ありんこ書房

今日から使える創作ノウハウ。時々エッセイ。ゴシックカルチャー。

twitterで作品の宣伝するにしても、少しはそのtweetの内容ややり方自体を考えてみようか。

      2016/06/21

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個人的には根本的にやり方変えたほうが効率的な気がしていますが、一応。ちなみに本記事は「多くの人に自分の作品を届けたい人」がターゲットになります。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

twitterによる宣伝

絵にしろ音楽にしろ、同人を始めとしたアマチュアの方は「twitterで新作の宣伝をする」ことが非常に多いです。で、やるからには見てほしい欲求があるんじゃないかと思うわけですが、なんだか内容が凝り固まっています。

というのは、10人いたら9人くらいは「新作ですよろしくお願い致します」程度の情報しか入っていないtweetで、しかもそれが何度も続く。これ、客観的に見てみると結構問題があるというかあんまり嬉しい結果に繋がらないので、改善したほうが良いポイントだと考えています。

具体的に何が問題で何を改善していったほうがいいのか?というのを以下で見ていきましょう。ちなみに後半に身もふたもないことを書きますが、一旦twitter宣伝に焦点を当ててみます。

「新作です!お願い致します!」系宣伝の何が問題なのか

つくって公開した以上やっぱり色んな人に見て欲しいし聴いてほしいわけじゃないですか。で、イラストの場合twitterに放る=見てもらえるなのでRTされたら勝ちなんですが、音楽や文章、本、造形などだとそうもいきません。リンクをクリックさせるきっかけが必須になります。

そんなとき、「新作です!お願い致します!」というような主旨しか書いていないと何が問題になるか、考えてみましょう。

中身がさっぱりわからない

まず音楽でも文章でもいいんですけどどういうコンテンツなのかさっぱりわかりません。

「秋M3新作です!」と書いてあれば音楽だとわかりますがどういう音楽なのかわかりません。しかし、有名なバンドは「○月○日に新譜が出ます」と言うだけで結構RT/favされてヒットします。これは最初からある程度拡散する意志のあるファンが居る状態でSNSが後から始まったからです。
大手のサークルでも同じことが言えるでしょう。受け手が整っていれば情報は最低限でも勝手に解釈されるので問題ありません。

ただ、そうでない場合、ピコ手の場合なんかだとこの辺は徹底的に説明する勢いじゃないと伝わりません。たとえフォロワーさんの好きなジャンルや世界観であったとしても、伝わらないのでリンクのクリック率は大きく下がります。

飛び込み営業で喩えてみましょう。
「この商品はいいです!買って下さい!」しか言わないセールスマンが居たらどう思いますか。「説明しろ」って感じじゃないですか。しかもいきなり現れてそれだけだと尚更。お客さんを説得するためには商品の魅力や相手にとってどういう便益をもたらすかをアピールしますよね。

イラストのほうがRTされやすいのはtweetを見た瞬間にその「魅力」が説明しなくても伝わるからです。音楽や小説の場合それが無理なのでアプローチを変えなければなりません。それが文章による説明ではないでしょうか。

何回tweetしても中身がかわらない

さらに、前節の内容に加えて朝・昼・夜と同じ主旨のことしかtweetしないのも「うーん……?」と思ってしまいます。

こちらも飛び込み営業で喩えてみましょう。
何回もやってくる癖に何回聴いても同じことしか言わないセールスマンとかもうどう考えても絶対売れないじゃないですか。
メールでもいいです、全く同じ文面のニュースレターが1日3通届くとかただのスパムじゃないですか。誰がスパムを見て「わあ素晴らしい!」なんて思うかって感じじゃないですか。

何回も宣伝tweetをするということは、それだけ考えるチャンスがあるということです。前節を踏まえて、1回1回説明の主旨を変えても良いと思います。

セールスなので改善していかないといけない

さきほど飛び込み営業とメールで喩えた理由ですが、定期tweetはマーケティング(戦略)ではなくダイレクトアプローチに近い具体的な手段(戦術)だからです。

ちょっとビジネスっぽくなっちゃう話ですが、戦術、つまりやり方である以上PDCA回してちょっとずつ良くしていかないと意味が無いわけです。意味が無いは言い過ぎにしてもなのが一瞬で受け手にバレます。
戦略だったとしても「その戦略は適切だったか?」を考えて改善しないといけないので一緒ですが。戦術は具体的な手法なのでいくらか手段の変更が想像しやすいので。

なので、例えば時間帯を選んでみるとか、文面を何度か工夫してみるとか、実は何回も宣伝しなくてよかったとか、人によってアプローチの方法は様々なので、少なくとも「その宣伝がどれくらいRT/favされて、再生数なり売上にどれくらい繋がったか?つながってないなら何が悪いか?」というのを考えないと無駄な労力であるといえます。

やり方は揃っているはずです。少し検討してみてはいかがでしょうか。
(関連1: 【tweriodを使って、ニコ動に新作を投稿する最適なタイミングを特定する方法】)
(関連2: 【「ツイートアクティビティ」から、作品の宣伝ツイートの効果を測定する方法】)

そもそもtwitterが宣伝に向いてない可能性

身も蓋もないですがそこまでtwitterに依存しなくてもいいじゃん?っていうのもあります。戦術の転換です。

twitter宣伝に依存しないように確認しておきますが、戦術である以上「宣伝のやり方の一つ」でしかないんですよね。で、イラストの場合先に述べた「説明しなくても情報が十分に入ってくる」という特性と相性が良いのでRTされやすい、というだけの話です。

つまり、音楽や小説を宣伝するならtwitterじゃない何かを探さないといけない可能性も想定しないといけないんじゃないかと踏んでいます。
一方で、ブログ(=中身を見ないとわからない文章コンテンツ)なんかはタイトルの文字だけで簡単にリンクのクリックやRT、favを誘えるので、一概にそうであると断定することもできませんが。

じゃあ具体的に何があるんだって話はわたしも今のところちゃんとした答えを出せていません。特に音楽や小説、造形は娯楽であってノウハウのように直接身にならないし嗜好が大きく分かれるコンテンツなので、相手にとっての魅力を説明するのが非常に困難です。

APOLLOの「聞き流し機能」はそこんとこ非常に優秀ですよね。とりあえず参加して乗せておけば下手に宣伝tweetするより「耳に留まる」という現象から誘える気がします。

まとめ

はい、ちょっと偉そうな記事でしたがいかがでしたでしょうか。

  • 宣伝するならいい加減に書いてないで説明しましょう
  • 説明してもだめならブラッシュアップしましょう、時間帯も研究しましょう
  • それでもだめならtwitter以外の方法を考えてみましょう

という話です。

最近はtwitterも30秒動画を投稿できるようになったので文章以外のアプローチも可能になっています(驚くほど誰も宣伝に使ってませんが)。使えるものはどんどん使って、やり方も研究して、みなさん自身が魅力的なコンテンツをより多くの人に届ける能力をつけられたらいなと思います。皆さんいいもの作ってるんですから。

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