ありんこ書房

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ギターのオーダーが20万円くらいでできるKiesel Guitarsを調べてみた

      2016/09/18

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オーダーギターというととんでもない値段のイメージですが、その辺のストックギターと大して変わらないお値段でできるという話です。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

あこがれのオーダーギター

ギタリストなら一度は「オーダーギター」というものに興味を持ったことがあるんなじゃないかと思います。
お好みの色、デザイン、ピックアップ、ハードウェアなどに拘って自分にとっていちばんのギターを作るということ、憧れますよねー。

で、オーダーギターの唯一にして最大のハードルの高いポイントは値段が高いその一点に尽きるのではないかと思います。
というのも、国内オーダーギターの雄であるESPがどうも「オーダーギター」のイメージとしてつきまとっており、ESPといえばストックでも40〜60万、オーダーすると80万以上するという超高級ギター。
ああ、オーダーなんて夢なんだなーと考えざるを得ません。

しかし、これはESPがなんだか国内オーダーの基準っぽくなっているから勘違いしているというだけであって、
メーカーの工夫などによってもっと安価なオーダーギター、それこそフルオーダーじゃなくてセレクトオーダーならいけるんじゃないか、と考えて調べてみました。

結果としては、アメリカの「Kiesel Guitars」は高品質・短納期のセレクトオーダーを20万円台で実現できるという反則スペックだったので、こちらを紹介しておきます。

Kiesel Guitarsって?

Kiesel Guitars、たぶん聞いたこと無いと思うんですが、アメリカの「Carvin Guitars」が社名およびブランド名変更したギターメーカーです。
Carvinといいますとアンプやピックアップなどのギター向け周辺機器を出しているメーカーとして老舗でしたので、こっちならわかるんじゃないかと思います。

CARVIN ( カービン ) V3 LED | サウンドハウス
CARVIN ( カービン ) V3 LED | サウンドハウス

アンプのV3なんかはAmplitubeに同名のモデルが存在するので、頭の片隅にCarvinという単語が入っているかたもいらっしゃるのではないかと思います。
で、Carvin時代から数えると創業70年の老舗メーカーです。その辺のマイナー・新鋭メーカーとは実績が違います。ということなので信頼性については問題ないことがお分かりいただけるかと思います。

Kiesel Guitarsのオーダーの良い所

さて、信頼性については問題無さそうだということで、他のセレクトオーダーと比較したKieselの優位性について、簡単に調べてみましたので書いていきましょう。

比較的短納期(3ヶ月程度)

オーダーギター、Twitterを見た感じSkervesenとかOverloadみたいな海外メーカーも結構受け付けている様子なのですが、Kieselがそれら、あるいは国内のESPと比較した強みは納期の早さかなーと思います。

で、以下のKieselユーザーさんの記事を確認するに、納期は概ね15週間、3ヶ月ちょっとのようです。
kiesel guitars のオーダーについて | keiのレフティギター雑記

対してSkervesenは1年、ESPは半年から。あ、国内だとCombat Guitarsは3ヶ月半くらいらしいので同等ですね。
Kieselの場合、ネックやボディの削りだしなどほとんど機械化してるのがスピードの秘密のようです。

アメリカっぽいですね。合理的。

安価(20万円台)

で、Kieselが他のオーダーギターと比較して頭一つ抜けているアドバンテージが圧倒的な価格の安さです。
もちろんセレクトオーダーなのでボディシェイプなど詳細にできないという制限がありますが、とんでもなく安いです。

まず基本価格が1,500$くらいで、これに木材やハードウェアの指定をすると追加料金がかかってくるシステムです。が、その材の質を考えると安すぎます

たとえばトップ材ですが、エキゾチックウッドとして知られるバールメイプルやスポルテッドメイプルが400$、普通のマホガニーやキルトメイプルも150$くらいで乗せられます。

ネック材はメイプルやエボニーはもちろん、パープルハートやコアなど珍しい木材を指定できます。高いもので大体300$くらいのプラス。
指板もローズウッド、メイプル、エボニーは黒檀のほかマッカーサーエボニーも選べます。ものにもよりますが高くて200$〜300$くらい。

その他、ヘッドストックの材とかハードウェアのカラー、各種オプションやピックアップを指定できますが、
わたしがこの記事を書くにあたってバールメイプルとかエボニー指板とか好き放題載っけてみてだいたい2600$(27万円弱)でした。

単発で見ると高くついているように見えますが、実はフジゲンのEXPERTシリーズとかESPのE-IIシリーズと大して変わらない金額だったりします。
その他国産ハンドメイドメーカーは概ね30万円〜40万円台がザラです。

そう考えるとセレクトオーダーでエキゾチックウッドとか好きな様に選んでこの価格はあまりにも魅力的ではないでしょうか。

創業70年に裏打ちされた高品質

さきほど引き合いに出したフジゲンやESPは国産品質というブランド価値があります。
となると、セレクトオーダーでもやはり20万円台で実現してるとはいえ工作精度や音質に影響があると駄目、ということになります。

買ったわけじゃないので調査に寄る推測になってしまって申し訳ないのですが、Kieselのギターは品質が高いと思います。
まず木材のグレードですが、キルトメイプルであれば最低4A、また創業70年の流通路で良質な木材を手に入れるのは得意なはずです。
工作精度や演奏性は……すみません、無責任なことを言えないので実際買った方の記事を参照していただくのが良いと思います。非常に良い感触のようです。

遅くなってしまいましたがついに… | keiのレフティギター雑記

で、わたしがこの記事を書くに至ったのはオリジナルピックアップの音質が良すぎるからというのがありまして、こちらのYoutube動画を御覧ください。

Youtubeの動画(=圧縮)とはいえ、有名ピックアップメーカーに劣らない良い音だと思いますがいかがでしょう。リードトーンのミッドの中身の詰まった甘い響きが個人的に非常に好みです。
これに加えて先ほど紹介したように見た目やらなんやら拘れて価格20万円台でしょ、かなり気になっています。

難点: ぜんぶ英語

で、アメリカのギターメーカーの上に国内の代理店は今通してない(ちょっと前までサウンドハウスがやってましたが、直接オーダーできるようになった)ので、個人でKieselの中の人とコンタクトを取る必要があります。
下記の商品ページから基本シェイプを選んでカスタムオーダーページに進むと、次々選択していくとスペックがまとまるようになっています。

Custom Shop USA Guitars | KieselGuitars.com

なので、スペックを選択するまではなんとかなるかと思います(英語もMapleとかAvalon Inrayとか見覚えがある単語ばかりですし)。
が、出来上がったスペックシートをメールで送付する必要があり、文法とかに自信がない人から見たらちょっとハードルが高いかもしれません。

こればっかりはがんばるしかないのですが、Weblioのような英単語帳サイトや、住所の書き方をググるなどして要点を伝えられれば問題ないと思います。

英語での住所の書き方がスラスラわかる7つのステップ| 英語学習ボックス

まとめ

Kiesel Guitarsは、高品質なギターのカスタムオーダーを大体20万円台で可能にしている、いいなー気になるなーという話でした。
レビューの話でもなければ、肝心なところは他所様のブログに依存するというキュレーション的記事になっちゃって申し訳ないですがいいものは広めたいということで書きました。

とはいえ、国内アーティストがESPとエンドースをしていたりとか「日本の誇りとしてMade in Japan」みたいな精神的な部分もあると思いますので、
「いっちょ高いギター欲しいな」という方の選択肢のひとつとしてとりあえず頭の片隅に置いといていただければ良いでしょう。

Custom Guitars & Basses, Made in the USA | KieselGuitars.com

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