ありんこ書房

今日から使える創作ノウハウ。時々エッセイ。ゴシックカルチャー。

欲しいDTM機材が多いときに購入順序を上手く決めるライフハック

   

スポンサードリンク

「コンフォート原則」というものを適用します。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

以前、「機材は欲しいものから手に入れていくのがたのしいよ」という話をしました。
(参考記事: DTM機材は「ほしいもの」から | 初めて買ったモニターヘッドホンのおもいで)

で、今もその考え方が良いと思っているのですが、実は当時の記事では一点抜けていることがありました。
というのは、アレも欲しいコレも欲しい、どれから買えばいいのかわかんねーよ!という問題を解決できていないのです。

というわけで、本記事では「コンフォート原則」という考え方を使って、「欲しい機材を購入する優先順位の決め方」について軽くお話しようと思います。

コンフォート原則とは?

まず前提の共有として、「コンフォート原則」という言葉について簡単に説明します。

「コンフォート原則」とは、一言で申し上げますと長く使うものにお金をかけると快適になるよという考え方です。

具体的に

直感的にわかるかと思いますが、「たまにしか使わないものを高級にする」というのはなんだかコストパフォーマンス悪そうですよね。もっと言うと、使わないものにお金をかけるのは明らかに無駄遣いですよね。

逆に、毎日使うものはいいものを使うと、それだけ生活に寄り添うものの質が高まりますので、24時間をより快適に豊かに過ごせるようになる……のはなんとなく想像できるかと思います。

具体例をあげますと、例えば「髪は毎日乾かすのでドライヤーをいいものにする」とか、「寝るのは毎日やるし、1日の3分の1は寝ているので、寝具を高級品にする」とか、そういった感じです。

DTM機材に応用するには?

この「長く使うもの」の定義は、1週間でも1日でもいいのですが、時間や頻度などの観点から「これはかなり使うな」というものが該当します。これをDTM機材の観点から言うならば、「作業中にずっと使う/頻繁に使うもの」から選んでいけば良いということになります。

さて、それではこの「コンフォート原則」をDTM機材に適用した場合の話に移りましょう。

コンフォート原則に従うと優先順が高い機材

本来は「コンフォート原則」は生活の中の占める時間の割合の話なんですが、ここではDTMしてる間に使っている時間が長いものというニュアンスで話を進めてみます。

わたしの主観的な考えでどんなDTMerでも絶対長く使うと考えられるものについて、具体例を紹介してみました。

何をするにもパソコンが要る

はい、まずこれですね。DTMするならパソコンが必ず必要です。タブレット端末でもいいです。

で、どんなDAWにしろプラグインにしろ避けて通れないのがスペックが結構必要という問題。作業中の動作が鈍いと生産性が落ちますし、なによりイライラして思うように進まず、モチベーションが上げられません。

個人的にはパソコンのスペックに詳しくない人でも余計なこと考えなくていいのでMacがオススメです。メモリだけ増設すればあとはなんとかなります。

また副作用として、パソコンはDTM以外にも使えるので、Web制作とか動画制作とかあらゆる局面に応用が利きますし、なんとなくインターネットするときも良いパソコンを使えると非常に快適です。

というわけで、まずPC/Macを良いものにするのがいいかなーって思いました。

すべての作業はDAWに始まる

次にDAW。これはワークステーションであり、ここから全てが始まりますので無いと話になりません。

  • 録音する
  • MIDIを入力する
  • プラグインソフトを読み込む
  • 音を鳴らす

この全てがDAWから始まります。これが快適に使えないと作業のすべてに影響します。明らかに優先度が高いので、なるべく早くフリー環境を卒業したいやつです。

そうなると悩みどころはいくつかあるグレードをどれにするかという話ですね。ElementsとかProfessionalとか色々あるじゃないですか。

わたしの場合、オーディオインターフェースの付属品 or 初級版 → 最上位版にアップグレードという道筋を辿りました。コストパフォーマンスと自分のレベルからのステップアップ的にこれが一番心理的にも金銭的にもバランスが良いかなーと思います。

