ありんこ書房

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KONTAKTさえあれば使える、フリーのギター音源3選(1つは無くても使えるよ)

      2017/07/21

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ギターの打ち込みをしたいならKONTAKTを手に入れましょう。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

ギターの打ち込み

数あるバンド楽器の打ち込みの中でも、
ギターの打ち込みは突出して難易度が高く、また手間もかかるわりにリアリティが出にくいため、
多くの場合「弾いたほうが早い」とされるものです。

その一方で、丁寧に打ち込みすると「これ打ち込みなの!?」というコメントを期待できるなど
普通のギタリストとは方向性の違ったカタルシスを得られる効果があったり、
打ち込みは元がMIDIノートなのでデータ単位の修正が容易であるなどの利点があります。

有償のギター音源

現在、この打ち込みの「めんどくささ」解消のために、
各社から色々な有償の音源が出ており、こちらは奏法がキースイッチで簡単に再現できるなど
打ち込みの手間を大きく解消した工夫が随所になされています。

例1: MusicLab

例2: Prominy

無料のギター音源はないの?

が、有償ギター音源単品で20,000円〜45,000円くらいしますので
予算がない場合諦めるしか無いのかという絶望があります

実は、そういうわけでもありません。
結論を書きますと、KONTAKTさえあれば対応する無料音源がいくつも存在します
従いまして、最低限の投資(KONTAKT)でとりあえずバンドサウンドの必要な箇所の打ち込みは充足できるといえます。

ただ、無料音源は各所に散らばっていて何がいいのかわかりにくいため、
わたしの個人的なおすすめを以下にまとめてみました。

結論を述べますと、以下の3種類だけ揃えれば大体問題ありません。

無料のギター音源

アコースティックギター: AmpleSound AGM Lite

amplesoundという音源メーカーから無料で公開されているアコギ音源です。

「AGM」という音源の機能制限版で、以下のような制限があります。

  • 4フレットまでしか使えない
  • サンプル数やヒューマナイズパターンが少ない
  • 奏法の収録が少ない

しかし、奏法の収録が少ないといってもハンマリングやプリングがあるだけで
フリーのピッキングしか出来ない音源の100倍良いですし、
音質ならMusicLab RealGuitarより良いです。
ストラミングモードもあるのでコード入力もばっちりです。

「4フレットまで」と聞くとなんだか狭い印象がありますが、
ローコードのC、D、E、G、A、バレーコードのF、Bは全て4フレットまでに指使いが収まっていますので
コードをじゃかじゃか彈いたトラックをオケに混ぜる分にはそこまで問題になりません

ちなみに記事タイトルに反して、これだけ独自エンジンなのでKONTAKTなしでも使えます

エレキギター(6弦): Clean Guitar

音源・サンプルメーカー「Samplism」から提供される、これまた無料で公開されている音源です。

Clean Guitar FREE! – Sampleism: snacks for your samplers

無料音源といえば、コードストローク(ストラム)、スライドといった、ちょっとギターらしさを楽に出せる奏法は収録されていないことが多いです。
しかし、「Clean Guitar」はその辺の奏法はしっかり収録されています。でもフリー!

・ On the left, real slides, real crunches and real fret noises!
・ Strummer function to instantly play your own rhythm!

フリー音源ですが、ラウンドロビン(同じ音に複数のサンプルを充てて、人間がやったときのようなランダム性を持たせる手法)とかフレットノイズといった「ギターっぽくする」あれこれも自動で入ってくれるようです。おかげで先程のデモのように妙に生々しく聴こえてくれます。

アンプシミュレーターも内蔵されていますが、これについては外部でプラグインを挿して音作りするのが良いでしょうね。
(参考記事: フリー音源とフリープラグインでメタルのギターリフを打ち込みするチュートリアル)

6弦のフリー音源はこれ一択じゃないでしょうか。良い時代です。

エレキギター(7弦): KMG7

こちらは個人の方が制作されている7弦ギター音源です。

KMG7 | Studio Major 7th

奏法はさきほどのClean Guitarを凌駕するほどなんでも収録されており、
キースイッチで簡単操作なところも同様です。

そしてなにより、KMG7はわたしの知る限り唯一の高機能フリー7弦ギター音源です。
7弦ギターのBの音は、フリー音源だとピッチ変えたら変な音になりますし、
何よりピッチ変更のせいでMIDIキーボードでCを押さえてもCの音が出なくなっちゃいますので
操作性としては相当根性がないと苦しく、現状不可能と言っても差し支えないとおもいます。

KMG7はこれを解消し、ローBの重低音と簡単操作でパワーコードやメタルなリードサウンドを実現できます。

というわけで、Clean Guitarが6弦の王道なら、KMG7は7弦の王道と推薦します。良い時代です。

KONTAKTのお得な買い方

さて、ここまで素晴らしい音源が簡単に揃えられるとなると、
最大の問題は「KONTAKT高え」ですね。定価50,000円します。

こればかりはどうしようもないのが正直なところなのですが、
以前別の記事でも紹介しましたとおり、KONTAKT(というかメーカーのNative Instruments)は
公式ストアで毎年サマーセールで新規またはクロスグレードが半額になります

参考(過去のサマーセールを紹介したICONさんの記事):
ICON » Native Instruments、KOMPLETEやMASCHINEへのアップデート/アップグレード/クロスグレードを半額で提供するサマー・セールを開催

単品のギター音源がひとつ2万円と考えると、抜群のコストパフォーマンスで
色々な音源が手に入るとおもえば、お得な投資といえるのではないでしょうか。

サマーセールは例年8月開催だったはずですので、いまのうちにお金を貯めておきましょう。
クロスグレードしかなかった場合は、サードパーティ音源からクロスグレードする方法もあります
(機会があって書けそうだったら別途記事書きます)。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
実はKONTAKTさえあれば意外となんでも手に入れることができます。

特にKMG7はわたしの知る限りまともに奏法表現ができる7弦エレキギター音源なので
ラウド系や最近のモダンメタルを打ち込みたいひとの場合重宝するとおもいます。

ちなみにもちろん有償音源のほうが表現や音質の幅が抜きん出ているので、
余裕が出てきたら乗り換えるのが良いとおもいます。
ちなみに余談ですが、音質はアンプシミュレーターの設定のほうが重要なので、有償無償はあまり関係ありません。

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