ギター始めてから「妖怪ピック隠し」に遭ったことがないので、心掛けを共有するよ

抜本的な対策になっているわけではないことを最初に断っておきます。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。
目次
妖怪ピック隠しという伝説上の生き物
ギタリストのひとたちの間でよく耳にする「妖怪ピック隠し」という生き物(?)がいます。
どうも、自宅練習中でぽろっとピックを落とした時とか、
あるいは、練習を始めようとピックを取り出そうとした時に
「ピックがどっかに消失する」という現象を説明するものとして定義されているようです。
ネットでこういう単語になる程度にはミームとして存在しているようですが、
わたしはギターを始めて以来全く妖怪ピック隠しの存在を確認したことがありません。
というわけで本記事では、わたしが如何にして「妖怪ピック隠し」の魔の手から逃れているのか
別に意識してなんかやってるわけでは全く無いんですが心掛けを共有してみます。
現実的に、何故ピックを無くすのか
妖怪みたいな非科学的な話は置いといて、何故ピックを失くすのか考えてみましょう。
仮説1: 部屋が汚い とその対策
ピックは小さいので、落としたときに落とした周辺の床にモノが散らかっていると
当然どっか行っちゃいます。部屋を綺麗にしましょう。
それができたら苦労しねーよと言われてもわたしの住処は異様にモノがないので
これは残念ながら事実です。落としても、どこに転がっているのかひと目でわかります。
仮説2: ピックの色が紛らわしい とその対策
ピックって黒とかべっ甲みたいな暗い色が主流なんですが、
落としたら床と同化することがあるんですよね。
これだとなるほど、人間の視覚を欺いてしまうので見つからなくなってしまいます。
そこで、わたしは床の色と比べて浮く色のピックを使っていたりします(明るい色の床に対して真っ赤なピック)。
ブラウンの床なら白いピック、あとライブ向けの蓄光材入りピックを使うと
照明を切った時ぼんやり光って存在を示してくれますね。
これですこれ。結構光るので対策としてはアリだと思います。
仮説3: 定位置が決まっていない とその対策
これについて改善するのが最も効果があるので、ちょっと具体的に説明します。
企業の製造現場における、効率化手法のひとつに「3定」というものがあります。
- 定位: 「どこに」
- 定品: 「なにを」
- 定量: 「いくつ」
という基準で、常に同じ場所に同じ物を決まった量だけ置くことで
紛失や在庫切れ、探しものによる無駄な時間=生産性の低下を防止する、という考え方です。
3定とは – 5S用語集 – アスクオンライン for Business
ギターのピックの場合、例えば「机の引き出しにJAZZIIIを置く」みたいな感じで
弾かないときのピックの定位置を必ず決めておくと、練習開始時にどっか行くという現象を防止できます。
このほか、「ギター本体の2フレットくらいに1個挟んでおく」というのも有効です。
わたしの場合、「ワーキングデスクの机に7枚、E-IIの6弦側2フレットにメインのピックを1枚」を徹底しています。
数が合わなくなることもありませんし、練習の際に探すはめになることもありません。
ギターから離れた位置に置くと紛失するタイプの方は、ピックケースとギタースタンドを組み合わせて、
ギタースタンドに数枚入れたピックケースをくくりつけておくのがおすすめです。
あと、最近のピックケースはこんなふうに可愛らしいので、
スマホとか財布みたいな「自分の中では失くす確率が非常に低いモノ」と組み合わせて所持すると
失くす確率もぐっと減ると思います。
強引な対策: 大量所持
今はインターネットを使うと個人でも簡単に大量のピックを一気に買うことが出来ます。
10枚セットを10個買えば100枚ゲットです。
で、さすがに100枚パックを紛失するといえば相当なので、
少数所持と同じように「3定」を守って置けば、ちょっとくらい落としてどっか行ってもへこたれません。
まとめ
というわけで、「妖怪ピック隠し」が寄ってこないようにするためには、
- 基本→部屋、とくに床を綺麗に保つ
- 床の色と同化しないピックを使う
- 「3定」を守る
- それでも駄目なら大量に買うという力技
という心掛けや対策があるよ、という話でした。
これは「わたしはこういう対策をしたからピックを失くさなくなった」というハナシではなくて
全く失くした経験がないので、その結果からいつもやっていることを振り返ってみたというだけなのですが
意外と盲点だったら有益な情報かもしれないので共有してみました。
貴重品にくくりつけるのと同じ場所に置くのは効果があると思います。
「部屋が汚い」については、個人の怠慢ではなく性向のウェイトが大きいのを知っているので、
一概に「怠慢だ」というのが必ずしも正しくない以上、難しいところです。。。