ありんこ書房

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Twitterから振り返る、最近読んだ8冊のおもしろい本

      2017/04/02

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はじめてのTweetまとめ系記事です。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

いろいろ本を読んではTwitterに「読了」みたいなTweetを適当にばらまいているのですが、
よくよく考えたらその瞬間に立ち会えなかったらシェアもレコメンドもできてないじゃんということに気づいたので、「Tweetまとめ」という形式でこれまで読んだおすすめ本を列挙してみることにしました。
本オススメする記事何回目だよって感じですが、お付き合いください。

おすすめ本8冊(2017年1〜3月版)

いろいろ考え事してる関係でビジネス書だらけなんですがご了承ください。
小説も2冊あります。

1. 『GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代』(アダム・グラント)

人を「Taker(貰う人)」「Giver(与える人)」「Matcher(合わせ込む人)」の3種類に大別して、その性質を解き明かし、「最も成功するのはどのタイプか?」というのを分析した本です。

多くの場合、人はGive&TakeのバランスをとるMatcherの立場である場合が多いのですが、この本で述べられているのはGive&Give、ひたすらGive、を繰り返す「Giver」が最も成功する……という主張です。

「与えてばっかりなら強欲で自分本意な人に利用されるのでは?」など様々な疑問がありますよね?なぜ「与える人」が上手くいくのか、その構造がこの本を読めばわかりますし、これから個人が強くなっていく時代の身の振り方の参考になることでしょう。

2. 『夢とスランプを乗りこなせ ぼくがクリエイターとして生きていく方法』(ベン・タロン)

個人が影響力を増していく時代、何かとフリーランスの自由さを推す声も最近見られますが、そんなフリーランスの光と闇を淡々と書いた本であり、フリーランス的な生き方についてエッセイスタイルで面白おかしく書かれた立派なビジネス書でもあります。

著者のベン・タロン氏はイギリスのガーディアン紙などにも実績を持つ売れっ子イラストレーターですが、そこに至るまでのなかなか凄絶な道のりが単純に読み物として面白かったです。オーストラリアに行ってみたりとか、イギリスに戻ったりとか。

日本のフリーランスとは働き口の作り方なんかがまた違ってくるので一概に「参考になるぞ!」とは言えませんが、クリエイターを標榜する方であれば自分ゴトとして捉えて楽しく読み進めることができるのではないかと思います。

3. 『こうすれば必ず人は動く』(デール・カーネギー)

そこの同人音屋のあなた、どーして新作のTweetをRTしてくれないんだ!ってまーだ悩んでませんか。
この本はそこんとこ「何をどうすれば良いのか」ということが人の感情や行動パターンの観点から明確に示されています。

「そんなにうまくいくの?」とちょっと思いますが、最初に紹介した「GIVE&TAKE」と併せて考えるとなんとなく見えてくることでしょう。

ちなみに上記はラジオドラマの文字起こしで、ケーススタディになぞるので読みやすいです。最初から本として記述されてまとめられたのは以下のほう。どちらでも良いです。

4. 『この闇と光』(服部まゆみ)

久しぶりに読後のふわふわとした恍惚感に浸ることができました。これは紛れもなくGothです。

内容についてはちょっと喋っただけでネタバレになりかねないくらい衝撃的な動き方をするのですが、表紙のイラスト、そしてあらすじの

森の奥に囚われた盲目の王女・レイアは、父王の愛と美しいドレスや花、物語に囲まれて育てられた…はずだった。ある日そのすべてが奪われ、混乱の中で明らかになったのは恐るべき事実で―。

これに惹かれたら絶対に読むべきです。ちなみに「ゴシックミステリ」と紹介されていますがミステリ要素はあんまりありません。美しさについて考え、耽けるための小説であり、傑作です。

5. 『コンビニ人間』(村田沙耶香)

いや、ほんとに。一気に読み終わりましたもん。賞をもらう作品だから、とかそういう次元じゃなくて、まさに今の時勢とか若者の考えることにマッチした独特な空気感が非常に素晴らしかったです。

周囲に馴染めない・自己肯定感が低い・人と過ごすより一人で居るほうが好き、そんなタイプの人に強くおすすめします。

6. 『ストーリーメーカー』(大塚英志)

はい、ちょっと物語創作の体系をしりたくてその辺の本を読み漁っているのですが、この本に書いてあるのはツールです。前半読み物、後半「ツール」という構造になっていて、後半にある質問に答えていくと大体の道筋が通ってしまうというなかなか斬新なストーリー作法の本。

この辺の物語構造の分析といえば、ウラジーミル・プロップの「昔話の形態学」かと思いますが、それら古典物語の分析についても前半でしっかり述べられていますので、コレ1冊あれば構造が大体理解できるかと思います。

7. 『おもしろいゲームシナリオの作り方』(Josiah Lebowitz、 Chris Klug)

で、『ストーリーメーカー』が小説とか漫画向けのハウツーになっているのに対して、こちらはゲームシナリオの組み方になっています。

何が違うかというとプレイヤーが介入できるところが小説や漫画と決定的に違うんですよね。なので、例えばマルチエンディングはプレイヤーの操作でエンディングが分岐したりしますが、そんなようなゲームシナリオの構造を大量の日本のビデオゲームから分析されています。

大本になるのは『ストーリーメーカー』もこの本も「ヒーローズ・ジャーニー」という形式かと思います。「ヒーローズ・ジャーニー」という構造はジョーゼフ・キャンベル氏が提唱したものですね。

ジョーゼフ・キャンベル – Wikipedia

英雄の旅

英雄の旅、Heroes and the Monomyth(英雄と輪廻)はキャンベルが各地の神話に登場するヒーローの物語の構造を示したものである。
(オデュッセイアをはじめ)古今の英雄神話において、(1)主人公は別の非日常世界への旅に出、(2)イニシエーションを経て、(3)元の世界に帰還する、という共通の構造を持っている(単一神話論)[7]。

構成
Calling(天命)
Commitment(旅の始まり)
Threshold(境界線)
Guardians(メンター)
Demon(悪魔)
Transformation(変容)
Complete the task(課題完了)
Return home(故郷へ帰る)

8. 『自分を操る超集中力』(メンタリストDaiGo

「集中力」とありますが、習慣化の本です。それもよくある意識だけ高い本じゃなくて、具体的な手段がさくっとまとめられているところがポイントです。

道具とかツールも豊富に紹介されており、何をすれば良いのかすぐわかりますので、集中力の低さや習慣化の失敗に嘆いている方の道標として推薦です。

ちなみにTweetにもある通り、意志力・習慣に関する研究を述べた関連図書を読んでみるとだいたいそれらの要約みたいな内容であることがわかるのですが、手っ取り早く結果が欲しいならまあ良いでしょう。

むすび

手抜き記事じゃねえか!と言われがちなTweetまとめですが、その瞬間瞬間はちゃんと考えて書いてますのでご安心ください。

Twitterってフロー型という特性上情報がさっさと流れていく傾向にあって、かつ検索性もそれほど良くないので、こんなふうにアーカイブっぽくするのは必要かなーとおもって1回やってみました。

この中からさらに絞るとしたら、ビジネス書であれば『GIVE&TAKE』、小説であれば『コンビニ人間』ですかねー。『この闇と光』も最高だったのですが。うん、みんな読んでみてください

読書習慣をつけたいけど何から読んだら分からない方の参考として。

(関連: 多読習慣をつけるための具体的な3つの速読スキル)

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