「STRAP RUBBER」を使えば、ロックピン無しでもストラップを完璧に固定できる
2016/11/10

ロックピンより手間もコストも抑えられるストラップ固定方法の紹介です。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。
エレキギターの「ストラップロック」、導入したいと思ったことはありませんか。
あれを使うと何かの拍子にストラップがすっぽぬけることが無くなるので、意図せずストラップが外れてギターに打痕を残したりとかしてしまうリスクがなくなります。
また、そこまでエモーショナルなプレイをしないならまだしも、例えば「ギター回し」のようなパフォーマンスをする際は安全のために必須と考えて良いでしょう。
しかし、以下のようなストラップロックピン↓
について、なんか漠然としためんどくささを感じている方もいらっしゃるかと思います。
例えば
- 換装めんどくね?
- ストラップの着脱めんどくね?
- 高いんじゃね?
などです。実際はたぶんそこまででもないんですが、本記事では敢えて「低コストで楽なストラップ固定方法」として、ハリーズエンジニアリングの「STRAP RUBBER」を紹介します。
目次
STRAP RUBBERとは?
STRAP RUBBERとは、その名の通り「ストラップにつけるラバー」です。
形でなんとなく想像がつくと思いますが、説明していきましょう。
STRAP RUBBERの外観
これ、わたしが持っているSTRAP RUBBERです。上記の紹介は円形でしたが、ハート型もあります。かわいいのでこっちにしました。
ご覧の通りシンプルなゴム製の薄っぺらい何かです。これだけだとよくわからないと思いますので、実際につけてみた画像が次節。
STRAP RUBBERをつけてみた状態
全部真っ黒なのでちょっとわかりにくくてあれですが、ストラップピン| STRAP RUBBER | ストラップという重ね方になっています。
こんな風に、ゴム製の道具をピンの間に挟むことで固定し、ストラップがピンからすっぽぬけるのを防止するというシンプルな仕組みになっています。
STRAP RUBBERの固定の仕組み
で、ゴム挟むだけで固定できるのか?と多分思うでしょうから、もう少し観察してみましょう。
ちょっと変な見せ方ですが、ストラップピンとSTRAP RUBBERを並べてみたのが以下の画像です。
ぱっと見てわかるかと思いますが、ストラップピンの直径よりSTRAP RUBBERの真ん中の穴の直径のほうが圧倒的に小さいです。
なので、装着する時はおりゃーって押し込んで穴を広げて(ゴムの伸びる力で結構広がってくれます)、ピンの内側に通したらあとはゴムの縮む力で絶対すっぽぬけなくなるので、「ストラップが外側に向かう力」には絶対負けないという仕掛けです。
実際がっちりホールドしてくれるのでロックピン並に外れなくなります。
ロックピンとくらべて何がうれしいか?
さて、ストラップロックピンでもいいのにあえてSTRAP RUBBERを選ぶとしたら、どういう理由があるでしょう?これはわたしがロックピン食わず嫌いだったということも踏まえてですが、以下のような理由で使っています。
1: 安い
まず単純に価格が安いです。
ストラップピンは2箇所ありますので、それぞれにつける2枚のセットで490円。冒頭に紹介したシャーラーのロックピンの3分の1の価格で買えます。
また後述しますがギターを何個持ってても使い回せば490円なのがうれしいところです。
2:つけかえ簡単&自在
手で埋め込むだけなので装着は圧倒的に簡単です。既存のピンにはめ込むだけなので、難しいことを考える必要がありません。
ギターを複数持っている場合、ロックピンはそれだけ換装しないといけないという点がありますが、こちらは単にハマってるだけなので別のギターに付け替えするのは当然可能です。
3:デザイン性
わたしが持っているSTRAP RUBBERはハート型だと紹介しましたが、そういう面白いデザインのロックパーツはSTRAP RUBBERが唯一無二です。
またカラーリングも豊富に揃っており、最近だとゴールドとか的当ての的みたいな3色カラーとか、ユニークなものが揃っています。
赤のハートは差し色として凄くいいので、個人的におすすめです。
気になる所
で、当然ロックピンと比較すると気になるところも1個あります。
ロックピンって金属パーツをねじ使って固定するという構造上非常に丈夫です。ピンの付け外し構造も無理のない作りになっていますので、1回取り付けたら何年も使い続けられるのは確実です。
一方、STRAP RUBBERはただのラバー製なので劣化するのは避けられないです。具体的には摩耗、酸化、熱などの要因によって擦り切れたり割れるなどの可能性です。
言い換えると安い分消耗品であるという可能性は否めません。ただし数回のライブのときだけ取り出して使う、などの運用であれば特に劣化なく使えるとは思いますので、学生さんなんかが取り急ぎパフォーマンスでギターを固定する用事がある……などの場合、十分有用かと思います。
わたしはひきこもりギタリストなのでめったに使わなくて基本的に机の中にしまっているのですが、日陰でちゃんと保管する分には劣化しません。何で持ってるのとか言わない
まとめ
ユニークなデザインでしっかりギターストラップをホールドするグッズ「STRAP RUBBER」の紹介でした。
E-IIはロックピンがついてるんですが、7弦のほうは普通のストラップピンなのでちょっと方法を考えて、めんどくさがりなのでこのような方法に落ち着いたという経緯があります。
高価なギターだとロックピンが標準装備だったりするので要らないかもしれませんが、ロックピン並の強力なホールド力があるので、持っておくと便利です。
HARRY’S ENGINEERING / STRAP RUBBER