ありんこ書房

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「QRコードを読んで下さい」が駄目な理由と、それを改善する2つのアイデア

      2016/05/07

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QRコード、定着しているように見えますがそうでもないので、実は工夫が必要です。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

QRコードを読ませるのは難しい

QRコード、皆さんもご存知ですよね。
これです。
QR_Code

これを、スマートフォンを使って読み取ると、
多くの場合URLにアクセスできるようになるので、
チラシとか雑誌に印刷して、それを手に取った人に読んでもらって広告手段として使ったりしますね。

QRコード、読むの難しくない?

で、このQRコード、読むの難しくありませんか。
いや、「アプリ起動して近づけるだけだろ」って思うかもしれませんがそういうレイヤーではなくてですね。

そもそもスマホにQRコード読むアプリが最初から入ってないんですよ。

となると、「QRコードを読んでください」と何の気なしに言ったとしても、
実際の手順として連想されるのは以下のようなステップです。

  1. QRコードリーダーをアプリストアで検索する
  2. QRコードリーダーがダウンロードされるのを待つ
  3. QRコードリーダーを立ち上げる
  4. QRコードを撮影する

という具合に、前半に余計な手間が入ってくるんじゃないかと考えています。

QRコードを貼り付けた広告をする場合、受け手がサクッと読み込んでくれると勝手に思ってませんか。
実は結構めんどくさいので省略されるんじゃないかという問題を解消できていませんよね。

「コンテンツが良ければ多少面倒くさくても見てくれる」という幻想は未だに生きていますが、
めんどくさくないアクセシビティを確保できているものはもっと注目されるという事実は無視されがちです。

さて、目標とするコンテンツに辿り着いてもらえないのでは広告の意味がないので、
この「めんどくささ」を解消する手段について、以下で2点ほど考えてみました。

広告先のURLにアクセスさせるための解決手段

解決策1: 「LINEを立ち上げてください」と言う

実はLINEでQRコードを読めます。
やり方は下記のサイトを参照ください。

読み取りアプリは不要! LINEさえあればQRコードを簡単に開けるぞ | iPhoneひとすじ! かみあぷ速報

ポイントはLINEであるという点です。
QRコードリーダーって普段なかなか使わないアプリなのと、たくさん似たようなアプリがある関係で
誰もが同じように使える環境であるとは言い難いというのが現実なんですよね。
人によって入れているアプリが違ったら、説明する側も大変ですし。

ところが、今の時代LINEなんて誰もがインストールしているマストアプリの地位を確立していますから、
「QRコードリーダーで読んでください」と言ってアプリの新規インストールを連想させるよりも
「LINEを立ち上げてこう操作して読んでください」と案内する方が圧倒的にハードルが低いわけです。

LINE

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というわけで、QRコードを読ませるという目的であれば「LINEに誘導する」のがいちばん有効です。

解決策2: 検索を促す

解決策1ではLINEを入れたくない人に広告する方法が出てないという問題が残っています。
そこで、普通に「検索を促す」というのを提案してみます。

どうやら、今の若い子たちは、音声入力をカジュアルに使いこなすということができるらしいんですよね。

平成10年生まれ「何で平成一桁生まれの人たちって、がんばってフリック入力でTwitterしてるんですか?」 – Togetterまとめ

てことは、「Hei, Siri! 〇〇について検索して!」を日常的にできる世代がどんどん増えてくるわけです。
頑張ってポチポチQRコードアプリ出してみたいな発想がすでに遅れている可能性もあります。

そこで、少し前にテレビCMなんかでも流行った「〇〇で検索!」というメソッドです。
検索機能はどんなスマホでもOSレベルで標準サポートしていますし、先に述べたように音声入力によるスピーディな検索ができます。

広告に、テレビCMで見たような「検索フォームを模した絵」を置いて検索を促すと
あとは興味を持った受け手は勝手にググってくれますので、それをレシーブすれば広告の目的を達成することができます。

この方法の問題は、広告を出す側が、確実に検索にヒットする簡単なキーワードを用意する必要があることです。
多くの場合Webサイトのタイトルが有効ですが、先の音声入力を想定すると発音しにくいとか読めないとかだったら広告的に最悪です。
また、他のサイトが上位に食い込んでしまうと、受け手のアクセスが逸れるのでそれもダメです。
なのでWebマーケティングの手法がちょっと必要という観点で上級者向けですが、
時代を考えると検索最適化が一番強力です。

この手の話は「SEO(Search Engine Optimization)」という話になるのですが、
今のうちに勉強して出し抜くぜ!みたいな意思のある人には、以下の書籍をお勧めしておきます。
このシリーズ、SEOに限らずわかりやすいです。

ついでにいうと、海外は全然QRコード使わない文化ですので
海外にアナログ媒体で広告する機会なんてそうそうないかもしれませんが、頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

まとめ

QRコードを読ませるならLINEの使用を促せ、あるいはQRコードを捨てて検索させろ、という話でした。

QRコード、雑誌やフライヤーのほか、デジタルサイネージとか街頭広告など
以外と色んなところに潜んでいます。
同人活動はオンラインが中心なのであまり縁がないかもしれませんが、
即売会は未だに紙のカタログを使う文化ですから、このような「OfflineからOnlineへの導線」の引き方について
いくらか知っておいた方が便利かと思います。

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