お金のない学生のための、ギター弦を長持ちさせる3つのアイデア

Elixirを大事に使うのが良いかなーと思いました。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。
エレキギターって買ってそれだけでは終わらなくて、定期的なメンテナンスが必要です(楽器全部そうですが)。
このうち、消耗品として意識せざるを得ないのはピックと弦の2種類かと思います。
で、貧乏学生のうちはいくら楽器好きでもギター弦の維持コストというのもちょっと気になるものでして、
そこんとこなんとかならないかな?と思った点を、わたしの経験から書いてみようと思います。
ギターの弦の維持コストを落としたい!
極論すると交換しないでも持つことは持つんですが、以下のデメリットが思いつきますね。
- 音が悪くなる
- サビで怪我する
- 突然切れる
- チューニングが安定しなくなる
特に致命的なのは怪我するというのと音がちゃんと鳴らなくなる点かなーと思います。サビの部分ほったらかしてるとフレットにもダメージが行きますし、スライドとかグリッサンドしたときに最悪指が切れます(本当)。
というわけで、弦の定期的な交換は不可欠なメンテナンスのひとつです。でもできるだけ安くしたい、という場合、わたしは以下のようなアプローチを取りました。
手段1: 長持ちする弦を使う
まず基本ですが長持ちする弦を使うというのがあります。
今更改めて紹介するまでもありませんが、Elixirの弦は樹脂コーティングによって酸化を防止する構造になっており、独特の手触りではありますが適当に扱っても軽く3ヶ月は持ちます。
欠点としてはそれだけ値段が高いこと。ただし3ヶ月と仮定するとAmazonで1,300円くらいで買ったら1ヶ月400円くらいの見積もりでいけますので、通常のDAddarioなどの弦(600円〜700円)よりびみょーに安く付きます。
次点として、最近わたしが常用している「DAddario NYXL」もおすすめしておきます。こちらは非コーティング弦のはずですが何故か異様に長持ちします。おまけにチューニングの安定性も高いです。個人的おすすめ。
ただしお値段とかご希望のゲージと相談してお好みで良いと思います。7弦とか8弦向けのヘヴィゲージはNYXLのほうが揃っています。
また、Elixirはたびたび「2つ分の値段で3セットのパックが買える」というキャンペーンをやっているので、それを狙うのが一番安いと思います。
手段2: 弾く度に弦を拭く
弦の劣化の原因は、放置による酸化のほかに手指の付着による劣化があります。
したがいまして、こまめに弦を掃除しないとそれだけダメになるのが早くなってしまいます。そこで、弾く度にクリーニングすることを推奨します。
わたしの場合は初期投資としてストリングスクリーナーを買いました。1回買えば1年位使えます。洗剤の方に至ってはいつなくなるんだコレってくらい長持ちします。
そのお金さえ惜しい場合は(学生あるあるですよね)、キッチンペーパーに消毒用アルコールを吹き付けて、弦を挟んで往復させるだけでも脱脂効果があるはずです。
ワウンド弦だとキッチンペーパーの紙の繊維が挟まるかもしれないので、マイクロファイバーの布巾とかメガネ拭き(ゲーム機とかスマホの画面拭くようなやつ)でもいけると思います。
その他周辺グッズは以下の記事にまとめていますが、結構高くつくので後回しでも良いと思います。
参考記事: 機材オタクのわたしが最終的に選び抜いた8つの必携ギターメンテナンスグッズ
手段3: 交換周期を伸ばす
上記2つの手段を組み合わせると、もともと長持ちするElixirがさらに長持ちするようになってくれます。
……といってもずっと張力かかってる以上、あんまりやりすぎるとヘタレて突然切れたりしますので、とりあえず1ヶ月伸ばして「Elixirを4ヶ月使う」という方針で行ってみましょう。
これで1,300円でElixirのNanoweb lightを買ったとして、1ヶ月300円くらいまで押さえられる計算になります。
あと試してないのですが、この「こまめに拭く」というのを普通の非コーティング弦で試して、上手く行けば単純に更に維持費が押さえられる計算になります。
メンテグッズは遅かれ早かれ手に入れることになるでしょうから、まずクリーナーを買って、普通の弦で試してみる価値はあるかもしれません。
まとめ
クリーナーとElixirを導入して、かつ「弾く度にちゃんと拭く」のを徹底するとかなり長持ちするようになります。ズボラでも背に腹は代えられない場合やっておくべきことだと思います。
ちなみに「酸化でだめになる」とすると買った弦をしまってほっとくのはそれだけ寿命が減っていくので推奨しません。中にはジップロックに入れる人も居るみたいですが、最低限楽器屋さんとか通販で都度購入するのを推奨します。
あ、もちろんテンションの維持など考えたら月1回くらいを推奨です。とはいえ、背に腹は代えられないこともあるじゃないですか。ということで今回の記事をしたためました。