ありんこ書房

今日から使える創作ノウハウ。時々エッセイ。ゴシックカルチャー。

筆者が多分影響を受けている音楽3選

      2016/03/21

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ごきげんよう、蟻坂(4risaka)です。
さいきんしれっとAmazonリンク貼り始めてますが、
権利に違反しないようにモノの画像と販路を紹介するとこれが一番手っ取り早いのです。

「あらゆる創作は模倣である」

どこかで見出しのような言葉をみた気がします。

つまるところ、絵や音楽といった現代におけるあらゆる創作活動は、
過去につくられた古典〜現代に至るまでのあらゆる創作の
ある一部分を切り取って組み合わせた、いわば「模倣の集合」であるという考えです。

実際アイデアは出尽くしたところがありますし、
コード進行などは体系化されて、誰もがある程度のレベルまで簡単に作品を仕上げることができるようになりました。
したがいまして、現代に生きるどんな個性派創作家であっても
なんらかの形で過去の人間の影響の下に創作を行っていると考えられます。

そこで、わたしが自分で「偏っている」と称する音楽制作についても
きっと無意識に何らかの模倣が多分に含まれるだろう、ということで
その影響元になっているであろうバンドやユニットを考えて、3つピックアップしてみました。

影響を受けた音楽

Unexpect

Unexpectは、カナダで結成されたエクストリーム・メタルバンドです。

音源を聴けば一発で分かる通りなんだか奇妙なメタルです。
おかしなメタルといえばフォークメタルやヴァイキングメタルなど「他ジャンルと融合したメタル」が多数存在しますが
Unexpectはソプラノヴォーカル、ヴァイオリン、クワイア、グロウル、エピック、変拍子など
なんでもありの一口では語れない奇妙な表現物を一曲に詰め込んで形成しています。

変なメロディや突然の転調、変拍子、楽器構成の自由さなど
「メタルを土台にしてなんでもやっちゃう」という姿勢は
Unexpectから多大な影響を受けているとおもいます。
ただし、Unexpectは技術的にかなりレベルが高いので、わたしの場合
まだまだ修練が必要そうです。

ちなみに、紹介した音源は若干エスニックな雰囲気を含みますが、
2006年に発表した「In a fresh aquarium」はなかなかゴシックな雰囲気が強いです。

arai tasuku


arai tasukuさんは、ピアノやサウンドスケープを使いこなす不思議な音楽による表現が素晴らしいアーティストです。

優しいピアノの音と、不安を煽るような響きのノイズサウンドが特徴的です。
紹介しました動画の場合はシュルレアリスティックな映像と合わせた効果が
わたしたちの心に直接ナイフを刺しに来るような衝撃があります。

最初に聴いた時は「こんな音楽があるのか」と驚きまして、
理論や定石を逸脱しても考えを表に出す、という
表現としての目的をとらえた制作を意識するきっかけになったんじゃないかなーとおもいます。

この手の表現ですと
World’s End Girlfriend」や「Matryoshka」にも近いものを感じます。
いわゆるエレクトロニカとかノイズ、アンビエントというジャンルなのですが、
このジャンルが使ってくる音色には得体の知れない魔力があって、それがたまらなく好みです。

わたしのジャンルの基本はHR/HMですが、
ときたまこちら寄りの制作をしたくなることがあります。

今回は、その衝撃を受けた最初の作品である
「SIN OF CHILDREN」を広告させて頂きます。
動画を紹介しました「ベルの時計は壊れない」もこちらに収録されています。

Alieson

Aliesonは男女2名で構成される同人音楽ユニットです。

……が、ある日突然活動休止を宣言され、そのままサイトのドメインも失効し、
痕跡らしい痕跡がまともに残っていない状況なので、音源としての紹介はなかなか困難です
(無断転載されている音源を載せるわけにはいきません)。

わたしが影響を受けたのは、初期の幻想音楽的な部分ではなく
アルバム「ボーダーライン」以降の陰鬱なテーマとヘヴィなサウンドです。

同人音楽、とくにわたしが聴いてきた「ゴシック系」と呼ばれる界隈は
シンフォニックなサウンドと頽廃的な歌詞が特徴的であるといえますが
個人的に思ったほど陰が無いのも事実だとおもっておりまして、
そんな中Aliesonのどうしようもなく救いのない歌詞と
ひたすら重苦しい音楽性は非常に刺さるものが在りました。

ボーダーラインの他、「Need A Reason?」や「OVER DOSE」など
様々な名盤を出し続けており、今後の活躍に更なる期待があったのですが
残念ながら活動停止となり、わたしのなかでAliesonは永遠のものとなりました。

歌詞の救いの無さ、ドロップチューニングを使った重さ・陰鬱さの表現、
統一された「陰」の柱はきっとAliesonから来ているのだとおもいます。
一番紹介が長いですが、たぶんわたしの音楽の土台はAliesonが一番近いためです。

ただし、このゴシックハートは個人的には六弦アリスが引き継いでいるようにおもえます。
音楽性において六弦アリスとわたしの作風は異なりますが、
彼らの表現する世界については、なんとなく「理解る」ものがあります。

まとめ

ほかにも「あさき」さんとか「Nocturnal Bloodlust」とか
不協和音、テンポチェンジ。ドロップAといった
エッセンスの混ぜ方には多数の音楽の影響を受けていると自分でもおもっております。

が、陰鬱さと奇抜さという観点でいくと
やっぱり先に上げた3つが大きいのかなーなんて考えました。

みなさまも、自分が何故音楽制作を始めようとおもったのか?
始めたときはどんな気持ちだったのか?

などというようなことを考えながら、一旦自分のルーツに立ち戻って
今後の創作の歩みをすすめる手がかりにしてみるのも良いかもしれません。

 - 創作, 音楽