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ギター初心者・初級者にYAMAHA Pacificaをおすすめする3つの理由

   

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とりあえず品質/出音/見た目の観点で迷いが要りません。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

激安ギターよりステップアップしたエレキギターの選択

今やエレキギターも激安で販売されており、
なんとなくギターやってみよう、みたいなひとも気軽にスタートすることができます。

安すぎるギターの問題

ただ、1万円を切るようなやつはとりあえず以下の問題があります。

  • オクターブチューニングが合わない
  • チューニングが即刻狂う
  • フレット(ネックに埋まってる金属の細いアレ)の処理が甘く、最悪怪我する

要するに音が合わない上に超弾きにくいという楽器としておかしなモノが売っていることがあります。

ということで、楽器として使いにくいので挫折するリスクが高いという観点でオススメできないのです。
出音とかは確かに最初はきにしなくていいんですけど、楽器として成立してないと要らない苦労が多いのでやめたほうがいいです。

では最初の一本はどうしようか、とおもったときに

「憧れのバンドマンがこれといって居ないけど、なんとなくエレキギターやってみたい方」には、
YAMAHA Pacificaシリーズをおすすめします。

憧れのバンドマンがいる場合は、そのひとと似たようなやつとか同じブランドのやつがモチベーション維持できていいとおもいます。

YAMAHA Pacificaシリーズ

YAMAHA Pacificaシリーズ(メーカーサイト)

Pacificaは、YAMAHAが企画・販売しているエレキギターです。
YAMAHAといえばピアノだとおもいますので若干マイナーですが、確かにおすすめできます。

シリーズは安いものから最上級だと20万円くらいしたりするのですが、
わたしが使ったことがあってしっかり文章を書ける、という意味で
上記画像のモデルであるPacifica 611HFM(だいたい5万円のモデル)に絞って紹介します。

それ以外のモデルについてはこれを踏まえた上で最後の方に少しだけ取り扱います。

Pacifica 611HFMをおすすめする3つの理由

見た目が無難でありながら格好いい


いわゆる「ストラトキャスタータイプ」という形をしています。
あ、エレキギターといえばこれだよね、みたいな外観なのでピンと来ると思います。

加えて、611HFMは「フレイムメイプルトップ」という化粧板のような処理がされており、
ボディの表面に縞々の模様が入っているのがわかるとおもいます。
これ、ボディの鳴りを硬い材を上に貼り付けてコントロールする意図があるのですが、
とりあえずかっこいいなあ!というセールスポイントという理解でOKです。

また、カラーも他のストラトキャスタータイプのエレキギターにないユニークさです。

  • 濃い赤(ルートビア)
  • 杢目が透ける薄い黒(トランスルーセントブラック)
  • ブドウみたいな紫色(トランスルーセントパープル)

「ひとと違うのがいい」という観点でもおすすめできるとおもいます。
「YAMAHAエレキギター」という時点で既に若干「ひとと違う」というポイントは押さえていますし。

ピックアップがオールラウンダー

これ、初心者にはちょっとよくわからない説明になるかもしれませんが、
以下のようなハナシを聞いたことがあるでしょうか。

  • テレキャスターはジャキジャキした音が鳴る
  • レスポールは甘くて太い音が鳴る
  • ストラトはオールラウンダーな音が鳴る

これ、ギターに装着されているピックアップというパーツが影響していて
特にテレキャスタータイプなんかは唯一無二の音が鳴ることで知られているのですが、
PacificaはP-90とハムバッカーという不思議な取り合わせのピックアップなので
ストラトキャスタータイプですが結構色んな音が鳴ります。

直感的にわかりにくいので非常にざっくり(悪く言えば乱暴に)説明しますと、

  • P-90(フロントの黄色いやつ): ジャズギターとかに使える明るくも甘いリードサウンド
  • ハムバッカー(リアの銀色のやつ): 強い歪みに向いた出力の強い、激しい音

が鳴ります。
ピックアップについて詳しくは以下のリンクなんかを参照したりググってみたりしてくださいませ。

ピックアップとは? | サウンドハウス

更に「コイルタップ」ができます。

コイルタップって何? – エレキギター博士

コイルタップをすると、これまた乱暴な説明ですがハムバッカーの甘い音を一転、乾いた音に変えます。
ボリュームノブを引っ張ると「かちっ」って言うんですが、この瞬間コイルタップされて、リアのハムバッカーの音が大きく変化します。
ちょっとストラトキャスタータイプっぽい音になります。ボリュームノブを押しこんだら元に戻ります。

というわけで、P-90、ハムバッカー、コイルタップを組み合わせると
他のストラトキャスタータイプや安めのギターと比較して色んなバリエーションの音が出せます。
目的ジャンルが定まってないけどギターを始めたい、というひとに向いているんじゃないかとおもいます。

