ありんこ書房

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ギターの耳コピや練習において、「JamVOX III」は個人的絶対必携ツールである

      2016/06/15

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ちょっと古いソフトなんですが未だに重用しています。イチオシです。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

ギターの耳コピにおけるめんどくささ

ギターの耳コピ、好きなバンドのスコアが売ってなかったりすると当たり前にやらないといけないので、ギタリストの方であればなんとなく嗜んでいる方も多いと思います。

このとき問題になってくるのは、音感とかコード当てはもちろんなんですが、わたしの好きなHR/HM系だと早すぎてメロディが確認できないとかありますね。また、HR/HMじゃなくても

  • A-Bリピートしたい
  • もっとゆっくり再生してほしい
  • キーを変えたい

など、細かいところで融通きかせたいなーと思うところがあるんじゃないかと思います。

本記事で紹介するソフトウェア「JamVOX III」は、その辺の細かい機能を全て網羅した便利ツールです。長らく更新されていないので結構古いソフトになっちゃってるのですが、この辺の再生機能が非常に重宝するので紹介してしまいます。

JamVOX IIIとは

実機アンプで有名なVOXが販売する、練習に特化したアンプシミュレーター付きスイートです。
練習における様々な便利機能とアンプシミュレーター機能が内蔵されており、これ一本で練習を効率化することができます。

VOX | JamVOX III

で、いきなりなんですがアンプシミュレーター部分とかチューナー機能は一切使わないで、練習に使える機能だけ使う前提で紹介します。理由は後述します。

基本画面

立ち上げるとご覧のような画面になります。
jamvox1
画面真ん中はアンプシミュ、左上のあたりはチューナーとかその辺の機能なんですが今回全く使わないので無視します。ポイントになってくるのは画面下部の波形が表示されているあたりです。

この波形部分に、mp3とか、iTunesであればm4aファイルをドラッグアンドドロップすると、楽曲ファイルを読み込んでくれます。スペースキーを押すと再生が始まります。

再生速度・キーを変える

画面左下の「Tempo」または「Pitch」を操作すると再生速度とキーを変更することができます。再生速度はキーボードから入力すると1%単位、キーは半音ずつ変えられます。
jamvox3
言うまでもありませんが超ゆっくり再生できるのでギターソロなんかをじっくり耳コピすることができます。

また、キーの操作が結構重宝します。
例を使って説明しますと、JamVOXに教則本の練習フレーズのmp3を読み込んだとして、そのフレーズがレギュラーチューニングで演奏されていた場合、わたしのギターは6弦も7弦も半音下げが標準仕様なのでちょっと面倒なことになります。
そこでフレーズ側のキーを半音下げてギターのチューニングに合わせることで、チューニングの調整いらずで練習開始できます。中々便利です。

A/Bリピートする

英語の学習ツールなんかでは当たり前にある「地点Aと地点Bを指定して、その区間をリピート再生する」機能もあります。
読み込んだ楽曲ファイルの波形が表示されているところのうち、リピートしたいところをドラッグするとオレンジ色になりますので、これで完了です。
jamvox6
たとえばギターソロをさっきの再生速度調整機能で50%再生にして、区間リピートで延々ギターソロをじっくりゆっくり練習し倒す、みたいなことができます。
休むまもなくリピートしてくれるので練習に没頭できます。

オケで鳴っているギターを打ち消す「GXT」機能

これもなかなかおもしろい機能なのですが、楽曲ファイルのステレオ的な位置を指定するとその辺にあるギターの音が削れます
なので、左右に振ってGXT機能をオンにするとバッキングが消えますし、ソロパートで中央のギターを消すこともできます。
jamvox4
正確には「ギターを消す」ではなく「その辺の周波数の逆相の音をぶつけている」だけなので、ギターだけ綺麗に消えるのではなく、ギター以外の音も吹っ飛んでちょっとモコモコしたトラックになります。

あんまり信頼しすぎても期待した効果は得られないことは注釈しておきますが、大体消えてくれるので自分のギターの音を聴くのに集中できるようになります。特に最近の曲は音圧が大きくてギターも結構やかましいので、練習で自分の音を聴くために非常に重宝します。

欠点なので使ってないところ

さて、ギター練習周りの機能はここまで述べました通り非常に素晴らしいのですが、実はアンプシミュレーターとして見るとちょっとイマイチです。

なにがイマイチって音が悪いんですよ。なんかデジタルっぽいギラギラした音がして胡散臭いといいますか、そんな感じの音なのです。あとチューナーも精度が怪しいです。さきほど「アンプシミュレーター部分とかチューナー機能は一切使わない」と書いたのはそのためです。

ではどうすればよいのか。わたしは別のソフトアンプシミュレーター(BIAS FX)を別に起動して、ギターの入力信号をそっちに投げています。なのでJamVOX側のI/Oの設定はこんな感じで、インプットを全部切っています。
jamvox2

ちなみにオーディオインターフェースとBIAS FX、JamVOXの再生時のサンプリングレート設定を全部一致させないと音が鳴らなくなりますので、こういう運用をする場合は気をつけて下さい。わたしは全部96kHz/24bitで統一しています。

こうすることで、BIAS FXの良い音を鳴らして練習しつつ、JamVOXの素晴らしい練習補助機能を使うことができます。いいとこどりですね。

まとめ

練習特化ソフトウェア「JamVOX III」はちょっと古いけどいいよ、という話でした。

今の時点では必携の素晴らしいソフトウェアなんですが、個人的に危惧しているのはバージョンアップなさすぎてOSサポート切れするという点です。
使えなくなっちゃったら元も子もありませんので、本記事に影響されて興味を持った方はその辺はご自身の責任で冷静に考えて下さいませ。
ただ補助機能の充実は素晴らしいので耳コピや練習が効率化出来ることは間違いなしです。

ちなみに買い方ですが、公式から買うと$99.99しますが、Amazonで売ってるamPlug I/Oを買うと3,500円で買えて、amPlugのオマケとしてJamVOX IIIがついてきます。これが一番安いです。

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