ハードウェア機材がほしいDTMerはサウンドハウスだけ使えば良い1つの根拠
2016/03/20

サウンドハウスって実はあんまり使ったことないんですが、
最近サービスがかなり向上したので、それが本当に成果に出ているのか見てみました。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。
目次
サウンドハウスは安い!
DTM、バンドのひとたち御用たちの機材ショップサウンドハウス。
値段が業界トップの安さであることで知られています。
また、最近クレジットカード対応を再開したり、ポイントシステムを開始したり、
少し前には送料が無料になるなど、
強大な競合他社に真正面から向かっていく姿勢は凄く企業努力されてるんだなーとおもいます。
ところで、サウンドハウスのページに以下のような記述があります。
常にベストな価格をお届けするため取り扱い商品はすべて国内最低価格を保証しておりますので、お客様は安心して商品を購入していただけます。
……というわけで競合他社より必ず安いといえそうなのですが、
ちょっとイジワルして本当にその通りか比較してみました。
価格の比較検証
今回比較対象としたのは以下の4店です。
- Amazon.co.jp(マーケットプレイスを除く)
- イケベ楽器 Yahoo!店
- Rock On Company eStore
- サウンドハウス
選定理由は「最大手 vs. Yahoo!代表 vs. 最近よく見るお店 vs. サウンドハウス」としたかったからです。
また、Yahoo!代表のイケベ楽器は、「楽器・趣味・学習」部門で2010年くらいから
長いことトップストアだった実績があるためです(現在は違うようですが)。
今回の比較は、なるべく公平に見れるように以下のように商品カテゴリを指定してみました。
完全にわたしが扱い方を知っている道具に偏っていますが、個人ブログなので勘弁してください。
- シンセ
- スピーカー
- MIDIキーボード
- オーディオインターフェース
具体的な商品は主観的に選びつつ「全てのお店に置いてあるミドルレンジ以下の価格帯のもの」にします
ソフトウェアは海外のストアに誰も勝てないので今回対象外とします(一部は後述)。
(本当は国内で買い物したほうがけ〜ざい的にはいいのでしょうけれど)
価格は消費税、あとポイントが全てのストアにあるので一応差し引きます。
送料はお住まいの場所によってばらつきがあるので、本記事では省略します。
ギターも取り扱いたかったのですが、
Amazonはこの辺結構マーケットプレイスに依存しているのと、
Rock Onに楽器は置いていないのとでパスしました。
また、ギターはお店によって取り扱いブランドに大きく差があるので、
価格は比較するパラメータとして適切でないきもしました。
というわけで早速行ってみましょう。
ちなみに比較と言いつつ商品画像の貼り付けはAmazonの広告が楽なのでそれを使っています。
Amazon以外は文中にリンクを貼っています。
シンセ: KORG KROSS-61
順位(安い順) | ストア | 価格 |
---|---|---|
1 | サウンドハウス | 56,484円 + 5,648ポイント |
2 | イケベ楽器 | 56,700円 + 2835ポイント(ポイント5倍) |
3 | Amazon | 64,152円 + 6,853ポイント |
4 | Rock On | 59,400円 + 891ポイント |
イケベ楽器とサウンドハウスが僅差です。
ポイントを考慮しない場合でも、送料無料のサウンドハウスがやはり安値です。
スピーカー: YAMAHA HS5
順位(安い順) | ストア | 価格 |
---|---|---|
1 | サウンドハウス | 30,628円 + 3,062ポイント |
2 | イケベ楽器 | 30,672円 + 1,530ポイント |
3 | Rock On | 30,672円 + 460ポイント |
4 | Amazon | 30,672円 |
ほとんど同じ値段でした。
ただし、サウンドハウスは10%ポイント還元ですので
上手く利用するとお得に購入することが出来ます。
MIDIキーボード: KORG Microkey-37 Air
順位(安い順) | ストア | 価格 |
---|---|---|
1 | サウンドハウス | 13,500円 + 1,350ポイント |
2 | イケベ楽器 | 13,500円 + 675ポイント |
3 | Rock On | 13,500円 + 202ポイント |
4 | Amazon | 13,500円 |
出たばかりの製品だからなのか、全て同じ値段でした。
こちらも同様に10%という物凄い還元率のサウンドハウス一人勝ちみたいになっています。
ただし、Yahoo!ショッピングのTポイントやAmazonポイントは、
製品カテゴリをまたいで使えるメリットも有ります。
オーディオインターフェース: ZOOM TAC-2
順位(安い順) | ストア | 価格 |
