ありんこ書房

今日から使える創作ノウハウ。時々エッセイ。ゴシックカルチャー。

「音MOOC」が無い! 〜pixiv「sensei」に感じる音楽向けオンライン講座不足という印象の話

   

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「音楽のオンライン講座が少ない!」という話です。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

創作スキルを磨きたい

同人作家やインディーズバンドといった、「趣味で創作をしているひと」の多くが
模索しては具体的な解答を得られずにのたうち回るであろう問題が、
「どうやったら憧れのあのひとみたいに上手になれるのか」という点でしょう。

盗んで覚えろとか○曲作れとかひたすら描けとか謎の言葉ならその辺に転がっているのですが、
われわれはそもそも勉強の手順やツール、マイルストーンの引き方、その全てがわからないのです。
故に闇雲に本を買ってみたり、インターネットに散乱する情報を集めるのが関の山なのです。
正直なところ非常に効率が悪いので、学校みたいに体系的に順番に覚えられたら素敵です。

つまり、0から手順を教えてくれる教材or教師が欲しいのです。

……獅子は我が子を千尋の谷に落とすといいますが、わたしだったら全身の骨が折れて死にます。

オンライン講座を使おう

今は便利な時代です、何がどうなってるのかわかりませんが、
あらゆる講座を無料〜数千円で受講することができます
有償でも、この「数千円」というのがミソで、授業やレッスンの受講料より時間単価が圧倒的に安いんですよね。
なので意欲のある受け手で、かつお金がないひとからしたら非常に素晴らしい時代になっています。

イラストは、オンライン講座が沢山ある

イラストについてはpixivの講座タグをなぞっても良いのですが
そのpixivがsenseiというサービスをリリースしました。

sensei

動画で絵の勉強ができます。
いまはタブレットPCを液タブ代わりに使ったりできるので
昔では考えられないくらい低予算で効率のよいスキルアップができると考えられます。

このほか、以前からあるものでもこれだけ列挙できます。

これらの特徴は、「(場合によって)法人運営」「講師が複数orソーシャルによる集合知が1サイトにまとめられている」「体系的」「無料〜数千円の受講料」
というあたりです。
ゼロからなぞっていけば確実にステップアップできるようなカリキュラムが組まれていたり、
スキル的に間違いのないプロが担当しているなど、講座の組み方や品質がやはり安定しています。

なので、今の時代イラストを始めるなら道具をさっさと揃えたら本なんか要らないのかもしれません。
というかわたしだったら買いません。

MOOCによる無料講義

MOOCという仕組みがあります。

Massive open online course – Wikipedia

Massive Open Online Course (MOOC、ムーク) またはMassive Open Online Courses (MOOCs、ムークス) は、
インターネット上で誰もが無料[1]で受講できる大規模な開かれた講義のことである[2][3]。
代表的なプラットフォームとしては「Coursera」「edX」や、
日本版としてはJMOOC[4]が提供する「gacco」「OUJ MOOC」があり、条件を満たせば修了証が交付される[2]。

というわけで、ネットで無料で勉強し放題という神がかり的なシステムです。
詳しくは紹介しませんが「MOOC」で検索すると知的好奇心を刺激されます。

先ほど紹介しましたイラスト講座は、プロによる「顔の描き方」といった講座が場合によっては動画で、
あるいは講師による添削など、MOOCの構造が部分的に取り入れられた仕組みになっています。
MOOCは学校の講義そのものですので、そのシステムを継承した各種イラスト講座は
そりゃ高い品質になるわけです。

学校教育のMOOCも、「絵MOOC」も、「モチベーションが高いが経済的問題で勉強が出来ない」というひとの
大きな助け舟になってくれることは間違いありません。

特に創作屋さんは学生さんが多く、必然的にお金が少ないので、
創作に特化したMOOC的サービスというのは見通しが明るいなーっておもいます。もっと流行れ。

じゃあ、音楽は?

ここまで揃ってるなら「音MOOC」もあるだろーとおもったんですが全然ありません

通信講座は、あります。
Skypeによるオンラインレッスンも、あります。
Youtubeで素晴らしい講座動画を連載されている先生も沢山いらっしゃいます。

が、法人運営・集合知orプロ・添削・無料〜安価が全部詰まった1個のサイトが見当たりません。
先ほど述べましたように昔からある仕組みのWebサイトや動画公開はたくさんあります。
これらの講座を無料で閲覧できるのは素晴らしいですし、十分勉強には困らないとおもいます。

しかし、「絵MOOC」のように

  • プロから和声学を教わる講座
  • ヴァイオリンをオンラインで添削されながら学べる動画講座
  • 音楽理論を体系的に勉強して、課題を提出したりする講義
  • 正しい声の出し方を声楽の先生が教えてくれて、課題もある講座

みたいな「音MOOC」的システムを採用したサービスがないんですね。
こういうサイトって、通常のMOOCと同じで分野を検索すると必要な講座が列挙されるので
あらゆるニーズに一発で対応できて、学ぶ側としては非常に嬉しいわけです。

多くの人にとって、インターネットの海を手探りで知識を掘り起こすのは容易なことではありません。

……というわけで、一見ブルーオーシャンなきがするので
誰か作らないかしらーと勝手なことをいってみます。
すごく面白いサービスを立ち上げている音楽サービスのベンチャー企業をいくつか知っているので、
音楽の作り方や奏で方を愉しく効率よく習得できる未来が来たら良いなーっておもっています。

むすび

がらにもなくエッセイ風文章書いちゃいました。

MOOCは主に外国語学習とか抜け落ちた理学系の知識を補完するのに非常に便利で、
創作にもその流れが来ているようなきがしてたので勝手に期待しています。
ソーシャルのハウツー共有はもちろん強力なのですが、別のアプローチというかステップがあっても良いとおもいました。

なんだか音楽だと絵よりプロの先生方を呼ぶのが難しいとか
色々大人の事情があるんでしょうか。うーん。

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