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海外にギターをオーダーするときは、ゆうちょ銀行を使うと現金で支払いできる

   

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海外送金の手順を紹介します。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

ちかごろ、Twitterなんかで「海外のギターメーカーにギターを作ってもらう」というムーブメントのようなものがあります。
日本のギターは非常に高品質なんですがカスタムオーダーすると高かったり、エキゾチックウッドやファンドフレットなどの特殊な仕様にこだわろうとすると
現状対応しているところは国内だとほとんど無かったりします。
こういうとき、海外メーカーだと評判のいいところをうまく選べると価格を抑えつつ自分の好きな仕様でオーダーできるので嬉しいですよね。

さて、そんな海外オーダーのときに問題になってくるのは英語とお金の支払の2点です。
このうち英語についてはお店によってオーダーフォームがあったりしますし、時点で調べながらゆっくり書いても間に合いますのでハードルとしてはそこまで高くないですが、
海外送金についてはやり方を知らないと手も足も出ないという問題がありますので、本記事で具体的な手段について書いておきましょう。

海外送金の手段

わたしが知っている限りだと、簡単に海外送金できるサービスは以下の3つ存在します。

  • SBIレミット
  • ゆうちょ銀行
  • PayPal

で、SBIレミットは手数料が1,480円と格安なんですが、「リファレンスナンバーを伝えてMoneygram社のサービスから受け取ってもらう」という手続きを受取人にしてもらう必要があり、
もしかしたらそれを受諾してくれない場合があるかもしれないので、ネット経由で全部完結して非常に便利なんですが割愛します。
(興味があったら調べてみて下さい → SBIレミット )

また、PayPalはSBIレミットより簡単ですが手数料がパーセンテージで取られます。20万円、30万円のギターだとしたらそれだけ沢山かかってしまいます。そしてクレジットカード必須なので、人によってはこれが障壁になってしまいます。

ゆうちょ銀行を使った海外送金

ということで残りましたゆうちょ銀行による海外送金。これを使うと以下のメリットがあります。

  • 窓口から現金で送れる
  • 手数料は2,500円固定
  • 係の人に逐一訊けばトントン拍子に終わる = 難しいこと考えなくていい

なんと現金でその場で支払いなのでクレジットカードが要りません。
以下で手順を紹介します。順番に見ていきましょう。

参考: 口座あて送金/口座間送金−ゆうちょ銀行

準備

まず、ゆうちょ銀行で海外送金する場合に準備が必要なものは以下の情報や道具です。

  • 印鑑(訂正などあったとき用)
  • 身分証明書(免許証など)
  • マイナンバー通知カード
  • 受取人の住所情報
  • 受取人の銀行口座情報(IBANコード、SWIFT or BICコード、銀行の住所)
  • 代金(日本円で支払います)

このうち、住所情報と銀行の情報については、順調に取引が進んでいれば相手から全て必要な情報が送られてくるはずです。
IBANコードは国名コードを含む28桁の数字列、BICコードは8桁の英字列、住所などの情報は「建物名 番地名 都市名 県/州名」のフォーマットになっているはずです。

