ありんこ書房

今日から使える創作ノウハウ。時々エッセイ。ゴシックカルチャー。

バンドや同人サークルのメンバーを募集するとき、書いてはいけない5つのアンチパターン

   

スポンサードリンク

難しいといえば難しいので完璧を喫するのは無理があるでしょう。
しかし、良い巡りあわせのためにできることはあるはずです。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

インターネットによるメンバー募集

インターネットを活用すると、バンドやサークルのメンバーを集めることが簡単にできる時代になりました。そのために特化したWebサイトもありますね。

バンドメンバー募集 OURSOUNDS

新着メンバー募集-バンドメンバー募集ソーシャルメディア | with9

で、これらのサイトを活用すると、バンドメンバーが集まってバンド活動が始められて、明るい未来に向かって共に邁進……というわけにはいかないのはなんとなく想像つきますよね
理由は言うまでもなく、相手の人となりがネットで募集した段階では不明であることや、続けていく内に障害にぶつかることが挙げられます。つまり、人間を知らないと理想的な展開にならないといえるのです。

それらを回避するために、例えば「技術的に上手な人がいいなぁ」とか「志の高い人がいいなぁ」とかそういうこちらのオーダーを叶える必要があります。かといって相手に事細かに注文かけると嫌な奴なので、なんとか「こっちのペースに持っていく」工夫をしなければなりません。

というわけで、極めて主観的ですが、わたしの考える「こっちのペースに持っていく工夫」を色々考えてみましたので参考にして下さいませ。

メンバー募集を「こっちのペース」で理想的に運ぶコツ

いろいろあるんですが、「主観的(相手と自分で解釈にズレがある)なことは一切書かない」というのが一番のポイントです。理由は「主観的・曖昧なことを書くと認識にズレが生じて事故の元になるから」です。従いまして誰が見ても同じことをイメージできる要素を並べていくのが良いと思われます。

具体的に以下に書いていきましょう。アンチパターン形式で書きますので「〜しない」が基本となります。

「やる気のある人」と書かない

募集サイトに書いてるんですからある程度やる気があるのは当たり前です。ナメないで下さい。たぶんこれで言いたいことは「ユルくバンドできればいいや」みたいな学祭バンド的空気感が嫌い、というニュアンスだと思います。

であれば、「やる気がある」という定義が困難な文言ではなく「プロを目指している人」とか目標ベースで書くとやや具体的になるでしょう。ちなみにこう書きましたが「プロ志向」はまだまだ曖昧です。どこを目指して何をしているのかまで書いたほうが良いでしょう。

「楽しんでやれる人」と書かない

会社も学校もバンドもサークルも楽しさは人間関係に大きく依存します。そしてバンドをやりたい以上音楽をある程度楽しむセンスはあります。なので、人としての相性について考えたほうが建設的です。

例えば、「twitterを見て気が合いそうだと思った人」とか、「たけのこよりきのこ派の人」とかそういう具体的な「音楽以外で気が合うポイント」を探すと良いでしょう。後者は冗談ですが。
こちらも「楽しんでやれる」の考え方が募集主と受け手で分かれると事故の元になります。具体的に書きましょう。

「技術のある人」と書かない

技術があるってなんですか。こっちの考える「技術がある」と相手が考える「技術がある」にズレがあると必ず事故が起こります。こちらも具体的に同じ意味を持つ文言を書きましょう。それもさりげなく。

  • ○○(バンド)の□□(曲名)を原曲キーで歌えちゃう方
  • ニコニコ動画やYoutubeの演奏動画、SoundCloudの音源を添えて応募して下さい

特にポートフォリオを要求するのは非常に客観的かつ具体的で確実です。技術についてこれは嘘をつけなくなります。

「不問」にしすぎない

性別、経歴、年齢・テクニック問いません!みたいなのが結構ありますがそんなこと言ってボーダーライン無意識に設けてますよね?20代のメンバーでドラムだけ足りない!と思っていたらあんまり上手じゃない50代のおじさんが来たらどうします?断りにくいですよね?断ったとしても相手からしたら釈然としませんよね?

この例の場合、「メンバーの平均年齢が若いのを書いているから大丈夫と」思っている方もいるかもしれませんが、相手に配慮を要求するのは想像力が足りません。応募する人はしてきます。

というわけで、お互いのために譲れないポイントは必ず明記しましょう。音楽以外のところでもいいです。たけのこ派はNGとか。冗談です。

雑な文体やチープな分量の文章を書かない

当たり前ですが雑な文章だと態度が透けて見えますので、その距離感のツカミ方の下手さが命取りになります。文章は必ず誠実に書かなければいけません。具体的には、

  • 敬体で書く。
  • フェイスマークを使わない。「!」とか使わない
  • ここまでに書いた要素を踏まえて、具体的に情報量の多い文章を提供する(軽い文章を書かない)

などが挙げられるでしょう。「そんなのロックじゃねえ!」って思うかもしれませんが憧れのメジャーバンドは事務所の下で働く模範的な社会人です。マナーは守りましょう。ステージの上では狂人でいいですから。
Dir en greyの京さんとか、その最たる例ですよね。「誠実であること」は極めて重要ですが、「音楽の自由さ」を勘違いすると無視されがちな要素だと思います。

まとめ

以上、ひとことでまとめるとメンバー募集要項は誠実な文体で具体的に書けでした。
メンバー募集はそこでまず人を捕まえてお話をして、という場面に捉えがちですが認識合わせ会議の役目も代用できていると考えています。

特に連絡をとりあうと断りにくい空気が出たりと色々面倒もありますので、せっかくインターネットで一方的に募集かけられるんですから、徹底的にフィルタリングするのが良いと思います。
そのためには認識ズレが起こらないように「具体的に全て書く」ということが重要になります。アルバイト募集も時間帯や給与など明記してありますよね(ブラックバイトは嘘をついているので論外ですが)。

 - エッセイ, 創作 , ,