ありんこ書房

今日から使える創作ノウハウ。時々エッセイ。ゴシックカルチャー。

超不器用でも同人・バンドのCDを上手にパッケージングするための工夫

   

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これなかったら作れてなかったと思います。という必須ツールや便利素材の紹介です。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

自主制作CDのハードルの高さ

同人の世界ではもう当たり前なのであまり意識することもなくなっちゃってますが、自主制作CDというのはやたらハードルが高いです。

理由は簡単で、作るものがやたら多いからです。適当に思いつくままに挙げてもこれくらいあります。

  • 音源
  • 音源を焼いたCD
  • ブックレット
  • バックインレイ
  • CDレーベル

このうち、音源制作を主な担当とするコンポーザー的には、音源の制作や、それを収録したCDの制作はそこまでハードルが高く感じられないと思います。
しかしながら、音源と全く関係がない要素、具体的にはデザインとCDのパッケージングはかなり苦心されるのではないかと思います。
実際、インディーズとか同人を見渡すとその格差が浮き彫りになる印象がありました。
(関連: バンドマンと比べて、同人音楽のCDジャケットの完成度が高すぎる件。)

このうち、デザインという観点では、弊ブログでは以下の記事で解決策を提案しています。
関連: 絵が描けない同人音屋のあなたに贈る、それっぽいCDジャケットを作るためのヒント
関連: 絵が描けない同人音屋でもできる、それっぽいCDジャケットを30分で作るチュートリアル
関連: iPhoneアプリを使って、5分でそれっぽいCDジャケットを作る方法

さすがにこれだけ簡単に作る方法があるならなんとかなるでしょう、と思っていたのですが、よく考えたら作ったデザインを組み立てる工程が抜けています
というわけで、本記事では最後のアナログ的作業、「CDとかブックレットを組み立てるのに便利なツールとか」をざっくり紹介しようと思います。

不器用者のためのCDパッケージング

はい、表題にありますとおり本記事の対象となる読者は死ぬほど不器用な人です。わたしのように紙をまっすぐ切れないとかガイド線にしたがって切れないみたいな一般の基準から言えばおかしい人が対象になります。

まず最初に言っておきますが投資は惜しまないようにしてください
工業技術の進化によって、人間の手を使うのを最低限にしても上手くいくようにできています。不器用なのは無理に自分の手を使うからです。あなたの手は工業製品に入力するために使って下さい。

CDジャケットを作る紙: 専用のそういう用紙を使う

はい、イラレなどの画像処理ソフトにジャケット用のテンプレートがありますので、これを使って作るまではいいんですがそのとおりに切り取れるわけねーだろってなりますよね。
ということで、ハサミもカッターも使わないで手で切れる専用の用紙を使います。わたしが使ったのはこちら。

つやけしですがELECOMなどに光沢紙もありますので、たぶんそれでもいいと思います。
これ、CDジャケットの寸法にガイド線が引いてあって、点線にそって手でぴりぴり取れるという素晴らしい構造になっています。
とりあえずナナメってCDケースに上手く入らないみたいなしょうもない事件を回避することができます。

欠点は、点線をちぎるので裾がちょっとぼそぼそしがちなのと、真ん中にガイド線があるので、印刷設定はソレに合わせる必要があるという点でしょうか(印刷屋さんのテンプレートなどを流用すれば問題ない範囲ですし、Windowsであればメーカーサイトにツールが有ります)。

裏表紙はサンワサプライじゃなくてELECOMを使いました。

ちなみにヒンジがあるぶん裏表紙はジャケットの寸法より横に大きいので気をつけて下さい。さきほどのジャケットの紙を流用すると微妙に足りないのでダサくなります。

公式の寸法図(こちら)をご覧になればわかりますが、サイドの6mmがちょうどCDケースの側面の細い部分になりますので、ここにアルバムの名前とかを入れればそれっぽく仕上がります。あとは点線にそって切り取って折るだけです。
折るのもガイド線がありますのでナナメになる心配はありません。これ、かなり大きいですよ。何やっても正確に真っ直ぐ折れます。