これらの情報は電子メールでやりとりするかと思いますが、窓口でバタバタしたら焦りますので紙にメモして持っていくのが良いでしょう。

お金については現地のレートで換算した金額+手数料2,500円を上乗せしたくらいの金額を持っていきましょう。レート変換は以下のサイトがわかりやすくておすすめです。

通貨換算ツール | 為替レート | OANDA

ちなみにゆうちょ銀行に口座を持っていれば、その口座から相手の口座に送金できますが、わたしがやったことあるのは現金のみですので、すみませんがこの方法で紹介します。

窓口に行く

さて、準備が揃ったらあとは郵便局の窓口に行くだけですが、実は海外送金ができる郵便局は限られているので気をつけてください。

お近くの郵便局が国際送金を取り扱っているかどうかの調べ方ですが、郵便局の以下のサイトにアクセスします。

郵便局・ATMをさがす

アクセスしたページの下部から「貯金サービスから選ぶ」タブを選択しまして、「国際送金」のところにチェックを入れて「検索」を押します。
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いっぱい出てきますので、お住いの都道府県を選択して順番に降りていくと、お近くの郵便局で国際送金を取り扱っているところがヒットするはずです。そこに向かって下さい。
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郵便局についたら、受付番号を発行する機械で番号札を発行し、呼ばれるのを待ちます。よくわからなかったら近くの係員さんに「国際送金の手続きをしたいのですが」と訊けばOKです。

書類を記入する

さて、実際に窓口に来ますと、国際郵便振替請求書を早速記入することになります(書類の見本、ググったら何故かゆうちょ銀行以外のサイトから出てきます……)
ここで入力するのは以下の情報です。手元に見本がないので文章だけで申し訳ないのですが、書類の上から以下の順番に項目が並んでいます。なにやらいっぱい並んでますが簡単なので大丈夫です。

  1. 受取人の名前
  2. 受取人の住所
  3. 受取人の国名(アメリカはUSA、ニュージーランドはNEW ZEALANDなど書式が決まってますので、係の人に確認するのが良いです)
  4. 口座番号(=28桁のIBANコード)
  5. 受取銀行の名前
  6. 支店名(伝えられた情報に支店名が無かった場合は、無くて良いパターンなので書かなくてOKです)
  7. 銀行の住所
  8. 銀行コード(=SWIFT or BICコード)
  9. 差出人(あなた)のお名前
  10. 差出人(あなた)の住所(マンション名 区・番地 都市名 都道府県名 の順で書く)
  11. 電話番号(スマホの番号でOKです)
  12. 通貨コード(ユーロはEUR、ポンドはGBPなど決まっていますので、取引先から指定された単位はどう書くのか係の人に訊くのが安全です)
  13. 送金金額(右詰め、端2桁は小数点以下なので注意)
  14. 送金目的(「楽器購入代金」でOKです)
  15. その他チェックボックス

なんか複雑そうだなーって思っても安心して下さい。結構簡単です。というのも、窓口にわかりやすい記入例があるのでその通り書けばOKですし、わからなかったら目の前に係の人がいるので訊けば問題ありません。
チェックボックスも宣誓とか同意のチェックなので、記入例通りにレ点入れれば終了です。

「準備」のフェーズで必要な情報を全部紙に書くなどして持っていけば、そのとおりに書いていくだけですので、特に迷わないでできるはずです。

あと「間違えたらどうしよー」とお考えになるかもしれませんが、訂正を指摘されたら、二重線で訂正して印鑑で訂正印押して書き直せばOKなので恐れなくても大丈夫です。
ただひとつだけ、全部アルファベットの大文字で書かないとアウトですのでそこだけ守って下さい。

裏でコンピューターではなく人力で手続きしてるっぽいので、ローマ字の形式とかは適当に読めれば問題ありません(例:じ→JI、ZI どっちでもいいです)。


また金額を書く際なんですが、ゆうちょ銀行のサイトにもありますように注意点がひとつあります。

口座あて送金/口座間送金−ゆうちょ銀行

※送金金額から口座登記料(受取人さまの口座に入金する際に受取機関が収納する手数料)や仲介手数料(送金処理を仲介する機関が収納する手数料)等が差し引かれる場合があります。
※口座登記料については、受取人さまの口座を保有する関係銀行等の預金契約等により、金額や収納方法が異なりますので、ゆうちょ銀行・国際送金取扱郵便局では把握しておりません。

これどういうことかと言うと、仲介手数料がかかるパターンがあるけど、この金額でいい?送り主が手数料負担しなくていいの?という意味です。

で、国によって仲介手数料の金額が違うので、事前に送る国の仲介手数料を係の人に訊いて、商品代金にその金額をプラスしたものを記入するのが良いでしょう。
また、銀行側の受取手数料はこちらが把握できないので、気にしないで良いです。

