ありんこ書房

今日から使える創作ノウハウ。時々エッセイ。ゴシックカルチャー。

バンドやサークルの公式サイトにAmeba Owndを使ってはいけないと直感した1つの理由

      2016/07/05

スポンサードリンク

簡単に作れるサイトも選ばないといけないので、とりあえず1個「これは駄目だ」と思ったやつを。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

個人サイトを簡単に作れる時代

弊ブログがよく取り扱うテーマのひとつ「今は誰でも発信・公開できる時代だね」系の話で、Webサイト(ホームページ)は高度なWeb技術がなくても簡単に作れる時代になりました。

こういう文脈で語ると多くのブロガーはWixのURLをぶん投げて終わりというパターンが多いのですが、とりあえず本記事ではWixは置いといて、Ameba Owndという別のサイト作成サービスの話をします。

Ameba Owndとは

Ameba Owndとは、その名が示す通り「Ameba」で有名なサイバーエージェントが提供する、これまたその名の通りオウンドメディアを簡単に作れるサービスです。
オウンドメディアっていうとなんか難しそうに聞こえますが、要するに個人が軸足を置いて発信したり収入に結びつけたりするための拠点となるWebサイトのことだと考えて下さい。

で、Wixや、弊ブログで以前紹介したStrikingly(関連: 【Strikinglyを使うと、自分の同人活動を紹介するWebサイトを30分で作れちゃう】)のようにテンプレートを土台にして簡単にサイトを作れるサービスということで、
サイバーエージェントというWeb周りで大きな実績のある会社が提供するのもあって、個人的に感心がありました。

無料でホームページやブログを作ろう – Ameba Ownd(アメーバ オウンド)

具体的には高いデザイン性と、Ameba Blogと異なり商用可能である点、Wixのようにページ表示速度が極端に遅いなどの不利な点などが無いなどの点が魅力的です。かっこいいデザインのサイトを簡単に作れるのであれば、バンドや同人サークルの方が利用しない手はないでしょう。
そうなんです、余談ですがWixは表示が遅すぎてSEO的に不利なのでわたしはおすすめしません。

しかし、結論を申し上げますとAmeba Owndは個人・バンド・サークルの公式サイトの土台にするのはおすすめできません。

Ameba Owndを公式サイトの土台にしたくないと思った理由

タイトルにございますように理由はたった一つ。

「サイト名」でググっても一番上にヒットしない確率が極めて高いからです。

SEO(検索エンジン最適化)的に論外なんです、これ。

そもそも「サイト名でググっても一番上に出ない」とは?

まず「サイト名でググる」というのはどういうことかといいますと、Googleの検索窓にバンド名とかサークル名をそのまんま入れて検索するということです。
カタカナ表記でも良いでしょう、とりあえず人間が見聞きして「そのバンドだ」と連想できる名称で検索することです。「セカオワ」なんかも該当します。

このとき、例えば「BABYMETAL」とか、それこそ「セカオワ」で検索してみますと
ownd1
ownd2

こんな感じで広告とニュースを置いとくと1番上に出てきますよね。そしてそれは当然のことだと思いますよね。
ところが、あなたがバンドやサークルの公式サイトにAmeba Owndを使うとこれが保証できない可能性が高いです。

Ameba Ownd、バイラルメディアに負ける問題

Ameba Owndの公式サイトでは導入事例が豊富に紹介されています。再び公式へのリンクを貼りますが、スクロールして「導入事例」というのが出てくるあたりまで送ってみてください。

無料でホームページやブログを作ろう – Ameba Ownd(アメーバ オウンド)
ownd3

有名人だと「水嶋ヒロ」さん、あとバンドだと「ゲスの極み乙女。」がありますね。さあググってみて下さい。おもしろい事実が判明します。
まずは水嶋ヒロさん。
ownd4
Wikipediaはともかくとしてバイラルメディアのゴシップ記事に負けます。公式サイトを検索するひとが最初に目にするのはゴシップという事実がそこにあります。どうなんでしょうかコレ。Instagramが2番めに来るのでまぁセーフといえばセーフですが本題と外れますね。

次にゲスの極み乙女。をググってみます。
ownd5
2ページ目にやっと出てきました。そして1ページ目を埋め尽くすゴシップ記事。もうイメージ戦略にしろブランディングにしろこれでは使い物になりません。

という具合に、作っただけだと一番シンプルな検索ワードである「名前」でヒットしないというトンデモ事態になります。

名前を検索して上にでないことの何がよくないのか?

Webサイトの目的はコンテンツの発信と集客、露出であるわけで、今や検索は無視できない時代ですので、入口として上手く機能しないのは「オウンドメディアを簡単に作れるサービス」としてとらえた場合、致命的です。
何が致命的かというと、インターネットの仕組みに明るくないタイプの人が情報収集のためにちょっと調べたら別の情報に流れていってしまい集客に失敗するというパターンが想定できるからです。

「どうせ自分たちはスキャンダルとかゴシップと無縁な無名バンド・サークルだし?」とか考えてませんか。本質はそこではありません。
例えば同人であればDLMarketなどの販売委託サイトのほうが上に出る可能性があったり、バンドの場合も同じように微妙に行って欲しいサイトじゃないところに流れたりする可能性があります。

そのほか、ネーミングによっては全然関係ないけど名前が似ている別のサイトのほうがいっぱい出てきて埋もれるという可能性もあります。そうなると、検索した人が辿り着く結論は「公式サイトがない」という発想になります。

発信するものや方向性が定まっていても見えないんじゃ意味がありません。なので、「固有名詞をわざわざ検索窓に入れて調べて下さる人」は大事にしないといけなくて、それが難しいAmeba Owndを使うメリットは少なそうだ、と考えるわけです。

以前、バンドやサイトのサイトを作るならSEO頑張りすぎなくてもとりあえずバンド名で検索したら上に出てくればいいんじゃないかなという話をしましたが(参照: 【現代のバンドマンのネット活用方法は、プラットフォームの多角化と多作だと思う】)、それすら困難ということです。。。

結言: コンテンツSEOの時代といえど、、Ameba Owndはやめておこう

とはいえ、水嶋ヒロさんにしてもゲスの極み乙女。にしても毎日情報の価値があるコンテンツをずっとずっと配信しているか?と考えるとそうとは言えない可能性が高いです。

今はキーワードや被リンクだけで検索に当てる時代は終わりまして、コンテンツの内容が評価されると言われています。Ameba Owndを使っても充実した内容の記事とかその他コンテンツを発信し続ければ、一方的に不利という状況ではないと言える、ということは付け加えておきます。

ただし、先に述べましたとおりタイトルでヒットしないくらい不利な環境であるというのは事実です。そして、Webサイトを簡単に作れるサービスはほかにもいっぱいあります。
わざわざスタート地点が他の人より手前にある状態で始める理由はないはずですので、やはり回避しておくのが無難なように思えます。

 - Web制作, 創作 , ,