もちろん最高は最初っから最上位版なんですが、「コンフォート原則」に照らし合わせても最近の初級版DAWは結構高機能で快適なので、これで十分かと思います。

まず始めるとき、単品購入の場合のイチオシはCubase Elementsで、初級版なんですが目玉機能のコードトラックはしっかり搭載されています

STEINBERG ( スタインバーグ ) Cubase Elements 9 | サウンドハウス
STEINBERG ( スタインバーグ ) Cubase Elements 9 | サウンドハウス

出力は肝心→モニタースピーカー/ヘッドホン

DAWと同程度に重要と盛んに言われるのが音の出力周辺です。

「コンフォート原則」に照らし合わせても、製作中なんて四六時中音鳴らしてるようなもんですから、ここを良いものにするとより快適なDTMライフが送れるようになりそうです。

環境的な意味でも明らかで、どんなにソフトウェアが良くても出音が悪かったらこだわれるもんもこだわれないのは想像に難くありませんね。

わたしの場合はスピーカーではなくヘッドホンからスタートしたのですが、まぁまぁ楽しくDTMできてたので問題ないかと思います。

こちらもパソコン同様に副作用がありまして、DTMをするような音楽好きの方であれば尚の事なのですが、音楽を普通に聴くのにも威力を発揮します。

したがって、四六時中音楽に囲まれた生活を送っている貴方であれば、「生活全体」という観点でもコンフォート原則を適用できることになりますから、自ずと優先度が高くなります。

……さすがに900STとかでリスニングはきついかもしれませんが。わたしはAKG K240Sを最初に使いましたが、普通に音楽聴くのにもいいヘッドホンでした。

AKG ( アーカーゲー ) K240 Studio | サウンドハウス
AKG ( アーカーゲー ) K240 Studio | サウンドハウス

椅子!

さて、ここまで「DTMの作業に直結するもの」について、使用時間・頻度が高いものを考えてみましたが、皆様、よく身の回りを御覧ください。

今座ってるソレはパソコンよりDAWより使用時間が圧倒的に長くありませんか

というわけで盲点だと勝手に思っているのですが椅子、あと欲を言えばはいいものにしておくと作業の快適さが段違いだったりします。

これについては個別に1本記事を書いているので、よろしければ御覧ください。
(参考記事: DTMerが長く作業するにあたってどんな機材より重要な道具とは?)

実はソフト音源・プラグインは後回しで良い?

さて、「優先度が高いもの」については以上で説明しました。では逆に、優先度が低いものは?という話もちょろっとしておきましょう。

わたしの中の結論を申し上げますとソフトウェアプラグインです。

なぜならば、「コンフォート原則」に照らし合わせると使わないことがある、しかもその場合が多いからです。

ピンとこないかもしれませんが、つまり音源であればその音源を使うジャンルにならないと出番がありませんし、ミックス向けプラグインもEQを複数持ってたら使うものはその場合によって変化しますよね。

で、「欲しい機材の優先度を決めなければならない」程度にまだ環境が完全ではない場合、明らかに使う頻度が低いものを優先してしまうということになりますので、「快適さの変化量が小さい」と言えそうです。従いまして、後回しでいいかなーという結論になります。

DAWやスピーカーと比べるとすぐ理解いただけるかと思いますし、パソコンのスペックよりプラグインを優先してしまうとそもそもまともに動かない可能性があります。

もちろん理屈の上ではという話ですので、最終的な判断はご自身で!

まとめ

長々と書きましたが、作業時間全体で見たときにずっと使ってるものに投資するのが効率としても満足度としてもオイシイよ、という話でした。

このほかPCモニターとか周辺機器(多ボタンマウス、高級キーボード)、あとはそれこそ寝具とかで自分の生活の質を高めて生産性を上げるという選択肢もあります。

ご自分の環境にあわせて色々考えてみると愉しいですし、計画的にお金を使うこともできるでしょう。

 - 創作, 方法論, 機材 ,