ありんこ書房

今日から使える創作ノウハウ。時々エッセイ。ゴシックカルチャー。

SoundCloudが有料ストリーミング配信始めるけど、そこまで終わってない気がする

   

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「SoundCloud終わった」が釈然としないので、原文読んで再解釈してみました。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

SoundCloudの新しいサービス

前々からSoundCloudに不安と疑念を向けつつあるわたしですが、
おもしろいニュースが入ってきました。

サウンドクラウド、有料会員制ストリーミング・サービスを開始 | NME JAPAN

今流行のストリーミングによる音楽配信ですね。
月額の有料サービスに申し込むことで、音楽聴き放題になるアレです。
もともとソニー・ミュージックとの契約が上手くいったことが背景にあるようです。

……ってリスナー視点の話はどうでもいいんですよ、
我々アマチュアコンポーザーにとってなんか変な影響が出てこないかきになりませんか。
というわけでストリーミングサービス「SoundCloud Go」について軽く調べてみました。

SoundCloud Goの調査結果

情報が錯綜しててよくわからないので、
公式のブログを見てみました。

Introducing SoundCloud Go | SoundCloud Official blog

レコメンド機能が導入されて、もっと聴かれる?

こちらの「Creators」の見出しに以下のような記述があります。

With the launch of SoundCloud Go, creators can now reach more listeners in more places, and do so in the most diverse content ecosystem in audio streaming. In other words? Your tracks are in good company. With our algorithm-fueled discovery features, your best work could be queued up after a chart-topping hit – and your next biggest fan could be one click away.

えーと、ストリーミングの導入によってより拡散されやすく、
ランク上位を目指せる、そうです。
サジェストアルゴリズムはAndroid版アプリにすでに入っているようなのですが、
SoundCloud Goに導入されるからストリーミングユーザーにもっと聴いてもらえるようになるよってことでしょうか。

だとすると、まず一点メリットがあることになります
(SoundCloudって単体だとマネタイズが難しいところがあるので)。

別に完全有料配信化ではなさそう

まーそりゃそうなんですけど、
同じく公式ブログをそのまんま読むと、
フリーのサービスはそのままなのと、SoundCloud Goに登録してるかどうかに関係なく
ユーザーはいまのプラットフォームも使えるようなニュアンスです。

どっちにしろ沢山ユーザーいるから気にすんな!って言ってます。

And, never fear: the totally free SoundCloud you know and love will always be here. You’ll still be able to reach the platform’s 175 million unique monthly listeners, whether they’re SoundCloud Go subscribers or not.

であれば、住み分けというか、クリエイター的にはプラットフォームに大きな変更は無いようにみえます。

勝手に配信されたりする心配はなさそう

たとえばSoundCloud Goのせいで曲が勝手に配信されちゃうんじゃないか、という懸念があります。
が、こちらもブログの文面を見る限りだと、製作者自身が権限の管理をできると思われます。
そりゃそうですよね。

あとマネタイズの新しい仕組みを作ってる最中らしいです。
SoundCloudはその辺弱いので(さっきも書きましたけど)、配信と組み合わせて
アマチュアクリエイターがしっかり価値をつけてもらえるようになるといいですね。

We’re always working on new ways to open up the SoundCloud platform and monetization tools to more creators and audiences – and that hasn’t changed. Your tracks are yours. You’ll still have control over who has access to them and how.

また、ヘルプページにも以下の記述があります。
SoundCloud | SoundCloud Go for creators

Control over how your tracks are used is entirely up to you, the rights holder. Your listeners will continue to freely access and experience your tracks in the same way as they always have. The introduction of SoundCloud Go does not mean SoundCloud will now place ads, or restrictions on your track’s availability without your permission.

制作側の許可無しに配信サービス使ってリスナーが聴ける状態にはならない、
ということで間違いなさそうです。

でも配信登録できるのは「選ばれし者」のみだった

さきほどのヘルプページに以下の記述があります。

Becoming an On SoundCloud Premier artist
Membership is currently invite only. However, we highly recommend signing up to be emailed when the On SoundCloud program opens up for more creators to be a part of.

