ありんこ書房

今日から使える創作ノウハウ。時々エッセイ。ゴシックカルチャー。

たくさん本を読むなら「乱読×併読」が圧倒的に高効率。

      2016/07/21

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時間、集中力、ペースのバランスがとれてる方法は併読かなぁと思ったので持論を書いてみます。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

乱読・多読のときの集中力切れを対策したい

乱読派を自称する程度になんでもかんでも取ってさっさと読んでまた次読んで、みたいなスタイルのわたしですが、最近なかなかまとまった時間が取れなくて「一気に1冊読み切る」みたいなことができなくなってきています。
加えて、眠かったりして1冊だけ読み進めてると集中力が落ちてきたり、どんな本にも中だるみする部分はあるのでそこで疲れちゃったりとかして、どうにもペースアップできていないのが現状です。これはなんとか対策したいと考えました。

そこで、「異ジャンルの本を並行して読み進める」、いわゆる「併読」という方法にちょっと可能性を感じたのでこれについて簡単に書いてみようと思います。
ハウツーな感じの記事じゃないので適当に流し読みして頂ければ。

併読について

まず併読について。簡単に申し上げますと、「併読」とはその名の通り数冊の本を同時期に少しずつ並行して読み進めることです。

併読のやり方

例えば本A、B、Cと3冊合った場合、普通に読む場合は「Aを読破する→Bを読破する→Cを読破する」みたいに順番に読んでいくのが定石ですし、中途半端なまま投げるのはなんだか気持ち悪いのでそういう方が多いかと思います。
しかし、併読では「本Aをちょっと読む→本Bをちょっと読む→本Cをちょっと読む」をぐるぐる繰り返して、そのうち本A、B、Cのいずれかを読み終わり、残りも同じように適当に読んでいくというスタイルです。

併読する本の数は個々人によってそれぞれです。人によっては10冊位並行して読み進める場合もあるようです。

併読のここが良いよ!

で、普通に順番に読むより併読することの何が良いの?って話になってくるわけですが、わたしは以下のように考えます。

集中力が切れにくくなる

洋書を訳したガチな経済の本とか研究書だと500ページをゆうに超える大作が多かったりするのですが、やっぱり疲れます
で、疲れると内容が入ってこなくなるので、いくら充実した内容の本であってもこれでは読む意味がありません。そこで、適当に読んだらやめます。そして別の本行きます。後で戻ってきてまたちょっと読みます。この繰り返し。

こうするとわたしの場合集中力が切れずに少しずつ進むので内容を落とすことなく確実に読破できるようになります。
読書が苦手な方は、この「細切れ読書」という方法も合わせてやってみると「読破するハードル」を下げる効果が期待できるのではないでしょうか。

読むペースが上がる

極めて主観的で恐縮なんですがわたしの場合読むペースが上がります

というのは、先ほどの「集中力が切れにくくなる」というのに関連して、読む本を短時間で変えることで頭をリセットできるので、また新鮮なトピックに目を凝らして集中できるようになるんですね。
これ、わたしが単に新しいもの好きだからできているだけなのかもしれませんが、結果的に3冊併読で3〜4日で全部読み終わるので、1週間で7冊、1日あたりに直すと1冊/日ペースでいけないこともありません。他にやりたいことあるのでほどほどにやめてますけど。

乱読との相乗効果が高い

1冊を深く読み返すなどしていく精読と対比して、乱読はジャンルも分量もランダムに手当たり次第に短期間で読みまくるのが特徴です。基本的に読み返しもあんまりしません。

なので、併読と組み合わせると短期間で得る情報が全く変化します。で、時系列的には同じ時間でいろんな情報を頭に入れることになります。
これの何が良いかというと、乱読派の方ならおわかりかと思いますが、大量に読むとあるタイミングで点と点が繋がる瞬間が訪れるのですが、これを引き起こす効率が圧倒的に上がります

あるジャンルと全く異なるジャンルが本質的に同じことを言ってたりすると「なるほど!」とカタルシスが味わえて、これは乱読の面白いところでもあるのですが、併読で記憶が新鮮なうちに次々情報を入れてとりあえず整理できるのが良いのかもしれません。

「読破のハードル」が下がる

先ほどちらっと書きましたが、読破のハードルが下がります

というのは、これもう既に月10冊以上読む人にはあんまり関係ないんですが、やっぱり1冊読み始めると買ったからには読まねばみたいなよくわからないプレッシャーと戦うことになって消耗しがちなんですよね。
これを対処する方法の一つは「すっぱり読むの止める」というやり方ですが、これに加えて「超ゆっくりでも読み進めば御の字」という考え方もあります。

併読は、「短時間でちょっと進む」を数冊同時並行する読み方なので、あんまり気合い入れなくても飽きたら次戦法でもって無意識に抱えるノルマとかハードルをぐっと緩いものにしてくれます。
心理的ハードルが下がればよくわからない強迫観念もなくなるので、個人的に読書始めたいけど続かないひとにもおすすめしたいやり方です。

また、アニメオタクの人が「複数アニメを見て3話で切っていいやつだけ見続ける」みたいな消費の仕方をしていると聞いたことが有ります。
これを読書に応用するなら、「飛びついたけどつまらない本を併読でさっさと選定して間引きする」というやり方が使えるかもしれません。尤も、変な本は引かないのが一番良いのですが。

まとめ

ざっくりした内容でしたが、併読と乱読を組み合わせると集中力が切れにくく効率が良いからいいよ、という話でした。
ちなみにわたしは基本的に3冊併読で、1冊をKindleの表示で25%くらいまで読む→次の本を同じように読む というのを循環させています。分量の多い哲学書なんかだと1冊だけ読むと頭が痛くなってくるので、こういう緩い戦術は非常に有効です。

おすすめは「難しい本」と「200ページくらいの軽いエッセイ」を合わせるやり方です。難しい本を3冊も4冊も併読すると意味がありませんので、緩急付けるのが良いです。
このほか時間管理にポモドーロ・テクニックを使うという案も思いつきましたが、わたし自信全く試してないので書かないことにします。

ところで乱読の本はたくさん出てるのに、併読を掘り下げた本って全然無いんですね。

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