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Cubaseで一瞬の内にできる、ホラー系音源に有用なピアノの逆再生の作り方

   

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ホラー系に使えるピアノの逆再生を一瞬の内に作るテクニックの紹介です。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

ピアノの逆再生の魅力

本記事ではCubaseで波形の逆再生を作るための方法を紹介しましょう。
あえて「ピアノの」としているのはわたしが不気味系の音作りを本分としているからです。

いいですよね、ピアノの逆再生。
ピアノって高音から低音まで様々に表現力があって、それ単体でも非常に魅力的な音なのですが
これにエフェクトをかけたり波形編集を施すことによって、さらなる効果を引き出すことができます。
逆再生はその引き出し方のひとつです。

が、DAWの扱いに慣れていない初心者の場合、そもそもどうやって逆再生作ったら良いのかわからんという状態に陥ってしまい
表現したいものが脳内にあっても「DAWの操作がわからない」せいで頓挫してしまうというパターンがありがちです。

それは非常に残念なので、本記事を参考にしてみなさまもホラーなピアノ逆再生ライフを送りましょう。

Cubaseでピアノの逆再生を作ろう

拍子抜けするほど簡単にできます。
Cubaseの「インプレイスレンダリング機能」を使うとMIDIを即座に波形に落とし込めるので、これを利用します。

準備: MIDIを打ち込む

これについてはちゃんとした説明を省略しますが、
まず逆再生のもとになる「普通にピアノ打ち込んだ音源」を用意します。

こんな感じで。今回はE7の白玉コード一発ですが、
お好みに応じてアルペジオとか色々試してみてください。
preverse1
preverse2

波形に書き出す

従来のCubaseで波形に起こす場合、通常のレンダリング機能を使う必要がありましたが、
Cubase8だったか8.5のあたりで「インプレイスレンダリング」という新機能が追加されて、
非常に手軽にMIDIを波形にすることができるようになりました。

というわけで、変換したいMIDI(今回だと打ち込んだピアノのリージョン)を選択しまして
「編集」→「インプレイスレンダリング」を選択します。設定は特にいじらなくてOKです。
preverse3

一瞬の内に波形に書きだされました。かんたんですね。
preverse4

波形の前後を逆転させる

波形編集っぽい見出しですがCubaseを使えば一瞬で作れます
他のDAWでもたぶん同じ機能あると思います。基本的なところなので。

というわけで、先ほど書きだした波形のトラックを選択しまして、
「Audio」→「処理」→「前後に反転」を選択します。
preverse5

……以上!
もうどこにどういう機能があるかの紹介にしかなってませんが、
こんな感じでインプレイスレンダリングと波形の基本処理機能を使うと一瞬の内に逆再生のピアノができました。
preverse6

まとめ

できあがった逆再生音源はこちらです。

ちょうど妖精帝國の「Shadow Corps」のイントロがこんなようなのですね。

本記事ではアレンジや他の音源については触れていませんが、
リバースシンバルやリバースキックを手作りしたり、ピアノ以外の音源を逆再生させてみたり、
逆再生音源に空間系のエフェクトをかけて更に恐ろしい加工にしてみたりなど、
「原音をひっくりかえす」だけでも新たな表現の可能性が生まれます。

なかなかニッチな感じのネタでしたが、ところどころで割と有用なので覚えておいて損はないでしょう。

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