まー低品質な音楽が溢れてもSoundCloudにとって不利益ですし、
招待制になるのはうなづけますね。

でも最初に書いたレコメンド機能、下々の民にはあんまり恩恵なさそうです。
ざんねん。

しかし、上記の文面をよく読むと、レーベルアーティスト限定というわけではなく機会は平等にありそうです。
地道なコンテンツづくりが報われると良いですね。

広告は組み込みプレイヤーに入る

有料登録しないと広告が導入されます。
広告は組み込みプレイヤーに入って、フリーモデルの運営などに使うようです。

SoundCloud | Ads on SoundCloud (US Only)

Ads on embedded players
If an embedded track has an audio ad at the beginning, the owner of the track is part of the revenue sharing level of our creator partner program and has enabled ads on their content.

Only the artist or partner and SoundCloud will share in the revenue generated. The external website and the person embedding the track will not share in any revenue.

How ads work
Ads are only played against content with the Premier Partner’s explicit consent. Ads will not be placed on any of your tracks if you are a Free, Pro, or Pro Unlimited user.

Youtubeが広告導入したときもちょっと騒ぎになりましたが、
慣れてしまえばある程度は大丈夫、と勝手におもっています。

むしろ今まで全然収益化できてなくて経営悪化してるので、プラットフォームが長続きするなら個人的にはアリです。

誤解?:無料会員が全く駄目になるわけではなさそうに見える

たぶん話題になっているのは、ALL DIGITAL MUSICさんのこのニュースだとおもうんです。

SoundCloudの有料オプションが登場。「SoundCloud Go」は月額9.99ドルで再生可能なカタログは1億2500万曲! | ALL DIGITAL MUSIC

で、以下の記述が誤解を招いているんじゃないかなーとかおもってます。

SoundCloudを今後もフリーで使うユーザーは、広告が表示されるだけでなく、再生できる新しい楽曲も有料会員に比べて減ります。もし有料会員のみの新曲に出会った時、フリーユーザーは30秒のみのプレビュー再生となります。

これ、ここまでの公式ブログの読み解きと合わせると、
わたしは以下のように解釈します。

  1. 有料登録しているクリエイターは、楽曲の公開範囲を管理できる。
  2. 有料会員が制限している楽曲を無料会員が聴くと、30秒プレビューになる。
  3. 結果として、有料会員(クリエイター)が制限をする分、「再生できる新しい楽曲も無料会員は有料会員に比べて減」る。

そりゃそうですよねっておもいましたけど、いかがでしょう。

で、これと先ほどの「別に完全有料配信化ではなさそう」の節と合わせると、
今までの使い方をする分には大きな影響は広告挿入くらいしかないと解釈できますが、
こちらについてもいかがでしょう。

何か公式の情報で見つけられてないものとか誤解とかありましたらご指摘ください。

まとめ

なんか方方で「SoundCloud終わった」とか言ってるひとが居て、
なんだか釈然としないので原文を拙い英語力で読むという手段に出てみました。

うーん、まとめると、
「別にリスナー的にもクリエイター的にも気にしなければ大きな影響はなくて、
ストリーミングサービスに登録したユーザーはオフラインでたくさん聴き放題で嬉しい」
くらいのニュアンスに見えます。

ひたすらブログを読んだだけなのでいまいちまとまりきれてませんが、
巷で言われているようなネガティブなイメージをわたしは感じませんでした。
いかがでしょうか。

まだアメリカでしか使えないらしいので、今後どうなるのか引き続き見守っていきたいと思います。

「そうは言ってもSoundCloudはもうやだ!」というひとは
hearthis.atがおすすめですので、以下の記事も併せてどうぞ。
SoundCloudの将来が不安なので、hearthis.atに乗り換えるのがいいかも

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