていく
  3. 気になった箇所を見つけたら(直感で良いです)、一文〜二文の意味を掴み取る。メモしても良い(ディッピング)
  4. 目的や質問の答えに対応するように、1〜3を繰り返す

ピンと来ないと思いますので、画像で解説しますとこんなイメージです。

スーパーリーディングのイメージ

つまり全部読まないで重要な箇所だけ拾い上げる具体的な手順ということになります。パレートの法則ではありませんが、本1冊100%全部理解しないと要点がわからないということはありません。

前節のフォトリーディングでだーっと内容を追いかけて、直後に「わからないこと」を挙げてスーパーリーディングで集め直す、という感じです。

1から10まで精読するより効率よく「その本を読む目的」を達成できるのがなんとなくイメージできるかと思います。例えるなら辞書をひくときに最初から読まないのと似ています。

……小説だと使いにくい、と最初に断ったのは、物語をトレースする特性上、前後を行ったり来たりするこの読み方はおかしなことになるからです。

スーパーリーディング、ディッピングについても参考文献はこちら。

3: フローリーディング

最後にフローリーディングですが、今まさに読書週間を身に着けたい!とか、自分は読むのが遅い!と思っている方におすすめの方法です(前2つは慣れてきた人じゃないと導入ハードルが高めです)。

ひとことで言えば熟読の呪いから解放されるための手法です。どうせ熟読しても全部覚えられるわけがありませんし、要領よく理解するほうが賢いですよね。

こちらの読み方では「ワンラインサンプリング」「ワンラインレビュー」という手法が薦められています。

  1. 面白かったポイントを1行でノートに書く。ページ数も添える(ワンラインサンプリング)
  2. 1.のポイントをA41枚に収まる程度にたくさん抽出して、本のハイライトみたいなメモを作る
  3. メモの中から特に印象に残ったものをひとつ選ぶ(ハイライトエッセンス)
  4. 3.で選んだものの感想を一言で書く(ワンラインレビュー)

この手順を実施すると、本一冊(100%)→サンプリング(20%)→ハイライトエッセンス(1%) という形に内容が凝縮されて本質的なところに近づくのが理解できるかと思います。

読書はアウトプットが重要と言われていますが、行動のほかステップ4のレビューによって本の内容を咀嚼した結果がアウトプットできますので、「自分はこの本でこれがわかった!」みたいなのをさくっとまとめることができるようになります。

個人的なおすすめは、ステップ4をTwitterで行うこと。100文字程度しか書けないので要約のスキルにもアプローチできますし、何よりシェアできるので良いものを人にすすめることができます。

かなり端折った説明だったので、ちゃんと理解したい方には以下の書籍を推薦です。

まとめ

まとめると、実は結局のところ以下の方法を体系化しているに過ぎなかったりします。

  • 一字一句読まない
  • 読書の目的を意識して、そこだけにフォーカスして読む
  • 目的(質問)に対する答えを獲得する

上記のことを実施すれば良いだけの話なのですが、どこから手を付けて良いのかわからないかと思いますので、以上で紹介したメソッドを試してみるのが楽です、という話です。

従いまして、我流でもこの3つの要件を満たせれば全く問題なかったりします。ただし読書習慣の無い方にはフローリーディングかフォトリーディングあたりをおすすめしておきます。

効率よく、素早く知識をインプットするためのハックとして一助になれば幸いです。

 - , 読み物 , , , , ,