ありんこ書房

今日から使える創作ノウハウ。時々エッセイ。ゴシックカルチャー。

変な音が出るので普通のDTMerに決しておすすめしないプラグインとか音源5選

   

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普通の音楽を作る皆様は他のブログを当たって下さい。そっちのほうが良質なプラグイン紹介記事が見つかります。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

「おすすめプラグインn選!」みたいな記事

最近DTMのブログもなんだか増えてきたような印象があります。情報の発信をすると沢山の読み手がそれを活かしたり、発信者も別の方向から人気が出たりするので、全体として良い傾向だと思います。

さて、彼らのような輝かしいDTMerが紹介するタイプの「おすすめプラグイン!」とか「音楽の作り方!」みたいなサービス、非常に高レベルです(あえて紹介はしませんが)。
なので、ありんこ書房としてそういうスタイルで乗っかっていくと勝ち目がありません。いや何と戦ってるんだって話ですが。
とにかく良質なプラグインの紹介だったらよそにやらせたほうが上手なのでわたしが書くべきネタではありません。

そこで、全く逆の方向を向いておすすめしないプラグインを書きます。

無駄に5つも書きます。

もう一度言いますがおすすめしません

おわかり頂けましたでしょうか。おすすめしないものをひたすら紹介します。

でもわたし個人にとっては必携プラグインです。

おすすめ「しない」プラグイン・音源

何故おすすめしないのか?その理由としては、全体の傾向として凄く変態的な音を出すプラグインばっかりだからです。
もちろんわたしの使い方がおかしい(わざとやってますが)のもありますが、とにかく普通のロックやポップス、エピックのような華やかな音楽を作れる方には使いものにならない逸品を取り揃えました。

よろしいですね。この記事は大多数の人にとって価値がありませんよ。覚悟して御覧ください。

1: iZotope DDLY

iZotope社は信号処理技術が凄まじいプラグインメーカーで、マスタリングスイートのOzoneはあまりにも有名です。
弊ブログでもミキシングスイートのAlloyについては取り扱っております。

iZotope Alloy 2の豊富なプリセットを利用してミックスを覚える

あと最近はミキシング勉強講座みたいなオンライン学習サイトを立ち上げたのもiZotopeでしたね。

斬新な手法でミックスの実践的な勉強ができるオンライン講座「Pro Audio Essentials」を紹介するよ

まあそれはおいといて、DDLYは変な音作りができるグラニュラー・ディレイプラグインです。
なにはなくともとりあえずこちらの音源をお聞き下さい。

後ろで聴こえる地獄からの声みたいなのがDDLYのディレイ成分で創りだした音です。
ああ、こんな不協和音みたいな音をわざわざディレイで作り混んでも仕方ありませんね。なのでおすすめしません

(個別記事→ 【 iZotope DDLYを使って怖い音色を作るチュートリアル 】)

2: Toxic Metals

Toxic MetalsはKONTAKT用フリー音源で、インダストリアルっぽい音とかシネマティックインパクトっぽい音が収録されています。

こちらもこんな音が出るよ、みたいなのをラフに作ったことがあるので、こちらを紹介します。

後ろでどっごんどっごん言ってるパーカッションとか、金切り声みたいな金属音とか、ギター以外はほぼ全部Toxic Metalsです(低音増強にだけ別音源のキックを足してたはずです)。
普通にポップスとかロック作る上でこんなどう使えばいいのかわからん音要りませんよね?なのでおすすめしません。

(個別記事→ 【 Toxic Metalsの使い方 〜機械音、時計の秒針、シネマティックインパクトは当面これでOK〜 】)

3: Illformed Glitch 2

これは有名なプラグインなので今ひとつパンチがありませんが、グリッチと呼ばれる波形への強烈な加工を行うプラグインです。

スライスで波形を切り刻んだり、逆再生にしたり、カセットテープの早回しのように波形自体のスピードを変化させたりなど、数種類の効果をかけられます。
こちらは後ろで鳴っているノイズに使ったことがあるので紹介します。ちょっと長い曲なんですが、2分ころから左右で聴こえる「ザザザザッ」みたいな音をGlitchで作りこんでいます。

これ、左右から聴こえるノイズはもともとはアーメンブレイク系のドラムループなんですが、なんかぐちゃぐちゃした音に変貌しています。
これがGlitchの施せる魔法なんですが、どんな音もこれくらい破壊的に変化させられるので場面が限られすぎです。普通にはおすすめしません。

4: iZotope Trash

ふたたびiZotopeです。
Trashは汚し・歪み系プラグインとして非常に良質で、たとえばシンプルなキックのサンプルをパワフルなガバキックに変化させるなど、攻撃的な音を作るのにおいて最高のパフォーマンスを示します。
が、逆に言うと音が化けすぎるしギターの音だったらアンプシミュでいいのでお値段の割に非常にニッチプラグインです。

こちらも盛大におかしな使いかたをした例があるので紹介します。

ピアノ以外全トラックにTrash挿してたはずです。うめき声っぽく聴こえる何かはチェロです。
ぐしゃぐしゃ聴こえる音はドラムループをTrashで汚しただけです。頭痛がしそうな金属的な高音もドローン系のループをTrashで改造手術した賜物です。

Trashはこんな音をいとも簡単に作り出せる最強の汚し系プラグインです。ですが何に使えってんだよって大多数の人が困るのでおすすめしません。

5: Impact Soundworks Sonic Forest

Sonic Forestは森を育てて音をつくる音源です。意味がわかりません

まずインターフェースが変態です。
sonicforest1

森に水をやったり日差しを差したり枝葉を生い茂らせると音色が水をやったっぽく変化したり日差しが降り注いだっぽく変化します。意味がわかりません

音色のベースになるのはベルやパッド系の音なのでシンセ音源なのは間違いありませんが、先ほどのように変なパラメータしかないのでADSRは謎です。意味がわかりません。

それでも頑張って音色を作りこむと中々幻想的な音楽が仕上がります。

が、先ほど申し上げました通り普通のシンセの常識が全く通じないので普通にはおすすめしません。よその有名なシンセでも当たって下さい。

(個別記事→ 【 Impact SoundWorksの森系音源「Sonic Forest」は直感的に不気味な音を作れて良い感じ 】)

まとめ

いかがでしたでしょうか。粒ぞろいの変なプラグインでしょう。ただし、言うまでもありませんが私個人にとっては必携の道具たちです。

この記事で言いたかったのはあなたたち目的に応じてプラグイン選んでます?という話で、たくさんのDTMブロガーが「まとめた」フリープラグインn選をとりあえずダウンロードしてHDDの肥やしにしてたら全然意味が無いわけでして、そこは自分で考える力が必要になってくるはずなのです。

なので、敢えて「おすすめしない」という言い方で購入やダウンロードを促さないというアプローチをとってみました。要らねえと思って頂ければ幸いです。
そして、「いやこれは自分にとっては必要だ!」と判断して頂けましたら、それはきっとあなたに取って強力な武器になってくれるはずです。

あ、余談ですが今回紹介したような気持ち悪いサウンドは超得意ですので有償ですが依頼されたらつくります

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