ありんこ書房

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初心者向けギター教則本多すぎ問題と、個人的に結論した5冊

      2016/07/25

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2016年にもなるとロングセラーから最新刊まで教則本だらけなのですが、自分にあったものを少しだけ用意すればOKです。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

ギターの教則本が多すぎな消費社会

エレキギターが世に出てかなり経ちますが、2016年の現在となっても大量の教則本が出版されるというのが現状です。
既刊に加えて毎月のように新刊が現れるので、ギターをこれからはじめる方からしたら資料の洪水の中からベストチョイスをさがすという既にハードルが高すぎて心折れそうな状態になっているのではないでしょうか。

この場合、モチベーションを保つ意味でも自分にあったギターの教則本をさっさと手にして練習を開始するのが最良の選択です。
何かと消費社会は右も左も分からない初心者の方に手を伸ばしてきますが、ノウハウコレクターにだけはならないように気をつけましょう。

というわけで、わたしが実際に使っていた教則本のうち、これは使えるよ、というものをさっと共有しようと思います。わたしのギターの性質上HR/HMに寄るのですが、基本技術は共通ですので参考にしてくださいましたら幸いです。

悩み別、おすすめのギター教則本

教則本とひとことに言っても色々有りまして、まずギターとはなんぞやということころから始めるものもあれば、速弾きに特化したもの、カッティングに特化したものなど、自分のウィークポイントの補強を目的としたものもあります。
あるいはギターを使って音楽理論を覚えるなど、少し角度が違ったものも揃っています。

とりあえず、はしがきにありましたようにギターをこれからはじめる人・あるいは初級・中級者くらいの人のための個人的おすすめを目的別に紹介してみます。全て実際に使ったことがあるものです。

まずギターを始めたい→これからはじめる!! ロックギター入門

いわゆる入門書としてはロングセラーのこれがおすすめです。

まずギターの持ち方、チューニング、ピッキングの仕方などはじめの一歩からDVD動画つきで懇切丁寧に解説されているのがポイントです。ここをクリアしている教則本って中々ありません。

その上で、ギターの基本的なコード、奏法(スライドとかチョーキングとか基本は全てあります)をひとつずつ覚えていく構造になっています。とりあえずこの本をちょっとずつ進めていけば大体基本は抑えられるようになりますので、ポップスのコピーには困らなくなると思います。

入門書としてはバッチリなので特に欠点らしい欠点はないのですが、強いて言えば最後の課題曲だけやたら難しいのと(なので無理して弾こうとしなくていいです)、ピッキングハーモニクスの出し方が書いてないとかでしょうか。
その辺は以下に書くような本で補足できるので、大きく問題にはなりません。

短い時間に練習を組みたい→ギター朝トレ15分!

社会人の方なんかだとまとまった時間がとれないのですが、「時間がない」のは完全に言い訳なので毎日短い時間で必ず継続しましょう。そのための本はこれが楽です。

数小節の短いフレーズが大量に収録されており、その内容もコードワーク、カッティング、速弾きなど様々にそろっています。で、1フレーズが非常に短いのでループ再生して15分だけ延々弾き倒せば目標達成、みたいなユルさがあって非常に続けやすいです。

更に良いところは弱点を補強するプログラムが揃っているというところで、巻頭にある「この順番でやれ」みたいなページを見て、その通りにページを開いていくとスケジュールも勝手にできあがるということで、自分のウィークポイントに根ざした短時間練習ができて非常に効率が良いです。
また、そのプログラムは初心者向けの簡単なフレーズで作ったものも含まれていますので、初級者でも安心です。

欠点はたぶん絶版しちゃってるところでしょうか。Amazon見た感じずっと古本しか無いので、電子書籍にでもなってくれれば希望があるのですが。。。。

リズム感を付けたい→「ギターが下手」、原因の90%はリズム感

どこのハウツー本だよってくらい胡散臭いタイトルですが、内容は非常に参考になります。リズム感をつけたいならこれ。

速弾きとかカッティングみたいなリズムが重要なフレーズをやるときとか、速い曲をやるときに必ず壁になってくるのが「リズムが上手く合わない」という問題でして、メトロノームを使うのは基本ですがそれでも難しい物は難しいです。

