ありんこ書房

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自動マスタリング「LANDR」を使うなら曲単位課金よりプロプランがおすすめ

   

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使ってみてわかったのですが、殆どの場合月額プランを申し込むほうが得です。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

自動オンラインマスタリングサービスという、2mixをアップロードするとAIが勝手にマスタリングしてくれるサービスが世の中には存在します。

わたしが確認している範囲ですと、以下の2種類のマスタリングサービスがあります。

この2つのサービスの具体的な主旨については他のブログ様にお譲りします。

参考: 人工知能によるマスタリング、LANDRが日本上陸。SleepfreaksとのコラボでREMIXコンテストも実施中! : 藤本健の“DTMステーション”

さて、本記事で取り扱いますのは、LANDRを知っているという前提で「課金プランがいくつかあるけど、どれがいいかな?」という疑問にお答えするような内容です。結論を申し上げますと月額のプロプランが良いと考えます。

ちょっと文字ばっかりの記事ですが、よろしければお付き合いください。

LANDRの料金プラン

料金プラン

LANDRの料金プランは、以下のページから確認することができます。

LANDR

月額プラン

現在LANDRでは以下の4種類の料金体系が提供されています。

  • 無料
  • ベーシック – 400円/月
  • アドバンス – 900円/月
  • プロ – 2,492円/月

※いずれも年間プランで購入した場合の単価

で、このプランのうちベーシック、アドバンスはmp3ファイルを出力し放題になっていまして、プロプランのみwavを出力し放題という仕組みになっています。無料プランは回数制限付きでmp3を出力できます。

即売会でCDを作る場合や配信をする場合、mp3よりwavのほうが良いです。そうなるとプロプランが一番実用性が高いと思われます。

ただし、無料、ベーシック、アドバンスでもwavファイル出力する方法があります。以下で説明していきましょう。

曲単位の課金

ベーシックであれば999円/曲、アドバンスであれば699円/曲でwavを出力できます。ハイレゾ音源になると1,999円/曲になります。

つまり、「同人即売会などでWav音源を使う(CDに焼く)用事が年に数回あるので、月額で取られるより都度マスタリングでいいや」という場合、この曲単位の課金の仕組みが使えるということになります。

……なんですが、実際やってみたら高くついたので、わたしは結局のところプロプランをおすすめします。その理由を以下で述べます。

月額プランをおすすめする理由

理由は大きく分けて3つあります。ちなみに制作頻度が低いわたしがそう思ったくらいなので、もっとたくさん制作される読者の皆様の場合、より強く当てはまるのではないかと思います。

理由1: 比較することがあるから

これはわたしだけかもしれませんが、ミックスをA,Bと用意して、それぞれマスタリングかけてみて結果を比較するみたいな用事があります。

例えばボーカルが大きめとかギターが大きめとか、それぞれの仕上げに対してマスター音源を作って聞いてみる、みたいなことをします。

このとき、各パターンでLANDRにアップロードしてwavに起こすと、例えば2パターンマスタリングした場合、無料やベーシックだとそれだけで2,000円取られます。アドバンスでも1,400円。

対してプロプランは2,500円/月くらいですので、実は個別にwavに出力するのを複数トラックにやって5回も6回もマスタリングすると結果的にかえって高くつくんですよね。

……とはいえ、このくらいの比較なら聴き心地の差なので、MP3 320kbps(アドバンスプランなら月900円でやり放題)でもまぁニュアンスは分かります。大きな問題として顕在化してくるのは次節以降の話です。

理由2: やり直すことが多々あるから

はい、読者の方で、初級〜中級のDTMerかなーと自称される貴方はかなりその可能性が高いのですが、マスタリングを一発で決めてOK!ってなかなか難しいです。

まあ仮にミックスが上手くいってマスタリングもそこそこ思った通りになったとしましょう。
しかし往々にしてあるのが、マスタリング終わったけど後で聴いたらここが気に入らないのでミックスちょっと直したいというパターン。

実際やってみればわかりますが頻繁に発生します。こちらも都度別のミックスをアップロードすることになるので、やっぱり高く付いてしまいます。

プロプランならば、とりあえず月2,500円でそこの心配なしでいくらでもwav出力できるので、「月3回以上マスタリングを試す」ならばこちらのほうがお得と言えます。「3曲」ではなく「3回」です。以上の例のように、何回もやるパターンは容易に想定できます。

理由3: 作品の曲数によっては高くつくから

同人即売会にあわせて作っていて、制作の頻度が年2回くらい、年間20曲としてみましょう(かなり少ない方ですね)。

このとき、無料・ベーシックプランであれば999円 × 20曲 = 20,000円くらい になります。プロプランは年間29,900円ですので、10,000円くらいお得……に見えるじゃないですか

しかし、ここまでに説明したとおりミックス直したくなってやり直すのが本当によくありまして、1曲あたり平均2回くらいLANDRに投げ直すと仮定すると、さっきの見積もりも途端に倍になって40,000円、もう大して変わらんのでプロプランでいいじゃんってなりますよね。

しかもこのケーススタディ、年間20曲という少なめの見積もりでこうなので、読者の皆様におかれましては計算上ほとんど高くつくと考えてよろしいのではないかと思います。

まとめ

以上、いろんなケースを想定した場合と、実際使ってみた印象として、「無料or安いプランにしといてwavは作るときだけ都度お金出せばいいや」だとなんか高くつく可能性が高いヨという話でした。

ただ、配信オンリーの場合リスナー層には最初からmp3で届けた方が便利だったり、そもそも圧縮形式しか受け付けてないパターンもありますし、動画投稿とかSoundCloud投稿の場合mp3でも概ね目的は達成できますので、ご自分のフィールドにあわせて選択していただければよいかと思います。

LANDR

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