---|---|---|
1 | サウンドハウス | 24,840円 + 1,987ポイント |
2 | Amazon | 24,840円 + 7ポイント |
3 | Rock On | 26,827円 + 402ポイント |
4 | イケベ楽器 | 35,820円 + 1,790ポイント |
なぜかイケベ楽器が突出して高いという結果でした。
その他は価格面では僅差ですが、例によってサウンドハウスのポイント還元率が突出しています。
サウンドハウスは本当に安かった
というわけで今回選定した機材についてサウンドハウスが最も安いという結果になりました。
価格面でも僅差で最安値のほか、何をやっても全品送料無料+ポイント高還元率という点が強力です。
社員さんの待遇にしわ寄せが行っていないか気になります。
これだけだと価格.comみたいな記事なんですが、
今回対象にしました機材をよく御覧ください。シンセを除きますと
- MIDIキーボード
- スピーカー
- オーディオインターフェース
はい、実はDTMハードウェアとりあえずこれだけ揃えればOKセットになっています。
ただし、オーディオインターフェースのTAC-2はMac専用なのでご注意ください。
価格.comを使った場合、個別の機材についてどのお店がお得なのか比較検討する手間がどうしても発生するので
そのぶん手間になるのがめんどくさいなーとおもっていました。
しかし、本記事の検証によって、
何買う場合も音楽機材は迷わずサウンドハウスだけ使って全部揃えるのが安くて手っ取り早いという結論が得られました。
らくちん!
ちなみに発送も午前中に注文したらその日に出荷するくらい早いので、
Amazonその他の競合他店と比較してサービス面でもかなり強いです。
また、ギターやマイクの知識については初心者向け講座コンテンツが充実しており、
駆け出しDTMerに寄り添っているショップとしても素晴らしいと思います。
ソフトウェアはどうすればいい?
さて、問題はソフトウェアなのですが、
開発コストを回収したら利益率が極端に高いという性質上、
ハードウェアと比較して非常に割引率の高いセールが開催される頻度が高いです。
さきほどの「DTMとりあえずこれだけ揃えればOKセット」になぞらえると、
ソフトウェアはDAWがあればOKです。欲を言えば音源。
個人的なオススメを1つずつ紹介しておきますので、よければマークしておいてください。
DAW: Steinberg Cubase Elements
わたしのつかっているCubaseはElements版という安いエディションがあり、
Pro版ではありませんが例のチート機能であるコードトラックを使用可能です。
これもサウンドハウスが比較的安いです。
STEINBERG ( スタインバーグ ) / Cubase Elements 8 | サウンドハウス
音源: Native Instruments KONTAKT
言わずと知れた有名サンプラーです。
サンプラーなんですがオマケの音源が40GBくらい付属しています。
これなんですが、普通にお店で買ってはいけません。
なぜならば、例年8月にNative Instruments公式サイトがサマーセールを行ったためです。
50%オフで購入できるのでお持ちでない方は今のうちにお金貯めておきましょう。どーせ今年もやります。
ちなみに2016年3月3日現在、これを含む大量のプラグインのバンドルKOMPLETEがセール中です。
お金に余裕があるならちょっと高いですがこちらを選ぶのが間違いありません。
注意点
1点だけ注意点があります。
サウンドハウスのポイントは30日しか期限がありません。
また、Yahoo!ショッピングのTポイントも、キャンペーン適用だと「期間固定ポイント」という制限が適用され
最悪2週間くらいで期限が切れます。
理屈は省略しますが、ポイントは「店に対する前貸し」のようなものであり
使わない限り価値が発生せず、おまけに価値が発生したタイミング(商品)によって割引率が変動する不思議な概念です。
この点ご留意の上賢くお買い物しましょう。
……もっとも、それを全て差し引いてもサウンドハウスが最安値だったわけですが。
このほか、Rock Onはこの中で唯一アウトレットや在庫セールによる超安値があり得るという点、
イケベ楽器はYahoo!プレミアムやその他限定キャンペーンを併用するとサウンドハウスを超えることがある点もあるため
時と場合によってはひっくり返ることもあります。ご留意ください。
ただし特別な理由がない限りやっぱりサウンドハウス一択です。
まとめ
裏テーマとして「仮に機材に初期投資するとしたらどうリサーチして何を買うだろう?」ということを
考えながら書いてみました。
最初はフリー環境でできるところから欲しいものからステップアップしていくのが良いとおもいます。
そして、購入する際は何も考えずにサウンドハウスだけ使ってポチるのが一番いいということもわかりました。
素晴らしい企業努力だとおもいます。ちゃんと従業員の方に還元してあげてください。