口座から口座に送る場合は、この書類にたぶん登録印とゆうちょ銀行の口座番号の記入が必要になりますが、検証していないため割愛させて頂きます。

このあたりで身分証明書とマイナンバー通知カードが確認のため回収されます。手続きが全て終わったときに返還されます。
なんだか気持ち悪いかもしれませんが、悪意のある人がマネーロンダリングなどの不正な目的で送金するのを防ぐ目的があります。

お金を払う

現金でお金を支払います。口座から口座の場合はここは省略できると思います。
お釣りは出ますのでちょっとくらいならはみ出ても問題ありません。といいつつわたしは丁度支払いましたが。

あらかじめレート変換してお金を用意したつもりが足りねえ!ってなったときは、「すみませんちょっとATM寄ってきます」と行って離脱しましょう。係の人からしたらよくあることです、恥ずかしくありません。

これについてはちょっと金額が大きいだけで普通の買い物とやること変わりませんので、あまり気をつけるところも無いと思います。

待つ

あとは郵便局の人たちが事務処理をやってくれますので、ちょっと待ちます(10分位)。

このとき書類の最終確認もしているようで、誤りがあったら呼ばれて「ここを訂正して下さい」と指示されます。
指示通り間違えたところに二重線を引いて訂正印を押し、正しく書き直せばOKです。

問題なく通った段階で控えをもらえますので、それで海外送金の手続きは全て終了です。お疲れ様でした。

長々と書きましたが実際やってみると異様に簡単です。「コミュ障だから」とネットの送金サービスを調べ上げて悶々とするより100倍建設的で楽です。

ゆうちょ銀行国際送金サービスの欠点?

欠点といえば欠点かもしれないなーと思ったところは一応あるにはあります。

現金一括しかない

口座から口座にしても、窓口から現金を支払う場合にしても現金一括ドーンです。クレジットローンみたいなことは一切できません。

たしかPayPalだと分割支払が出来た気がするので、これについてはハードルが高いかもしれません。
頑張ってお金貯めましょう。仮にローンできたとしても手数料も馬鹿になりませんし。

ゆうちょ銀行の営業時間帯がシビア

はい、「郵便局のサービスを使う」という点で察しが良い方はおわかりになりましたかと思いますが、
この国際送金サービス、窓口でやりますので当然郵便局が開いてる時しか使えません

ということは平日の昼間に郵便局に行く必要があるわけで、普通の会社員の方だともしかしたら面倒くさいかもしれませんね。
その場合はPayPalはネットからいつでも送金できるのでやはりアドバンテージがあります。

でもほら、夢のカスタムオーダーのためにお休みくらい取っても良いんじゃないですか(無責任)。

日数がかかる

システム上仕方ないのですが、PayPalと比較すると向こうの口座に入金されるまで日数がかかります

これは国によって異なるのですが概ね営業日で4〜6日程度らしく、PayPalと比べるとこれもちょっと遅いかもしれません。
週末を挟むとさらに2日プラスされますので、月曜日にやるのが良いでしょう。

まとめ

という具合に、事前準備をして窓口に行けば、あとは順番に手続きするだけで意外と簡単に海外送金できるよー、という話でした。
わたしはギターのオーダーでやったことはないんですが海外送金やったことあるので、せっかくですから共有してみました。

ちなみに「送金」とは言ってますが現金を送ることはできないので、「為替」という仕組みを利用しています。詳しくは日商簿記3級のテキストを御覧ください(?)。

PayPalの手数料が結構高くつくので、多少不便はありますが金銭面ではこっちが有利です。また、他の金融機関でも大体5,000円くらいからかかるようですので、ゆうちょ銀行の手数料2,500円はかなり安いです。
「海外オーダーよくわからない」のハードルのひとつになるかと思いましたので、検討されている方の一助になりましたら幸いです。

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