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Gravity、Master 8、V-PICKのピックを超主観で比較してみた

   

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個人的にはMaster 8 JapanのINFINIXが一番よかったです。
御機嫌よう、蟻坂(@4risaka)です。

色んなピックありすぎ問題とピック選び迷走問題

ギターのピックの世界は意外と奥が深く、その厚みや形状、材質によってさまざまなものがあります。
さまざまなものがあるゆえに、慎重に選ばないと実は演奏性に関わったりするので、これが適当に選ぶと結構めんどくさいことになります。自分にあったピックを選べると良いことですね。

さて、それで「自分にあったピック」を得るために機材オタクのわたしはものすごい種類のピックを試すという暴挙にかつて出たことがあって、今思い返すと消費社会の虜って感じだったと思います。

しかし、なんとか選択を絞って今は3種類をなんとなく使い分け、基本的にメインを1種類、みたいな状態に持ってこれましたので、
ピック選びについて考えあぐねている方のために、わたしの選んだ3種類のピックのチョイスについて利点・欠点を交えながら教えていこうと思います。

3種類のピックブランド

で、絞った3種類というのは以下のブランドです。

  • Gravity
  • V-PICK
  • Master 8 Japan

それぞれの特徴としては、①比較的新鋭ブランドであること、②HR/HM向けの硬めの材質、厚めのサイズが揃っていること、③そこそこ高いこと が挙げられます。
特にV-PICKは1,000円超えという意味不明な高級ピックですので、気になっても二の足を踏むこと請け合いです。本記事で説明しますので参考にして下さいますと幸いです。

さて、それでは順番に比較した結果を列挙してみましょう。

Gravity GSUB2P 2.0mm

まずはGravityのアクリルピック。小ぶりで硬さと厚さを兼ね備えたフォルムが特長です。

価格: ★★☆☆☆
演奏性: ★★★☆☆
バリエーション: ★★★★★
買いやすさ: ★★★★☆

わたしが使っているのは厚み2.0mmのもので、これは店頭で持ち比べた時に一番しっくり来る厚みだったためです。お値段は850円くらい。高い!
演奏性ですが、全くしならないのとアクリル製のハードな材質のお陰で刻みプレイに向いています。大きさはJim DunlopのJAZZ IIIと同じか一回り大きい程度で非常に小型です。

形状は独特で先端に向けて鋭くなっているので、ピッキングの際に引っかかるようなことはありません。ただし、アクリル製のため結構滑ります。小ぶりなのも相まってちょっと弾きにくいかもしれません。ただし後述のV-PICKより小さいおかげで非常に持ちやすいです。

その他の特徴は1.5〜6mmという厚みの強烈なバリエーションです。4mm厚以上とかピックの感触じゃありませんでした。個性派の貴方に。大手楽器店で最近取り扱ってますので全国で買えると思います。

V-PICKS Screamer 2.75mm

一部で話題になったとんでもなく値段が高いピック。わたしは2.75mmを持っています。

価格: ★☆☆☆☆
演奏性: ★★★★☆
バリエーション: ★★★★☆
買いやすさ: ★★★★★

材質はアクリル、大きさはGravityのそれよりかなり大きいです。形状はトライアングルからジャズまで豊富に揃っており、厚みもGravity以上にたくさん選べます。
「厚くて大きくて硬い」という特性からいって非常に弾きにくそうに感じられますが、実際持ってみるとこれがなかなかフィットします。

Gravityと異なり先端だけではなく側面が全体的に鋭く加工されているので、ピッキングのレスポンスの速度は折り紙つきです。ただしGravity以上に異様に滑るので個人的にはG-GRIPのようなグリップパーツが必須です。
参考: 検索 G-GRIP 「Greco G-GRIP」で実現する、指からズレない滑らない快適ギターピックライフのご提案

しかし、Gravityが台頭してきた今、差異は「大きさ」「値段」程度な気がします。その値段も1,000円以上と異様に高いので、今選ぶ理由はもしかしたら無いかもしれません。買ったの1年以上前ですし。
ただしGravityに無い大きさは人によってはアドバンテージになりえます。

Master 8 Japan INFINIX 1.0mm

最後にMaster8。個人的にコストパフォーマンス的にも性能的にも一番おすすめのやつです。

価格: ★★★★★
演奏性: ★★★★★
バリエーション: ★★☆☆☆
買いやすさ: ★☆☆☆☆

基本形状はJAZZ系ですが、JAZZ IIIより少し大きく持ちやすいです。材質は特殊な樹脂のようで、厚みは1mm程度ですが全然しならないのが特長です。つまりメタルの素早いピッキングに向いています。
また、ロゴ部がすべり止めになっているというのが結構嬉しいところで、手汗やピックの回転などの対策にも一役買っています。これだけ高機能ですが1枚あたり150円なのでそのへんのピックと変わらないお値段なのも嬉しいところ。

ただ一つ困ったことがあって、ネットで非常に買いにくいです。イケベ楽器などで取り扱いはありますが、送料がやたら高いので地方在住だとちょっと簡単には手に入らない感じです。実店舗は大体東京にしか売ってません。

また、厚みは0.6〜1.2mmで普通なので、GravityやV-PICKのような異様なピックは存在しません。あしからず。

ちなみにお気に入りなのでこれだけ個別記事があります。併せて御覧ください。
硬くて滑りにくい、ありそうでなかったピック。うわさのMaster 8 Japanのピックを使ってみた。

画像で見る大きさと厚みの比較

文章だと伝わりにくいので、画像にしてみました。直感的な理解に役立てば幸いです。

大きさの比較

左からGravity、Master8、V-PICKです。
pick1

ご覧のとおりGravityが結構小ぶり。大体JAZZ IIIと同じくらいの大きさです。それより一回り大きいのがMaster8で、最後にやたらでかいV-PICKが続きます。

厚みの比較

すみません、巧い比べ方が思いつかなかったので3つ並べてみます。オマケに鍵盤に挟むという雑な立て方です。

まずいちばん薄いMaster8(1.2mm)。正面から写すとなんだかわからないですね。1mm超えとはいえ標準的なピックの範疇です。
pick2

次にGravity(2.00mm)。この辺から側面が見えるようになります。持った時に人差し指と親指に距離を感じるので、違和感があるかもしれません。
pick3

そしてやたら厚いV-PICK(2.75mm)。
pick4

全て先端はエッジが出る加工をされているため、弦に当たる部分は0.5mm程度しかないという不思議な構造になっています(Master8だけそこまで鋭くないですが)。
従いましてこの厚みの差が大きく出るのは「持った時の感覚」と「しなりにくさ」の2点になります。ピッキングは脱力が重要なのですが、分厚いピックはしならないぶん力が逃げないので、この脱力に因るコントロールの難易度が上がります。そこは注意点ですね。

まとめ

比較しといてなんですが下手な高いピックよりMaster8 Japanがバランス取れてて最高というのが今のところの結論です。
非常にバランスが良いんですよね。欲を言うならサウンドハウスでも取り扱いしてくれたら補充も簡単になるので完璧です。

ただしGravityやV-PICKは力加減が身についていないと分厚さという癖のおかげで上手く扱えないので、これは下手さを露呈させる悪魔の機材であって、わたしがその罠にまんまとハマっているだけかもしれません。

V-PICKはいいぞ!みたいな意見とか対抗記事があったらその魅力を是非語って下さいますと嬉しいです。

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