ペグがロック式で楽


611HFMにはロック式ペグというパーツが使われています。

【連載企画VOL.4】ロックペグの構造、取り扱い・弦交換の方法 パート1 |
イケベ楽器楽天ショップ

ペグとはギターのヘッドについている弦を固定する6つのツマミですが、
普通のペグが弦を巻きつけて固定するのに対し、ロック式ペグは弦を挟んで固定します
挟んだ上でチューニングのためにちょっと巻くんですが、これがなんです。

どういうことかというと、こちらの動画の1:00のあたりからご覧になりますとおわかりの通り、

引っ張って固定したら余った弦を切って終わりです。
普通のペグの場合、「2回転半くらい巻きつけて切る」とか「余分な弦を計算して切る」とか
なんかめんどくさい計算をしなければならなくてモチベーションが下がるんですが(わたしだけ?)、
これは何も考えないで全力でピンと張ったら挟んで固定して切ればOKなので楽なのです。

ちなみに、本来のロック式ペグの効果は、巻きつけではなく挟み込んで固定することで
テンションを安定させてチューニングの狂いを抑制するという点にあります。
たぶん「楽だから」というのはなんかおかしいんですが、事実楽なのでこのメリットを推しておきます。


というわけで、
「見た目」「出音のバランス」「弦交換が楽」
というわたしが感じたPacificaのオススメポイントに絞って紹介しました。

611HFM以外のモデル

そうは言っても611HFMはPacificaのモデルの中で2番めに高い(5万円くらい)ので
初心者には少々無意味に金銭的ハードルが高いと思われます。

Pacifica 311H

そこでおすすめするのが611HFMと同じピックアップやペグの装備でありながら
価格が6〜7割程度になるPacifica 311Hです。

YAMAHA ( ヤマハ ) / Pacifica311H VW | サウンドハウス

フレイムメイプルトップの美しい外観はちょっとフツーな感じになってしまいますが
価格がぐっと押さえられつつ611HFMのおいしいポイントは享受できていい感じです。
あとホワイトの色は611シリーズにはありません。

ちなみにこの611HFMと311Hの価格差の理由ですが、TUSKとかグローバーみたいなブランドもののパーツを
要所要所に使っているか否かと、フレイムメイプルトップの材の使用有無のためです。
初心者的視点だとあまり気にするポイントではありませんので、311Hでも問題ないとおもいます。

Pacifica 611VFM

このほか、HFMは「アーミングが出来ない」という欠点がありますので、
これを克服したアーム付きモデルPacifica 611VFMもおすすめです。
アームとカラーリング以外はHFMと全く同じですので、お好みで。
カラーリングは、HFMと違い「バーストカラー」といって、グラデーション掛かった色味が特長です。

YAMAHA ( ヤマハ ) / Pacifica611VFM DRB | サウンドハウス

その他のモデル

ちなみにもっと安い(2万円台)のもあって、個人的にはこの低価格モデルも推したいのですが
スペックの把握くらいであり演奏したことがないのでコメントができません。
というわけで動画の紹介にとどめておきます。

【YAMAHA エレキギター PACIFICA 112V】

あとPacifica全然関係ありませんが、2万円台のギターといえば以下の記事に書いたギターも面白いです。
サウンドハウスに2万円でスチームパンクなギターが売っている件。

欠点

あんまり大きなポイントではありませんが欠点もあります。

フロントがP-90なので、歪ませまくったリードサウンドに向いてない

いわゆるメタルの速弾きソロみたいな物凄いトゲトゲしたサウンドは、
P-90の特性上向いていません。

一方で、クリーン〜クランチだとかなり高いパフォーマンスを発揮します。
リアピックアップのハムバッカーは結構ガツンと来る音が出ますので、こちらでなんとか。

22フレットしかない

上記に関連して、24フレットではなく22フレットなので、
ダウンチューニングすると音域が足りなくなります

普通にレギュラーチューニングで弾く分には全く問題ありません。
半音下げくらいでも大丈夫です。

えーと、つまりメタルには向いてないってことかもしれません
形がメタルっぽくないのでそりゃそうですよねー。

まとめ

てことでPacifica絶賛記事でした。好きなものを語ると提灯記事みたいになる癖なんとかなりませんか。
「かっこよくて、何でもこなせて、細かいところが楽」なのでおすすめです。

ただ、使用アーティストが本当に居ないので、「あこがれのバンドマンの機材」という観点だとおすすめできません。
あとフロントがP-90などクセが強いといえば強いので、やりたいジャンルが完璧に定まっているならば
他のギターを検討したほうがいいかもしれません。
その浮ついた感じにホレたひねくれものの貴方には向いています。

こうまでして推すのはわたしがまともにギター彈くようになった初めてのモデルだからです。
割となんでもこなしてくれる割にマイナーなので、雑食性でひねくれもものわたしにはとっても向いてました。
いわゆる思い出補正で贔屓しているのもあるのです。

ルートビアーの血のような赤色が特にステキです。

YAMAHA ( ヤマハ ) / Pacifica611HFM RTB | サウンドハウス

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