たくさんの紙を一度に切る→裁断機で

で、1枚2枚ならさきほどの専用紙を使って点線にそって切ればいいのですが、10枚20枚になるとそうもいきません。これについては工夫が必要です。

断言します。こういうとき紙をカッターで切ってはいけません。そんなことをすると真っ直ぐ切れません。人によっては怪我します。
というわけで裁断機という工業的な物を使います。

で、Amazonを見るといろんなのがあるんですが、下記のような一刀両断するタイプのやつしか使ってはいけません

はい、お値段は9,000円と結構しますが、この半額くらいで買えるカール事務器のディスクカッターは不器用な自覚があるなら使わないほうが良いです。

理由なんですが、ディスクカッターってまとめて5枚くらい切ろうとすると一撃で全部切れなくなります。で、何度か往復すると切れてくれるのでそれでもいいんですが、わたしくらい不器用になると2往復あたりで紙がズレで5枚の切れ方が揃わなくなります

……「いやそれはおかしいだろ」って思った方は、ディスクカッターで良いと思います。が、共感された方はやめましょう。ダメ、ゼッタイ。

CDレーベル印刷→メーカーのソフトに任せる

CDレーベル印刷はプリンタメーカーから専用のツールが必ず付属しているのでそれを使って下さい。

カラリオプリンター 活用ガイド レーベルプリントでカンタン オリジナルディスク作り | 製品情報 | エプソン
キヤノン:インクジェットプリンター My Image Garden ガイド|写真プリント

ちなみにツールはCANONにしろEPSONにしろ入力画像はJPGファイルなので、イラレやフォトショから直接印刷するより画質は低下すると思われます。なのでこだわりたくなる気持ちはわかりますがいろいろと割に合わ無さ過ぎでしたのでやめといたほうが良いです。

実は、IllustratorにCD用のテンプレートを読み込んで、A4に印刷する設定をしつつ出力先をCDトレイにするという方法で、裏技的に家庭用インクジェットプリンターでも.aiのベクタファイルでレーベル印刷ができたりします。

……が、自主制作の時点で品質はある程度のラインで頭打ちしますし、まじまじとレーベルの印刷の画質を確認する人なんか居ないので、「思い思いのデザインができたら合格」として妥協しましょう。そこのこだわりを別のクリエイティブな行動に向けるほうが多分実りは多いです。

ちなみに上記の裏技は印刷イメージを打ち出す場所がなかなかCDとぴったり合わないので何回もCDとインクを無駄にするという意味でもおすすめしません。1回作ったらあとは上手くいくのですが……。

包装→専用のOPP袋で

あとは言うまでもない話ですが、キャラメル包装(市販CDのビニールのアレ)は特殊な機械が必要なので自主制作じゃ無理です。
なので、「それっぽさ」重視で同人ではOPP袋にいれるのが主流ですね。この場合もAmazonでポチればCDケースの寸法に合った袋が手に入るので、それに入れるだけでよいです。

わたしはこれの30枚入りを使いました。別に差が出るポイントじゃないので、安いやつを適当に用意すれば良いと思います。

まとめ

主に前2つが重要でしたが、CDのパッケージングをわたしのような不器用な人がやる場合、守ったほうが良いポイントは以下のような感じです。

  • CDジャケットの印刷は専用の用紙を使う
  • 用紙の裁断は点線にそって手で外すか、複数枚切る場合は裁断機(ディスクカッターじゃないやつ)で一発で切る
  • レーベル印刷はこだわりすぎないでプリンタメーカーの提供ツールでさくっと済ませる
  • 包装はOPP袋しかないです

とりあえず無用な苦労はしないで済むのはこのような感じです。その他の工夫だと「1枚の紙を折ってジャケットっぽくする」とかいろんな知恵がありますが手先が言うことを聞かないので一番簡単な方法で、かつお金で解決できるところはどんどん解決したやり方に着地します。

PC操作は頭脳労働なのでそう難しくないんですけどねー、こういうアナログ作業が駄目な人、結構いらっしゃるのではないでしょうか。助けになれば幸いです。

そうそう、肝心のプリンターはみんな高画質なのでEPSON、CANON、Brother、HPあたりで好きなの選べばいいと思います。レーベル印刷は原理的にインクジェットプリンターじゃないと無理なので、レーザーは選ばないようにしましょうね(そもそもレーザーはCDトレイ搭載してません)。

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