ありんこ書房

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音源を良くしたい初心者DTMerのための総合音源ガイド

   

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無料→Xpand!→KOMPLETE かなぁ、というのが今のところの考えです。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

DTMを始めてみて結構早くつっかかるのが音源どうやって調達しようという問題。
特に無料環境でいろいろ揃えた場合、フリーのVST音源を探すのはいいんですが散らかっちゃってなんだかめんどくさいことになったりしませんか。

少なくともわたしはそういう時期を経験していて、生産性の観点からこれだけ使っておけみたいなのがあれば余計な手間をかけないでさくさく音色を探せるのになーっておもっていたりしました。

現在はKOMPLETE(の付属ライブラリ)に落ち着いてますが、そんなように「総合音源をとりあえず1つ持っておく」というのは前述の手間や生産性の観点で便利ですので、本記事では価格帯別にざっくり紹介してみようと思います。

価格帯別、おすすめ総合音源5選び

それぞれ事情があると思いますので、かけられるご予算に応じて3つのバリエーションを考えてみました。

  • 無料
  • 1ドル
  • 5万

……やたら値段の幅が極端ですが理由は後述します。それでは説明していきましょう。

無料: KONTAKT Player

まずタダで揃えられる総合音源から。

とりあえず抑えておきたいのはNative Instruments社から出ている高機能サンプラーKONTAKTの機能限定版、KONTAKT Playerですね。

Komplete : サンプラー : Kontakt 5 Player | 製品

KONTAKT 5 PLAYER用50種類のプレミアムインストゥルメントを含むKONTAKT FACTORY SELECTIONが無償でダウンロード可能です。このセレクションにはKONTAKTのBand、Synth、Urban Beats、Vintage、Worldライブラリの簡易バージョンが収録されています。

500MB程度の「KONTAKT FACTORY SELECTION」という音源ライブラリが付属してきます。これは製品版KONTAKTから一部抜粋したものなので、音質は据え置きです。
異なるのは、特にサンプラー部分を使わない人の視点だと以下のような感じです。

  • 付属する音源ライブラリの容量が全然違う(製品版は43GB)
  • 「KONTAKT対応」と表記のある一部音源はPlayer版では使えない(15分で使用制限)

でもまぁそれだけですし、音源として見たらタダで500MB分のそれなりのライブラリがついてくるということで、フリー音源探しに喘いでいる貴方にとって大きな味方となることでしょう。

無料: Independence Free

無料音源をもうひとつ紹介しておきましょう。こちらもインストールすると尚の事充実しますので、当面これだけで戦えるようになります。

というわけでMAGIX社のIndependence free。名前からおわかりかと思いますが、「Independence」というサンプラーの機能制限です。KONTAKT Playerと似ていますね。

The free software sampler – Independence free

こちらはなんと2GB分の音源ライブラリが付属してきます。生音系はかなり強く、個人的には以下の音色については製品版の高い音源に引けを取らないクオリティがあると思います(抜粋なので当たり前ですが)。

  • エレキベース
  • アコースティックドラム
  • エレキギター(パワーコード)
  • パイプオルガン

パイプオルガンについてはわたしも未だにこの音源しか使わないくらい気に入ってますので、バンド楽器+アルファを揃えるならKONTAKT Playerと併せて必須と言えるでしょう。
参考: フリーのパイプオルガン音源は「Independence Free」が最強。

1ドル: Xpand! 2

さて、たぶん、DAWはReaperとか使いつつ上記のフリー音源2種を使えば、難しいこと考えなくても案外長いことやっていけることがわかるんじゃないかと思います。

しかしそれでも足りないという方はこちらの「Xpand! 2」がおすすめです。本当はもっと高い音源なんですが最近ほとんどずっと1ドルで売ってます

AIR Xpand!2 | AudioDeluxe

もともとPro Toolsというスタジオ標準のDAWの付属音源らしいのですが、VST, AU対応なのでReaperでもCubaseでもSONARでも普通に使えます。

この音源の素晴らしいところは単純にあらゆる音色が揃っていること。つまり無料環境をベースにこれだけ買い足せばしばらく音源に困らないんですよ。

音質もこの手の総合音源にしては悪くありません。

上記動画は一例で、Part1〜26まであるので、一通り視聴してみると良いでしょう。なんでも揃ってるので、無料DAWとかエントリー版DAWにありがちな「音源足りない」という問題をパーフェクトに解決することができます。

5万〜 Absolute、KOMPLETE

さて、無料音源とXpand!2で頑張ってきたとして、じゃあ総合音源の観点で次のステップアップは?と考えたときなんですが、わたしはもうKOMPLETEクラスのやつ行っちゃえYOと推しておきます。

一応、以下のように2万円〜3万円台の音源はあるにはあります。
STEINBERG ( スタインバーグ ) HALion Sonic 3 | サウンドハウス
STEINBERG ( スタインバーグ ) HALion Sonic 3 | サウンドハウス
しかし、総合音源って、たとえば「ドラム音源」のような楽器単品の専門音源より音質とか奏法の収録度で劣るんですよね。となると、どこまで行っても中途半端になってしまうのが欠点であるというわけです。

この場合、総合音源に期待するのは「そこまでこだわらない音色を手っ取り早く探して解決すること」に尽きまして、求められるのはそれなりに高い音質と最低限の奏法、そして使いやすさになります。

この観点で探した時、2万〜3万円台の総合音源って音質的にも機能的にも中途半端なんですよね。便利は便利なんですが、ここに投資してもあんまり見返りが少ないというか、だったらドラム音源のひとつでも買ったほうが嬉しいんじゃないかなーって思います。
(参考:EZ Drummer 2は初心者DTMer向けであると再評価してみる)

そこで提案しますのが上記の条件を満たせるような最上級の総合音源スイートを揃えるという選択。具体的にはSternbergのAbsoluteNative InstrumentsのKOMPLETEが良いかと思います。前者はSteinberg製音源の大体全部入り、後者はNative Instruments製音源の大体全部入りという超大規模スイートになっています。
STEINBERG ( スタインバーグ ) Absolute2 | サウンドハウス
STEINBERG ( スタインバーグ ) Absolute2 | サウンドハウス

Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) KOMPLETE 11 | サウンドハウス
Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) KOMPLETE 11 | サウンドハウス

有名所なので今更この記事で細かく説明しなくてもググったらいろいろ出てくるかと思いますが、とりあえずこれ持っとけば音源は困らないと断言できるレベルで高音質・高機能の音色が豊富に揃っています。

だからもし無料〜安価な音源でコツコツ頑張っていて、どこかで着地点を見つけたい!となった場合は、辺に中途半端な音源を買わずに、頑張ってお金貯めてKOMPLETEやAbsoluteを選択することをおすすめします。

ちなみにKOMPLETEは例年サマーセールを、Absoluteはブラックフライデーセールをやることがありますので、狙うならその時期が良いでしょう。

まとめ

「もしわたしが今からDTM始める状況だったとして、どう音源を揃えていく?」と考えたらこんな感じかなぁとまとめてみました。

その昔はがむしゃらにVST漁ってましたがとにかく非効率的でめんどくさいので、できれば総合音源さっさと手に入れてさくっと制作に入りたいですよね。

そんなケースを想定して、無料かXpand!2でとりあえずスタートして、チャンスが来たら最高のやつ……というステップアップが経済的にもよろしいのではないかと思いました。

ちなみに特に触れてませんがDAWの最上位版を手に入れて付属音源で頑張るというのも選択肢としてはアリだと思います。最近の音源はオマケでも質が高いので。

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