ありんこ書房

今日から使える創作ノウハウ。時々エッセイ。ゴシックカルチャー。

DTMブログがコモディティ化していってる気がするし、いい加減まとめ記事も飽きたよね

      2016/06/27

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水を指すような記事を書きますが、岐路に立たされていると言う自戒です。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

コモディティ化とは

まず本題に入る前に、タイトルに有る「コモディティ化」というコトバについて確認しておきましょう。

コモディティ化 – Wikipedia

コモディティ(英:commodity)化は、市場に流通している商品がメーカーごとの個性を失い、消費者にとってはどこのメーカーの品を購入しても大差のない状態のことである。なお英語の「commodity」は日用品程度の意味しかないが、別儀としては必需品など生活に欠かせないものも指し、後述されているようにその分野の物品は消費者の生活にとって無くては困るものともなっている。

つまるところ客から見たら全部同じに見えている状態がコモディティであり、そうなっていっていく現象がコモディティ化であると言えます。
これを踏まえた上で次節以降に目を通してみてください。

DTMブログのコモディティ化

最近、DTMerが突然コンテンツSEO的なブログを書き始めるのを妙に見かけます。わたしも実際その一人です。

で、コンテンツSEOを意識する以上「フリープラグインおすすめ」とか「〜な曲の作り方」とか「読み手視点で嬉しい記事」をたくさん上げることになるわけですが、
「DTMブログ」というカテゴリ全体で見渡した時、なんか似たり寄ったりな記事ばっかりになってません?と思うのです。

コモディティ化の問題

自省を込めて弊ブログで簡単に書いてみましょう。

たとえばこの記事とか、
これだけ抑えればOK、イマドキのクリエイターが作品や自身を売り出すサービスまとめ

この記事とか、
これだけ揃えればOK、DTMの勉強に使える書籍5選

あとこの記事なんかもう最たる例なんですが、
PadでDTMしてみよう | iOS向け、3つのDAWアプリの紹介(Xewton贔屓)

冷静に考えて誰でも書けますよね?いかがでしょう。

DTMブロガーはそれなりに数が居て、皆さんそれなりに高品質な記事を書いているのですが、このように「割と誰が書いても似たような解答になるテーマ」というのが問題で、
別にお前が書かなくてもいいじゃんっていう話になりますし、誰でもできることをわざわざ発信する意味は発信者としても意味がありません。

また、読み手として一番問題なのは似たような記事ばっかりネット上にごっちゃり散らかって邪魔くさいっていう点です。それは有益な情報ではありません、ノイズです。

皆さん、何か買うものがあって、事前リサーチのために検索してみたら上位にまとめ記事が大量にヒットしてほしい情報がぜんぜん拾えなかったことありません?まさにアレです。

特に、それこそプラグインn選みたいな「まとめ記事」の類にこの傾向が現れます。理由は簡単で多くの人に支持されるものはある程度決まりきっているからです。結果的に誰でも書けそうな記事になります。

という具合に、「似たり寄ったりな情報が溢れてノイズになる」というのが問題です。例えるならiPhoneの後に続けでパッとしないAndroidスマートフォンが大量に出てきた状況です。誰がそんなもの求めてるかよって話です。

安い紹介・まとめをやめて、個性派になる

先に上げたように、記事のコモディティ化はつまらないコンテンツがあふれる結果になるので全体で見て非常によろしくありません。
なので、路傍の石ころみたいな存在になるのを防ぐために、「おすすめ〜n選」みたいな雑なまとめから脱却する線を考えてみました。

まず単純に個性を活かすべきです。具体的にはあなたしか書けない記事で固めなければなりません。例えばハウツーでも弊ブログは何かが異常なチュートリアルを書いています。
→ 【iZotope DDLYを使って怖い音色を作るチュートリアル
→ 【K Mutlmedia Amplitubeで不気味なリードギターの音を作るチュートリアル

あと勉強できそうな記事も一般論を徹底的に迂回するというひねくれ方をしています。
→ 【めんどくさがりの自分がギターを挫折しないように心掛けた3つの邪道
→ 【音楽理論が苦手な初心者DTMerは、「Chord Tracker」で好きな曲のコードを真似しよう

つまりわたしの個性は邪道至上主義というひねくれた性格であり、一般論に徹底的にNOを突きつけるところにあるのですが、炎上リスクが高い個性ですね。
この記事自体もすごく冷水を浴びせるようなスカした記事なので、「うわぁ」って印象を抱く方もいらっしゃるかと思います。

書き手の皆さんだってわたしなんかよりずっと実績も強みも能力もあるんですから、個性の出し方一つ下手なだけでで有象無象のひとつにしかなれないってなんか格好悪くありませんか。

プラグインセールでついつい爆買いするので品揃えなら負けないとか、エピックが好きすぎてニッチプラグインばっかり持ってるとか、締め切りギリギリで作業する関係で制作が異常に速いとか、なんでもいいんです、自分しか出せない個性を前に出したほうが絶対良いのです。読み手の多くは個々のブログにそういう要素を期待しているはずです。

まとめ記事なんてNAVERまとめの誰かに書かせるか放り投げとけばいいんです(暴言)。

まとめ

若干辛辣な文章を書いたと思いますが、実際のところ完全に自戒です。これだけ多くの方がブログを始められるということは「ありんこ書房は有象無象のひとつになる可能性が非常に高い」というわけなのです。
過去にまとめ記事を何本か書いてるんですが、全然面白くないんですよ、自分でも。

実際、賢明な読者の皆さんは、わざわざ弊ブログを頼らなくても機材やプラグイン、作曲講座の話でしたら他のサイトのほうが有効な情報を扱っていることに気づいているんじゃないかと思います。

てな感じで舵取りに迷っているので困ったなぁという内容を記事にしただけなのですが、まとめとして要約すると個性を出せという一言に尽きます。多分これからもハウツーなりなんなりの記事は書いていきますが、視点がおかしいというスタンスはブレさせないで行けたらいいなぁと思います。
ただ、テーマにこだわりすぎてブログを書くこと自体に悩んでしまっては本末転倒なので、多少没個性でもなんかしら書くことはあるでしょう。

ブログに限らず創作についてはなんについても同じことが言えるでしょう。
判を押したような色彩や線の萌え絵。
どっかで聞いたことあるようなギターロック。
よくある展開の小説。

創作には技術が必要なのは常ですが、高い技術でも上記のような作品が生まれる以上、評価軸とは強い相関がないのは明らかです。

皆様の「誰にも負けない個性」は、なんですか?

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