そこで必要なのが練習で脳にリズム感覚を覚えこませるというものになります。しかし、それに特化したフレーズなんてどこにあるんだよ、って感じです。
それを解決するのが本書で、単弦のフレーズからコードワークまで、ひたすらリズム感を鍛えるのに特化したメカニカルなフレーズが揃っています。カッティングの本なんかもリズムトレーニングに向いていますが、メカニカルフレーズが好きなわたしとしてはこっちのほうが淡々と弾き倒せるので好みです。

一方それがこの本の欠点でもあり、とにかくフレーズがおもしろくありません。なので、「練習してる感」が苦手な人の場合はカッティングの練習本を使うのが良いでしょう。
そのような観点では以下のブログ記事が参考になりますので、読んでみてください。
初心者が効率よくエレキギターを上達させるにはカッティング練習が近道だ! | Crimson Boots

初心者だけど速弾きの練習をしたい→地獄のベーシック・トレーニングフレーズ

初心者にすさまじい速弾きは無理だ!と思ってませんか。順序を追ってトレーニングするための都合のいい教則本があります。

弊ブログでは何回も紹介してますが、この本メタルの速弾きに特化した初心者向け教則本という特異な立ち位置にあります。

最初はパワーコードちょっと鳴らすだけとか、ハンマリングのフレーズだったら5フレットと7フレットをゆっくりピロピロするだけとか、初心者向けの非常に簡単なフレーズが収録されています。
一方、後半になるとかなりガチなレガートやタッピング、スウィープが出てきます。順番に進めていくとその内できるようになっているというギミックです。

その他、他の教則本に見られない特長としては収録されているカラオケトラックが異様にかっこいいことです。完全にメタルのワンフレーズです。もちろんフレーズそのものもかっこいいので、あまり「メカニカル練習してる感」が出ないのが良いところでしょう。

欠点らしい欠点は個人的にはあんまりないのですが、先ほどの「ロックギター入門」を超えるレベルで課題曲の難易度が異様に高いので、適当なところで好きな曲のコピーを挟まないとモチベーションが落ちるかもしれません。そこだけ気をつけましょう。

ちなみにこの地獄シリーズ、iOSアプリになっています。弊ブログでは個別記事にしていますので併せて御覧ください。
→ 【 【レビュー】ギター教則本「地獄シリーズ」がスマホアプリになった!

ギターコード多すぎて覚えられない→ギターコードを覚える方法とほんの少しの理論

Amazonでベストセラーになってるので今更わたしが紹介するまでもないんですが、「ギターコードが多すぎて覚えられない」と考えている人には以下の本がおすすめです。

これ、音楽理論をちょっとだけかじることでコードを暗記せずに済む方法について述べられています。なので、バレーコードのFを押さえたら、構成音的にこの指を離したらマイナー、みたいな導出の手順を理解することができます。

異弦同音とかオープンコードにも同じことが言えて、コード構成音と運指による変形のパターンだけを覚えることでいくらでもマイナーやセブンス、テンションコードをその場で組み立てることができるようになります。
つまり、対象とする読者としては「多すぎて覚えられないという考え方をしている」、つまり運指の理屈を理解せず丸暗記しようとしている人が対象になります。

逆に言えば、DTMから入ってきて先に音楽理論の基本を理解している場合、今更過ぎる話しか書いてないので、そこを論理的に考える能力があれば不要です。おすすめしといてなんですがセールで衝動買いしたは良いものの、わたしは既に全部知ってる話でした

まとめ

数ある教則本のうち、「入門」「リズム」「コード」「フレーズ」、つまり音楽の三要素を抑えるための本と、入門書については、ここまで紹介した書籍がおすすめです、という話でした。

探すとわかるんですがコードを覚える方法の本って似たようなのが数冊出てたり、入門書も「パワーコードで弾ける!」みたいな本質を抑えることを放棄した子供騙しが少なくなかったりと、
長期的に見るとあんまり価値が無い本が本当に大量に存在しており、足元を掬うような状況に辟易しております。
本記事で紹介したやつは使ってみてとりあえず間違いないと思ってますので、悩むくらいならこの辺でとりあえず始めるのが良いです。

ちなみに本記事は観点の関係で書籍を紹介しましたが、最近はインターネットの動画講座とかブログでフレーズを上げている有志もたくさん居ますので、なんとなく買う前に「まずお金をかけないでできないかググってみる」のも重要ですね。

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