【レビュー】練習環境改善のためにKORG AW-4G クリップチューナーを導入してみた
2016/07/03

機材最小限派でもどうせ嵩張るもんじゃないので持っておくのがおすすめです。KORGのがおすすめです。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。
機材最小限であればチューナーは不要という考え
巷ではギター用のチューナーが数多く出ており、ペダル型のものや
クリップタイプ、プラグタイプのものなど数多く出揃っております。
しかし、わたしは以前にも申し上げました通り機材は最小限でいいや、派なので、チューナーについてはアンプシミュレーターにビルトインされてるやつでいいじゃんという考え方でした。
参照: 【実機アンプやエフェクターは不要!PC/Macによる超コンパクトギター練習環境のススメ】
例えば、愛用のBIAS DESKTOPであれば、こんな感じでチューナー画面を読み出せば、プラグチューナーと同等の使い方ができます。
ところが、最近感じてきましたのがそれすらめんどくさいという点。具体的に何がめんどくさいのか考えてみますと
- ギター抱えてBIAS起動する
- トラックパッドに手を移動させてチューナー立ち上げる
- チューニングする
- トラックパッドに手を移動させてチューナー画面からアンプ画面に戻す
という手順であり、もっと具体的には
……というわけで、「ギターから手を話さないで練習開始までいけたらもっと楽だろう」という考えのもと、クリップチューナーを導入してみました。
KORG AW-4G クリップチューナーを導入してみた
というわけで導入してみましたのがKORGのクリップチューナー「AW-4G」。
適当なインプレッション
実はクリップチューナーを初めて購入したのですが、大きさは5cmくらいなので非常にコンパクトなんですね。
ヘッドに付けるとこんな感じでじゃまになりません。
あと、数多くあるチューナーの中でKORGのクリップチューナーが突出して良いのは視認性の高さです。高輝度のカラーLEDを採用しているので明るくても暗くてもばっちり見えます。
精度はBIASのチューナーは正直怪しいし分解能も大雑把だったんですが、AW-4Gはやはり正確です。7弦のダウンチューニングでも正確に捉えてくれます。何年もチューナーを作ってる会社だけあります。
一応機能的にはA=440Hz以外のモードなど結構多機能らしいのですが、エレキギターに使う分には説明書読まないで起動したまんまの状態で全て解決します。操作も裏の電源ボタンをONOFFするだけなので簡単でいいですね。
機材最小限環境における準備の手間削減
さて、まえがきに書きましたような「準備の手間削減できないか」?という話ですが、これが効果てきめんです。
まず手順は予想通り準備段階でトラックパッドに手を伸ばすのはアプリ起動時だけになりました。
- ギター抱える
- チューナー起動する(ヘッドにつけっぱなし)
- チューニングする
- チューナーの電源を切る
ここまでギター抱えたそのままの姿勢で実行できます。で、準備が終わったらバックトラックを延々再生してもう練習開始、みたいな感じです。非常に楽です。
いや、「たかがトラックパッドに手を伸ばす手間がなくなっただけでしょ?」とお思いかもしれませんが、毎日の練習において無駄な動作・めんどくさい動作を削減するのはかなり重要で、少しの「めんどくさい」が毎日積み重なるとそのうち習慣が崩壊してやらなくなります。
これはものぐさなわたしだけの話なのかもしれませんが、多くの人の場合でも当てはまるのではないでしょうか。非生産的な操作は無くすべきなのです。
まとめ
以上、さらなる練習環境の最適化のためにクリップチューナーを導入したら存外よかったよ、という話でした。
あと思いついたのは「ギター〜オーディオインターフェースの間にペダルチューナーを挟んで常時チューニングできるような状態にする」というものなのですが、ペダルチューナーが思ったより大きいという点と、クリップチューナーは安いというのと、AW-4Gのディスプレイがかっこいいという観点でボツになりました。
Polytune Clipの7弦対応版が出たらもっと最適化できそうですね。6弦メインの人はAW-4GもいいですがPolytuneで一気に合わせるともっと効率よくて良い感じです。